映画感想速報
 映画のあらすじと感想をまとめ続けてきましたが、なかなか文章をまとめるのが大変で、まとめた頃には古い話になっている事も少なくありません。そこで、速報的に公開する事にしました。

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2018/12/31
「クレメンタイン」
 スティーブン・セガールが出ている韓国映画。
ちょい役だと言うのは聞いてました。
登場人物はほぼ韓国の人で、主人公は元テコンドーチャンピオンのキム。
キムはその後刑事になり、それも辞めたと言う異色のキャラで
娘を人質に取られて闇ファイトに参加する。
娘に親しくした女性が、実はキムの元恋人で
彼女は娘が死んだと思っていて、キムは彼女が死んだと思っていたと言う訳。
古いアナログ放送みたいな画質で、韓流ドラマの再放送を見せられた印象。
セガールは組織のボスかと想像してたが、最後に戦う闇ファイトのチャンピオンで
まだ太っておらず、キムの事情を知って詫びるなど、悪役とはいいがたい感じ。

2018/12/30
「15時17分、パリ行き」
 クリント・イーストウッド監督による、実際のテロを描いた作品。
テロ事件に遭遇した3人組が本人役で出演している点が話題になったが、
たぶんユナイテッド93みたいな作品になるのかなと期待して見る。
実際は3人が知り合った頃や、旅行するに至った経緯が延々と描かれる。
90分の映画で、列車に乗ったのは残り20分の所。
事件に至っては最後の10分と言う感じ。
犯人との緊迫した攻防があったとかではなくて、力でねじ伏せた印象で
結構、実験的な作品と言わざるを得ない。

「ソウ6」
 残虐な仕掛けに苦しめられる人々を描くシリーズ第6弾。
本作含めてまだあと3作あります。(現時点)
ジクソウことジョンが、癌になった際に保険金を支払わなかった保険会社に復讐。
次々殺される訳だが、ジョンは3作も前に死んでいて
死後に仕掛けを残したとしても、そんなに延々とうまく行くかしらと思わせる。
ジョンの後継者たるホフマンがも、今更ながらモンク役の人と気付く。
彼がゲームを動いているのかと言うと、そうでもなかったりして、
もうさっぱりです。

2018/12/29
「パワーレンジャー」(2017年米カナダ)
 日本の戦隊ものをあちら版にしたシリーズの映画版。
もともとは戦隊ものの特撮部分を利用し、
人間ドラマ部分をあちらの俳優で新撮したのだが
日本を上回る人気らしくて、全編あちらで新作を作ったと言う訳。
本作はメンバーが集まってチームを結成するくだりを描き、
変身できる様になるのは終盤。
ちゃんと巨大ロボが戦うシーンもあり、やる事はやってますと言う感じ。
レッド以外のキャラの特徴がよくわからないのが難。

2018/12/24
「シンクロナイズドモンスター」
 アン・ハサウェイが出ている異色な怪獣もの。
NYから故郷の田舎町へ戻ったアンは、
韓国に現れた怪獣と自分がシンクロしていると気付く。
自分のせいで犠牲者が出たとショックを受けるが、何とか騒ぎは沈静化。
ところが、同様に巨大ロボとシンクロした旧友が暴れ出す。
前半はぼちぼち面白いが、
後半は旧友のゆがんだ心情に振り回される感じで、あまりすっきりしない。

「ソウ5」
 残虐な仕掛けで人々が苦しめられるシリーズ第5弾。
本作含めて残り4話です(今のところ)。
殺人鬼ジグソウは死に、前作でもその後の犠牲者が出たが
本作でもまだ犠牲者が出る。
実は後継者である刑事がいて、それを追うFBIとの攻防がある一方で
5人の男女がゲームに参加させられると言う訳。
痛そうなシーンはしんどいが、前作よりは分かりやすい。
(前作からの鑑賞間隔が近いからかも知れないけど)

2018/12/23
「ミュータント・フリークス」
 ビルとテッドシリーズの姉妹作のような作品。
リッキーらは、有害と噂の肥料の宣伝に向かうが
見世物小屋に捕らわれて、怪物にされてしまう。
実は企業と見世物小屋が通じていて、秘密を隠ぺいしようとしていた訳。
結果的に、怪物化が進むと強力になり、企業とかを懲らしめる展開で
放射能が体に良いのではと錯覚させたゴジラVSキングギドラを彷彿させる。
ちなみに、キアヌ・リーブスが犬少年役で出ているらしいが
聞いた上で見ても、メイクでよくわからない。

2018/12/22
「デス・リベンジ ラストミッション」
 ドミニク・パーセル主演の作品。
何の事はない、1作目にジェイソン・ステイサム、
2作目にドルフ・ラングレンが出たシリーズの3作目でした。
パーセルは人さらい(殺し屋ではない気がする)だが、中世へタイムスリップ。
そこでドラゴンを操って国王を殺した悪玉と戦う訳。
悪玉な狙いもピンと来ないが、
悪玉と戦うお姫様の立ち位置も、パーセルのキャラもピンと来ない。
何で戦ってるのかよくわからない。
一番印象に残ったのは、悪玉の背中になぜか「太郎」と言うタトゥーがある点。
意味も分からずに漢字のTシャツ着てる外国人みたいです。

2018/12/16
「ナイル殺人事件」
 ポワロものの1作。リメイクされるそうです。
ムーンレイカーのロイス・チャイルズが、やな女富豪の役柄で
ナイル河を行く船上で殺される。
乗客全員が彼女に恨みを抱いていたと言ういつものパターンだが
オリエント急行みたいではない、それっぽい真相がわかる。
こちらの方が、推理ものとしては出来が良い気がします。

2018/12/15
「スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネット」
 スターシップトゥルーパーズのアニメ版第2弾。
人類は火星に住むようになっていたが、そこにバグの大群が出現。
支持率を上げようとする司令官の罠で窮地に陥るが
最後には大群を倒し、司令官を追及すると言う話。
日本製アニメで、それっぽい設定のゲームを見せられた印象。
リコはキャスパー・バン・ディーン、デイズはディナ・メイヤーと言う
オリジナルキャストが声をやっているが、カルメンは別の人。

「ソウ4」
 残虐な罠を仕掛けられる人々を描くシリーズ第4弾。
印象もあまり良くないんだけど、3作見たらノルマですな。
前作で死んだジグソウが、まだ仕掛けを残していたと言う話。
過去作に出た人たちが次々殺されると言う展開だが
過去作にどんな人が出てたかなんて覚えてないし
どういう仕掛けだとか、どういう意図かはわからないから
何が起きてるのかさっぱりわからない映画です。

2018/12/09
「サミュエル・フラーのシャーク!」
 バート・レイノルズ主演で、バート初期の作品。
小さな町に転がり込んだケインは、マラーラ教授の沈没船探索に協力。
沈没船にはお宝があって、皆が独り占めしようとする話。
基本的に犯罪もので、題名のサメは物語にさほど影響しない小道具程度。
海に落ちたら、だいたい食われると言う設定です。

「シャークネード ラスト・チェンソー」
 竜巻で巻き上げられたサメが人を襲うシリーズ最終作。
サメ台風は過去作で全世界を襲ったりしたので
本作では歴史をさかのぼっていろんな時代に現れると言う訳。
各時代でドタバタがあるが、なぜそんな事になったかの理屈はよくわからず。
設定をややこしくした代わりに、肝心のサメの暴れっぷりは抑え気味。
前作でフィンの息子をドルフ・ラングレンが演じたが
本作では別の人になっていて、その点は期待外れ。

2018/12/02
「新MR.ダマー ハリーとロイド、コンビ結成!」
 近年オリジナルキャストによる続編も作られたが、
別キャストによる前日談。
ジム・キャリーとジェフ・ダニエルズ風の俳優さんを起用し、
高校時代の彼らの出会いを描く。
2人がおバカな行動を貫きながら、結果的に校長先生の悪事を暴くと言う展開だが、
校長や優等生ジェシカも頭が良いようには感じられず。
2人が関わった特別クラスのメンバーに、デビュー直後のシャイア・ラブーフ。

「シェイプ・オブ・ウォーター」
 半魚人と女性の恋を描いた作品。
女性イライザは発声が出来ず、手話でコミュニケーションを図っていた。
清掃員として勤める研究所で、研究対象の半魚人に関心を示す。
半魚人が解剖されかねないと知り、連れ出してしまう。
最初は逃がすだけのつもりだったが、愛情を感じるように。
ラストは2人で海に去ると言う訳。
アマゾンの半魚人が恋したらと言う発想で作られたらしいけど、
終盤のイメージは人魚姫。
ラストはジャイルズに感情移入し、イライザの愛を成就させたが、
彼女との別れはやはり寂しいと言う複雑な心情に。

2018/12/01
「レディ・ガイ」
 ウォルター・ヒル監督によるアクション。
主役はミシェル・ロドリゲスで、もともとは男の殺し屋だったが
恨みを抱く整形外科医シガニー・ウィーバーに女にされてしまう。
それでロドリゲスが復讐すると言う展開。
映画の半分はシガニー目線で描かれているが
彼女の意図はいまいち理解できず、全体としてすっきりしない感じに。

「マイティ・ソー バトルロイヤル」
 マイティ・ソーのシリーズ第3作。
アベンジャーズ系の作品もあり、どこの続きだかはよくわからず。
個人的に気になるのは、ナタリー・ポートマンが出てない点、
浅野忠信らがあっさりやられた点、
ゲスト出演のハルクが、2年も宇宙の知らない星にいたと言う点。
ユニバースとしての設定が揺らいでる気がするのは、私だけか。
ソーの姉でマレフィセント風のヘラが復活。
ヘラとの対決の映画になるのかと思いきや
ソーは見知らぬ惑星の闘技場で、ハルクと戦わされる。
バトルロイヤルとはこの闘技場での戦いを意味していて
中盤の見せ場としては面白いが、物語が分裂してしまった印象。

2018/11/24
「キングスマン:ゴールデン・サークル」
 キングスマンの続編。
ジュリアン・ムーア率いる巨大麻薬組織ゴールデンサークルがキングスマンを襲撃。
大半が死亡し、前作で若造だったエグジーと教官マーリンだけが生き残る。
彼らは米国のステイツマンと言う組織と協力。
生きていたコリン・ファースも加わり、ゴールデンサークルに挑むと言う訳。
過剰に派手だったり、ちょっとグロかったりする描写は好みの別れるところ。

2018/11/23
「クリード チャンプを継ぐ男」
 ロッキーのまさかのスピンオフ。
初期のライバルだったアポロの息子がボクサーを目指し、ロッキーが指導する事に。
展開はどこかで見た感じで目新しくないが、
あくまでロッキーが主人公だったロッキー5やファイナルよりは面白い。
アドニスらが初戦の勝利祝いで見てる映画はスカイフォール。

2018/11/18
「帰ってきたMr.ダマー バカMAX!」
 ジム・キャリーとジェフ・ダニエルズによるコメディの久々の続編。
ダニエルズに、存在すら知らなかった娘がいると判明。
キャリーと2人で会いに行くが、キャリーは自分の娘かもしれないと思う。
まあ、他愛ない感じの話だが、
キャリーのパワー全開の暴れっぷりが久々に見られた点は評価できる。
娘の母親がキャサリン・ターナーだが、言われないと気付かないくらい太ってる。
また、ダニエルズの同居人はビル・マレーで、
こちらは防護服を着ていて、やっぱり言われないと気付かない。

2018/11/17
「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」
 ブリジット・ジョーンズの久しぶりの第3作。
主演のレニー・ゼルウィガーの顔が微妙に変わってる気がする点は目をつぶる。
相手役のコリン・ファースも再登場だが、ヒュー・グラントは出演せず。
事故死したとされるが、死体は見つかっていないと言うあたりに
再登場の余地を残す意図が見える。(ラストには生きていたと言う記事も)
ファースは別の女性と結婚するが離婚寸前。
愛が再燃するが、それとは別にパトリック・デンプシーとも関係してしまう。
ブリジットが妊娠するが、父親がファースかデンプシーかわからない。
互いに父親の座を巡って張り合うと言う、どこかで見たような話。
シリーズとしての重みを考えれば、ファースの方と引っ付くのは妥当だが
争うのは、急に現れたデンプシーよりもヒューの方が良かったと思わざるを得ない。

2018/11/11
「サイバー・リベンジャー」
 ピアース・ブロスナン主演のサスペンス。
ピアースは経営者で、部下エドに自宅の機器の調整をさせる。
エドはハッカーでピアース一家を覗き見た挙げ句、実際にもつきまとう様に。
追い出すと、娘がオナニーする様子をネットにばらまかれてしまう。
そこでピアースは掃除屋と言う男を雇い、対処を依頼。
拡散した情報を抹消したりするんかなと思って、
その手口に関心があったが、割にアナログな戦いになって拍子抜け。

2018/11/10
「アルプスの少女ハイジ 新しい冒険」
 ハイジのその後を描いた話。
ただし「その後」とはっきり言及はされておらず、クララは話題にも出てこない。
山には「森の人」と言う、おんじよりも胡散臭い男がいて、
ペーターが探しに行って行方不明に。
見つかるが、探しに行ったおんじ(字幕では「おじいちゃん」)がはぐれる。
死んだと断定され、ハイジはチューリッヒの金持ちエリザベスの家で住む事に。
ゼーゼマン家に行った方が良いと言う考えには及ばなかった模様。
ハイジはちょっと年齢が増してて、むしろクララと言う印象。
逆にエリザベスの方が幼くて、ハイジが正しく導くと言う展開。
冒頭からミュージカル風に歌うシーンが出てきて、
アニーも混ぜてみましたと言う感じです。
森の人が何者かは、結局よくわからない。車とか出てきて時代は現代。

2018/11/08
「パパVS新しいパパ」
 ウィル・ファレルとマーク・ウォールバーグによるコメディ。
生真面目なファレルは、妻の連れ子たちに好かれようと奮戦。
ワイルドな元夫マークが現れ、父親の座を巡って争うと言う訳。
物語はファレル中心で描かれ、
マーク目当てで見た者としては、悪役的な描かれ方に多少困惑。
でも、最後には互いに理解するので、まあまあ無難な感じにまとまってる。

「パパVS新しいパパ2」
 ウィル・ファレルとマーク・ウォールバーグによるコメディの続編。
互いに理解しあった2人だが、前作の最後にマークの妻の元夫が出現。
本作では2人の父親も登場。
それがメル・ギブソンとジョン・リスゴーと言う布陣で、
豪華なのはいいが、生真面目対ワイルドと言う図式だった前作に対し
もっと生真面目とか、もっとワイルドとかが入り込み
物語として収拾がつかなくなった印象。
母親の恋人がハドソン川の奇跡の機長なんて落ちは、どう理解して良いかわからない。

「空飛ぶ戦闘艦」
 空飛ぶ船の話。
少し過去を舞台に、その時代にしては未来的な技術を持つ一団が現れる。
一団は崇高ぽい野望を持つが、一般人の妨害で失敗すると言う展開。
ネモ船長とノーチラス号の空版と言う趣で、原作は同じジューヌ・ベルヌ。
ただ、二番煎じと言う印象は否めない。
ちなみに、チャールズ・ブロンソンが出てるから見ました。
ブロンソンは一味の秘密を探る内務省の役人で、ぼちぼちうまく立ち振る舞う。

2018/11/04
「ジオストーム」
 世界各地で異常気象が発生すると言う話。
主役はジェラルド・バトラー。
気象を制御するシステムが作られるが、これが乗っ取られて暴走。
ずいぶんセキュリティが甘いなと感じさせられる。
自然災害ものと思って見ると、意外にその描写は少なく
陰謀を阻止する為に、バトラー兄弟が走り回るシーンが続く。
さらに、最後にはアルマゲドン風になり、ごった煮と言う印象を受ける。

2018/11/03
「ドルフ・ラングレン ゾンビ・ハンター」
 ドルフ・ラングレン主演のゾンビもの。
彼が戦うのは悪霊で、ゾンビとはちょっと違う気が。
悪霊は倒した相手に憑依すると言う曲者で、自分も犠牲にならないと倒せない。
つまり、ドルフは過去に悪霊を倒した事はないと言う訳。
と考えると珍妙な感じだが、ドルフ主演作にしてはマシな方。

「ヴェノム」
☆☆☆★★

 ヴェノムと言うのは、かつてスパイダーマン3に登場した悪役だが
スパイダーマンのダークサイドみたいな風に言われ、本家を凌ぐ人気があるとの事。
以前から、ヴェノムを主役にした映画を作ると言う噂があったが
ついに実現したと言う訳。
アベンジャーズ系を劇場でコンプリートする気はあまりないんだけど
スパイダーマン系と考えると、本作は見逃せないです。

 主人公のエディは、スパイダーマン3ではインチキ記者だったが
本作ではぼちぼち知られた記者。
巨大企業に立ち向かおうとしてクビになり、落ちぶれてしまう。
実は企業が怪しい実験をしていて、それを探るが
宇宙から来た生物に寄生されてしまう。
この生物は誰にでも適合出来る訳ではなく、エディにはたまたまフィット。
一方、生物の仲間も企業のトップに寄生。
エディは、ともすると暴走しそうな生物を何とか抑えて、企業のトップと対決する訳。
悪い奴なら過激に倒しても構わないと言う発想で
ちょっと危ないカタルシスを感じさせる。
ヴェノムでシリーズ化する構想らしく、本作は顔見世感が強い。
ぼちぼちな年齢のヒロインが、なぜか膝の見えるスカートで走り回るのも印象に残る。
ちなみに、エンドクレジットの途中で、なぜかスパイダーマンのアニメが登場。
ホームカミングとは違う設定のアニメ版映画の紹介らしくて
そんな事知らんから、どう理解していいのかちょっと困惑させられた。

2018/10/28
「ダブル/フェイス」
 ニコラス・ケイジが出てるサスペンス。
主人公はアンジェラと言う女医さんで、ニコラスは自身も医師であるその夫役。
アンジェラ役はフェイスオフでトラボルタの妻役だった人で、
そう言われると本作の邦題も紛らわしい感じです。
アンジェラは子供が出来ず、ベビーシッターのケイティに代理母を頼む事に。
実はケイティは代理出産した赤ん坊を奪った過去があり、今回も同じ事を企んでいた。
アンジェラはそれに感付くが、夫ニコラスが全く役に立たないと言う展開。
最後に逆転があるが、アンジェラないしはニコラスが大活躍した訳ではない。
ちなみに、ニコラスの母親役でフェイ・ダナウェイが出ていて、
いろいろ口出しするが、結果的にすべて的確だったりする。

2018/10/27
「レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー」
 レゴの世界を舞台にした映画版第3弾。
ニンジャゴーと言うテレビシリーズもあるが、設定はちょっと違うらしい。
ニンジャゴーと言うのは、忍者とカンフーが混ざったような技を身に付けた連中で
日本の戦隊ものみたいな集団です。
が、本作で活躍するのはリーダーのロイドだけで、他の連中は誰が誰やらと言う感じ。
彼らの話をする中国人の店の店主がジャッキー・チェンで、お約束のNG集まである。
チェンは師匠ウー先生の声もやっているが、それは吹替なのでよくわからず。

「ダーク・クライム」
 ジム・キャリー主演のサスペンス。
彼は左遷された刑事で、迷宮入りとされた殺人事件を再捜査。
警察長官やらが絡んだ陰謀を暴くが、実は裏の真相があったと言う展開。
キャリーに期待したちょっと危ないキャラは封印されており、
結果的に利用された形で、消化不良な印象です。

2018/10/21
「ザ・サークル」
 エマ・ワトソン主演のサスペンス。
SNSのツールを開発したサークル社に勤めるエマは
モデルケースとして、24時間世界中に披露する事に。
最初は友達が増えたと喜んでいたが、次第にプライバシーが失われたと気付く。
過去にジム・キャリーのトゥルーマンショーとかで描かれたのと同じテーマ。
時代が進んで、ケツの穴まで見られてるようなレベルに。
SWのフィン役の人がツールの開発者として出ていて
エマに協力して、企業のトップ(トム・ハンクス)らを
ぎゃふんと言わせるかと思いきや、そこには至らないので拍子抜け。
エマがSNSの恐ろしさに気付きつつ、
スマホを捨てる事は出来ず、手に取るあたりは現代の闇を感じさせる。
なお、本作はビル・パクストンの遺作らしくて、ビルに捧ぐと最後に出る。

2018/10/20
「MEGALODON ザ・メガロドン」
 メガロドンが搭乗するアサイラム作品。
大作MEGが劇場公開され、本家がぶつけてきたと言う訳ですな。
ロシア潜水艦が沈没し、米駆逐艦が乗員を救出。
メガロドンに襲われたとわかるが、
深海でケーブルに工作していたロシアは、それを隠ぺいしようとする。
MEGで見られなかったおバカな絵面を期待したが、
米ロの思惑が交錯したような、若干リアルな設定にしたのが逆効果。
難しい題材と言う訳ですね。

「ブラッド・リベンジ」
 ちゃんとしたルーク・ゴス主演によるアクション。
ゴスの妻子が誘拐され、犯人も特定されるが
アリバイがある為に警察は釈放してしまう。
怒りを爆発させたゴスは、独自に犯人を追い詰めると言う展開。
まあ、よく聞く話なんだけど、
終盤のゴスの冷徹さは特筆すべきで、爽快と言う訳にはいかないです。

「ホテル」
 コリンヌ・コレリー主演の官能的な作品。
コリンヌ扮するパスカルは、出張に行く夫を見送り
自らも旅行に行こうとするが、便が取れていなくて、ホテルに泊まる事に。
隣の部屋に泊まる男が気になると言う展開。
なぜだか男に惹かれて激しく愛し合うが
犯罪に絡んでるらしい男が自殺すると、
あっさりパンツをはいて出て行くあたり、その心情はピンと来ないです。

2018/10/14
「アトミック・ブロンド」
 シャーリーズ・セロン主演のアクション。
彼女は凄腕のスパイで、屈強な男たちを倒す派手なアクションを見せるが、
アザだらけになる生々しさも。
スパイのリストを巡って、東西やら裏切り者やらが入り乱れる展開で、
交通整理されてないのも難。

2018/10/13
「オリエント急行殺人事件」(2017年米)
 ポアロもので一番有名な作品の再映画化。
オリエント急行で殺人事件が発生し、乗り合わせたポアロが捜査する事に。
乗員乗客は容疑者だらけで、それらを有名俳優陣が演ずると言う訳。
真相は有名なので、意外な展開と言うのは期待できず。
有名俳優の登場を楽しむのがメイン。
次回作を思わせるラストは、最初からシリーズ化を予定している感じ。

「ハイジ Heidi」(1965年西独オーストリア)
 アニメでご存知ハイジの実写版。
近年に作られた2作は、アニメ版との微妙な違いが気になったが、
65年作の本作は、結構大胆に設定を変えていた。列挙すると。。
・そもそも時代設定が現代。車や飛行機が登場する。
・ハイジは最初から山にいる。おかげで山に感激するシーンはない。
・デーテはゼーゼマン家で働いていて、山に帰る時も付き添う。
・クララはゼーゼマン家で立ち上がり、山を訪れるシーンはない。
・ハイジはゼーゼマン家の養女になりかける。
・ロッテンマイヤーさんは最後にはハイジと呼ぶ。
原作を映画化しようとした為に、近年2作は早送り的になったが
大胆にアレンジした事で、単品の映画としてはまとまってる感じ。
ハイジが山に帰ったところで終わるのも好感が持てる。

「ふたりにクギづけ」
 マット・デイモン主演のコメディ。
デイモン扮するボブと兄のウォルトは結合双生児。
。。と聞いてたから、とっつき悪いテーマかなと思って、何となく敬遠していた。
いざ見ると、兄弟は腰が引っ付いてる程度で、
なぜさっさと手術しないのかと思わせる。
俳優志望のウォルトが、ひょんな事からドラマでシェールの相手役に抜擢。
撮影で、ボブがチラチラ映ってしまうあたりが面白い。
ウォルトの人気が出たところで、ようやく手術で分離する事に。
それぞれ別行動するが、結局離れられなかったと言う訳。
意外に面白い話だったが、特殊な設定なので、作ってる感は受ける。

2018/10/08
「ザ・レガシー ep:1 失われた地底帝国の謎」
「ザ・レガシー ep:2 死者の都”ネクロポリス”」
 前後編のお宝探しもの。
トレジャーハンターのジャックは、黄金があると言うペルーの遺跡を探す。
ルーク・ゴスが出てて、横取りを企む傭兵役。
黄金を狙う一味とは別に、金市場の下落を恐れて阻止しようとする一味もいた。
おかげで話は三つ巴になり、後編はわかりづらくなってるのが難。
ちょい役の多いゴスだが、本作では出ずっぱり。

2018/10/07
「エグジット・スピード」
 リー・トンプソンが出てるアクション。
長距離バスが暴走集団に襲撃され、素人の乗客たちが必死に応戦する話。
スピードみたいな話になるんかなと想像したが、早々に廃屋に立てこもる。
主人公は脱走兵である女兵士だが、さほど活躍せず。
他の乗客も奮戦するが、割にやられていって痛快感はもう一つ。
トンプソンはマラソン経験のある乗客役で、
助けを呼びに何十キロも走ると言って出かける。
この手の話では珍しい展開と思ったが、
女兵士を追跡するフレッド・ウォード軍曹と早々に合流して、すぐに戻ってくる。

2018/10/06
「ダウンタウン物語」
 少女時代のジョディ・フォスターが出てるミュージカル風作品。
ギャングの抗争を描くが、出演者は全員子供で、パイの出る機関銃で撃ち合う。
つまり、パイ投げで争っていると言う訳。
発想は面白くないでもないが、1本の映画として見られるかは微妙。
肝心のジョディはボスのお気に入りの歌手役。
ヒロインは主人公の彼女だから、ジョディは脇役って事ですな。

2018/09/30
「オレの獲物はビンラディン」
 ニコラス・ケイジ主演による実録もの。
ニコラス扮するゲイリーは便利屋だが、愛国心の塊で、
同時に神の啓示を受けたと信じるタイプの人間だった。
彼は、ビンラディンを捕らえられるのは自分しかいないと考え
パキスタンに乗り込んで騒ぎを起こす。
実録ものだから仕方ないかも知れないけど
面白いのはその設定だけで、後のドタバタはあまり盛り上がらず。

「スコーピオン・キング4」
 毒を食らわば皿までと言うか、シリーズ4作目も見た。
マサイアスは3作目と同じ人。
相棒だったドレーゼンに、力を得られる鍵を奪われる。
ドレーゼンは王になろうとするが、マサイアスはそうはさせじと対抗する話。
マサイアスが仕える王がルトガー・ハウアーで
ドレーゼンの父である対立する王がマイケル・ビーンと言う、意外に豪華な布陣。
ちょっとしか出ないけど。

2018/09/29
「Mr.&Miss.ポリス」
 クリスタナ・ローケンが出てる刑事もの。
ロシア人が連続して殺される事件が発生。
ロシアからカザトフ少佐が来て捜査に協力。
相棒としてローケン扮するエミリー刑事が組む事に。
犯人はエミリーを脅迫してきた為、少佐は彼女を捜査から外させる。
だが、エミリーに囮になると言われ、少佐は意外に簡単に考えを変える。
。。てな調子で、よく出来た話と言う印象は受けず、アクションが派手な訳でもない。
本部長役でロバート・ダビーが出てるが、
彼が最後に事件の真相を語り出すのは困りもの。最初に言えよ。

「ザ・プレデター」
☆☆☆★

 プレデターとは地球人を狩りの対象とする宇宙人。
初登場の際はシュワルツェネッガーと戦ったが、
当時はシュワ人気全盛期で、シュワのかませ犬と言う印象も受けた。
続編はいまいちな出来だったが、彼らがエイリアンも狩っていたと判明。
それを映像化したエイリアンVSプレデターがシリーズ化。
騎士風なプレデターに微妙な魅力があり、単独作プレデターズも見たが、
本作が通算6作目。
1作目で最初にやられた兵士の人が監督で
思い入れがあるのかどうかわからんけど、まあ見ときますよ。

 と言う訳で、冒頭でプレデターの宇宙船が墜落。
凄腕スナイパーがプレデターの防具を勝手に持ち帰る。
スナイパーの息子は、防具を勝手に触って操作をマスター。
プレデターは研究されていたが暴れ出し、
拘束されていたスナイパーは逃走し、捕らわれていた兵士たちと協力して戦う事に。
落ちこぼれ兵士たちが活躍する展開はちょっと面白い。
ところが、人間側もプレデター側も2グループいるとわかり、三つ巴どころか四つ巴。
交通整理できてない感じで、大変そうと言うのはわかるが、感情移入はしづらい。
何となく落ちこぼれの活躍に重きが置かれてて、プレデター的な出番はもう一つ。
最後にプレデターキラーなる装備が登場し
続編へ続ける気満々だが、そんなヒットはしてないようで、どうなる事やら。

「アラサー女子の恋愛事情」
 キーラ・ナイトレー主演のドラマ。ラブコメと言う感じではないです。
アラサーだが子供っぽさの抜けないキーラは、恋人にプロポーズされて動揺。
たまたま知り合った女子高生クロエ・グレース・モレッツの家に居候する事に。
クロエの父であるサム・ロックウェルと恋に落ちると言う訳。
教訓があるかと言われると微妙だけど、キーラとクロエが仲良くなる設定は面白いね。

2018/09/24
「DCスーパーヒーローズ VS 鷹の爪団」
 ジャスティスリーグ公開時に
その宣伝的な意味で、鷹の爪団と共演すると言うエピソードを製作。
鷹の爪団のノリがよくわからないが、
まあジャスティスリーグの番外編として、見てもいいかなと言う程度。

「チップス 白バイ野郎ジョン&パンチ再起動!?」
 白バイ野郎ジョン&パンチの映画版。
ただし、TVとはずいぶん設定が違う様子。
ジョンは元モトクロス選手の新人警官。
パンチは潜入捜査するFBIで、ジョンの教育係に。
2人が何か品のないドタバタを繰り広げるが、
一番引っかかるのは、そもそも白バイに乗ってるシーンがあまりない点。
日本では未公開になった次第です。
エリック・エストラーダがちょい役で出ているが
ラリー・ウィルコックスが出てこないのは仲が悪いからか。

「スカイスクレイパー」
☆☆☆★★

 今年はドウェイン・ジョンソンの当たり年で、3作も作られる始末。
ジュマンジ、ランペイジと来て、本作が3作目。
いずれもそんなに頭の良い映画ではないが、ドウェインの力任せな感じが楽しめる。
本作は超々高層ビルで火災が発生し、犯罪も絡むと言う話。
タワーリング・インフェルノとダイハードをくっつけた印象だが
隣のビルのクレーンから飛び移るシーンがCMで流され
いやいや、それは届かないでしょうと思いつつ、
ドウェインなら出来るかもと言う強引さが期待できます。
MEG同様に中国資本が入ってるらしくて、香港が舞台だが
MEGのように中国映画みたいにならないかはやや不安。

 と言う訳で、ドウェインは元FBIで、爆発に巻き込まれて片足が義足に。
香港に出来た200階建ての高層ビルの保守を任される。
一味がビルの防災システムを停止させて火をつけた為、
あっという間にでかい煙突と化す。
ドウェインは一味と誤解され、警察の手を振りほどいてビルの中に入ろうとする。
隣のビルからクレーンを伸ばし、ジャンプするシーンはCMでも見せているが
残念な事に、この映画の一番面白いシーンはここ。
その後、ビルの中で一味と戦ったり、
妙な場所にあるパネルを操作する為に壁を這ったり。
最後には、燃えよドラゴンの鏡の間みたいなところで戦ったり。
それは無理と思わせるシーンも多いが、そこは割り切って見るしかない。
オープン前とは言え、こんなでかいビルに10人くらいしかいないのはお約束。
中国を舞台にしてるけど、MEGほど中国映画ぽさはない。

2018/09/23
「ハイジ アルプスの物語」
 アルプスの少女ハイジの実写映画。
2005年版もありましたが、もちろん日本のアニメが頭に刷り込まれてます。
どうしても映画はダイジェスト的になるけど、本作は早送りみたいな印象。
あっという間にクララの屋敷に行きます。
ハイジの女の子は最初違う感があったけど、意外にすぐに慣れる。
アニメ版はハイジとおんじの関係にウェイトが置かれているが
本作はクララにウェイトを置いていて、おんじは出番が少ない。
2005年版は山に戻ったハイジをおんじが拒絶するが
本作ではアニメ版と同様に抱き着く。
クララの車いすをペーターが壊すのは2005年版と同様。これは原作通りらしい。
ただし、おんじはペーターの仕業と気付いていて、そこは2005年版と違う。
ハイジが山に戻る際は、クララはハイジを追い出した形になり
ゼーゼマンもクララが山で暮らす事に反対するように、2人とも嫌な面を持つ。
クララが立つ重要シーンは、かなりあっさりした感じ。
デーテは金目当てでハイジを屋敷に渡した感あり。
チネッテは隠れて酒を飲む意外な面を見せる。
やっぱり、アニメ版のあの話数が重要で、そこは映画版ではいかんともしがたい。

2018/09/22
「スコーピオン・キング3」
 スコーピオンキングを主役にしたシリーズ第3弾。
2作目とも俳優は違います。
雇われ兵士になったマサイアスが国王ロン・パールマンに雇われ
王の弟ビリー・ゼインと戦う展開なので、意外に豪華な布陣。
ただ、マサイアスはゼインにも雇われるフリをしたりして
一本芯がある印象を受けない。
ゼインに反発する兵士にスペクターのミスターヒンクス役がいる。

2018/09/17
「ウソツキは結婚のはじまり」
 アダム・サンドラーとジェニファー・アニストンのラブコメ。
実は「サボテンの花」のリメイク。
ウォルター・マッソーに当たるのがサンドラー、バーグマンに当たるのがアニストン。
アニストンはシングルマザーで、子供たちも嘘をつく羽目になると言うアレンジも。
アニストンの浮気相手がドルフ・ラングレンと称するので
本物のドルフが特別出演するのではと思ったが、セリフに出てきただけ。
代わりに、アニストンの旧友役でニコール・キッドマンがちょっとだけ出る。
サンドラーの恋人は今風の美女で、
ゴールディ・ホーンにあった不思議ちゃん的な魅力はなくなる。
同時に、アニストンはバーグマンの堅物さもなく
普通のラブコメに収まったと言う印象。

「宇宙怪獣ガメラ」
 昭和ガメラ最後の作品。
ガメラもゴジラも途切れていた時期に、復活に挑戦したのはガメラが先。
だが、悪役に戻したり、新しい怪獣を登場させる事はせず、
過去7作をつなぎ合わせた為、名場面集的な印象は否めず。
この中途半端さゆえか、この後は平成ガメラまで途切れる。
敵宇宙人がガメラを知らず、圭一少年に聞いたりするあたりは子供向けのまま。
もともと宇宙人のバイラスは怪獣と言う扱いに。
人気のあったガメラマーチは登場せず、
ヤマトや999とガメラが共演するシーンあり。
「さらばドジラ」と言うゴジラを思わせる映画の看板登場。
ラストはガメラが自爆したように思えるが。

「ヒッチハイク」
 フランコ・ネロとコリンヌ・コレリーによるサスペンス。
2人は夫婦役でヒッチハイクするアダムを乗せる。
だが彼は逃走中の凶悪犯で夫婦を脅す。
つまりヒッチャーとかと同じ展開だが、
コリンヌが出ているせいか、裸のシーンが多めなのはお約束。
そして序盤から、ネロは妻を裏切りそうな雰囲気をプンプンさせる。

2018/09/16
「スコーピオン・キング2」
 ドウェイン・ジョンソン主演によるハムナプトラのスピンオフの続編。
主演は違う人。
戦士マサイアスは父の仇であるサルゴン王への復讐を決意する。
前作までの設定を継承しているかはよくわからず。
まあまあそれっぽい話で見せるけど、目新しくもない。
シリーズは4作目まで続いているらしい。

2018/09/15
「ヴェンジェンス」
 ニコラス・ケイジ主演のサスペンス(?)
ニコラス扮するジョン刑事は、
4人組のレイプ犯が弁護士によって無罪になりそうな事に憤りを覚える。
被害者の娘視点で描かれる面もあり、
裁判で大逆転と言う展開かなと思ったが、さにあらず。
ジョンはブロンソン的に4人を始末し始めたのだ。
ただ、ニコラス風味と言うか湿っぽい印象で、痛快感は今一つ。
悪徳弁護士と、犯人兄弟の母親をぎゃふんと言わせるシーンは欲しかった。

「ラスト・ターゲット」
 ジョージ・クルーニ主演のサスペンス。
クルーニ演ずるジャックには影の稼業があって、気付かれたら恋人でも始末。
特製の銃を組み立てるシーンがあり、
ジャッカルの日の銃のプロみたいな存在かと想像。
ところが女殺し屋が別にいて、クルーニは銃を提供する役割。
彼が引退を考え、一味に狙われると言う訳。
女殺し屋が、本来の標的をよそにクルーニを襲撃するのは妙な感じ。
そして、本来の標的は謎のまま。

「MEG ザ・モンスター」
☆☆☆

 ランペイジで巨大な動物が暴れるB級発想の映画を金かけて作ったが
古代にいたと言うメガロドンを登場させると言うB級サメ映画でお約束の設定を
これまた金かけて映画化。
それがジェイソン・ステイサム主演で、
ジェイソン対巨大ザメときたら見ないわけにはいかんでしょ。

 古代のメガロドンが現れ、大暴れすると言う展開。
世界で最も深いマリアナ海溝の、その下に隠された海があると言う設定で
そこを探検した為に道が出来て、生きていたメガロドンが出てきてしまったと言う訳。
金をかけてるせいか、前半はもっともらしい設定を裏付ける描写が続き
B級展開を期待する者からすると、ちょっとイライラさせられる。
序盤の潜水艇に元妻が閉じ込められた事から、
救助のプロであるジェイソンが助けに来る。
メガロドンが現れ、関係者は退治せねばと言う事に。ジェイソンもそのまま協力。
いろんな手でメガロドンを倒そうとしたりとか、
倒したサメが一番大きい奴でなかったりとか、やってる事はジョーズと同じ。
B級もので出てくる、戦艦にかみついたりするような
巨大ゆえのバカバカしい絵面が出てこない。それを期待したんですけどね。
それよりも気になったのは、中国資本が入ってる映画ゆえか
結構中国寄りの話になっている点。
ジェイソンと恋仲になるヒロインが中国人なのは大目に見るとしても、
終盤に襲われる海水浴場も中国で
芋を洗うような大混雑ぶりで、水着の女性もアジア体形でそちらの見せ場にならず。
中国映画にジェイソンが招へいされたと言う印象です。

2018/09/09
「12hoursDEA 特殊部隊」
 メキシコからの国境越えをめぐるサスペンス。
メキシコ旅行したマイケルは、恋人オリビアを拉致され、麻薬の密輸を強要される。
空港職員とかでもない普通の米国人マイケルに任せるメリットは感じないけどね。
マイケルは知り合った置き引き集団の助けで密輸に成功するが。。と言う展開。
安易な作りだけど、期待しなければまあまあ面白い。
ところでルーク・ゴスが出ているから見たけど
終盤にDEAの捜査官としてちょっと出るだけ。この人はこういうのが割に多い。

2018/09/08
「女ガンマン・皆殺しのメロディ」
 英国版の西部劇。主役はラクエル・ウェルチ。
ウェルチ扮するハニーは、3人組の強盗に夫を殺され、自らもレイプされる。
復讐を誓った彼女は、賞金稼ぎのロバート・カルプに銃を教わると言う展開。
カルプがあっさり殺され、初心者のはずのハニーが次々倒していくと言う訳。
3人組のリーダーはアーネスト・ボーグナインで、
鍛冶屋がクリストファー・リーと言う、ぼちぼち豪華な布陣。
ウェルチが主役とあって、
何だかセクシーな話になるのかなと思ったが、そこは期待外れ。

2018/09/02
「ネバダ・スミス」
 スティーブ・マックイーン主演の西部劇。
マックイーン扮するマックス、別名ネバダ・スミスは、両親を3人組に殺される。
一味はマックスを知らないので、1人ずつ見付けだして復讐を遂げる展開。
3人組にはカール・マルデンやマーチン・ランドーがいる豪華な布陣。
役柄的には若造の役で、大脱走とかより後のマックイーンにはやや違和感があるが
まあまあ面白い。

2018/09/01
「サボテンの花」
 ゴールディ・ホーンがアカデミー賞を取ったと言う作品。
主役はウォルター・マッソーとイングリット・バーグマン。
歯科医マッソーには娘の様な恋人ゴールディがいたが、
ゴールディはマッソーが既婚だと誤解していた。
そこで、離婚する今の妻としてバーグマンを紹介。
その結果、ドタバタがあって、登場人物たちがあるべき位置に落ち着くと言う訳。
今で言うラブコメで、マッソーやゴールディは違和感ないが
バーグマンもこういうのに出てたんだねと言う点は意外。
ゴールディは後の作品とはちょっと雰囲気が違うが
不思議ちゃんの元祖の様なキャラで、人気が出たのも理解できます。
映画を思い出す時に、頭の中に小田和正の歌声が聞こえるのはご愛敬。

2018/08/26
「アンツ・パニック 巨大蟻襲来」
 巨大蟻との戦いを描く話。
元ネタはゲームらしいです。
オタク青年らが、砂漠の廃虚となった施設で巨大蟻を見付ける。
巨大蟻は人々を襲うが、オタク青年らが意外な活躍を見せると言う訳。
どこかで見た印象はぬぐえません。

2018/08/25
「スモール・アパートメント ワケアリ物件の隣人たち」
 ボロいアパートをめぐる珍騒動を描く話。
主人公ウイリアムはブリーフ姿でウロウロする輩で、そもそも変わり者。
家賃取り立てに来た大家が事故死してしまい、死体を始末しようとする。
緻密な計画が1点のミスで失敗する話はよくあるが、
本作の場合は、どう考えても失敗する計画が、1点の偶然で成功してしまう展開。
その偶然が起きた時に、ああ、成功させる話なんやなとわかってしまう点が弱い。
隣の住人がジェームズ・カーンで、刑事役がビリー・クリスタル。
なぜ見たかと言うと、ドルフ・ラングレンが出ているからで、
主人公の兄が入れ込んでる怪しげな博士役。

「レンブラントの夜警」
 レンブラントが有名な「夜警」を描く話。
レンブラントはモデルとなる人々を取材するが、彼らの裏の顔を知る。
そこでそれを描くが、反発を受ける。。てな話らしい。
映画では、いつの間にか取材は始まっており、それが終盤まで続く「始まらない話」。
どのあたりがモデルたちの裏の顔で、それが作品のどこに描かれたかはわからない。
それがなぜバレて、レンブラントがどの様に左遷され、
だが後に作品が評価されたかもわからない。
総合して言うと、よくわからない映画です。

2018/08/21
「The Lady アウンサンスーチー 引き裂かれた愛」
 アウンサンスーチーの人生を描いた作品。
ちなみに姓名と言う訳ではないので、「・」は付けなくて良いそうです。
愛称スーは、ビルマ建国の父アウンサン将軍の娘で
圧政を敷く軍に対抗する為に祭り上げられる。
当初は消極的だったスーだが、次第に使命感に燃える様に。
軟禁されたり、解放されたりするが、出国すれば2度と入国はかなわない。
夫マイケルは英国で癌になるが、再会よりも使命を優先させる。
ミャンマーの民政復帰前に製作された映画なので政治色は強いが
後半はちょっと単調かも。

2018/08/20
「アヴェ・マリアのガンマン」
 マカロニウェスタンの一作。
セバスチャンと言う男がラファエルと言う男を助ける。
セバスチャンは幼い頃の記憶を失っていたが、彼らはどうも兄弟らしくて
町には彼らの母親や妹もいて、母親が男と結託して父親を殺したらしいとわかる。
実はぼんやり見ていたのか、ここらへんの事情がいまいちわからず
一番困るのが、セバスチャンとラファエルの区別がつかない点。
最後にいろいろ倒して、2人で町を去ると言う展開で、
狙い通りだったのか、そうでもないのかよくわからない。
実は、彼らの母親役でルチアナ・パルッツィが出ているので見た。
前に見たちょっとエロいのが良かったので期待したが、何かピンと来ない役柄。

2018/08/19
「ウディ・ガスリー/わが心のふるさと」
 ボブ・ディランに影響を与えたと言うウディ・ガスリーの話。
主演はデビッド・キャラダイン。
世界恐慌で仕事のない看板屋ウディは、
列車のただ乗りやヒッチハイクでカリフォルニアへ。
そこでも仕事はなく、仕事にあぶれた者のキャンプで暮らす。
そこへ慰問に来た歌手に認められ、自身も歌うように。
だが、組合の必要を訴えたりする内容で、スポンサーに煙たがられる。
ヒッチハイクとかするくだりは面白いが、
組合の所はちょっとまだるっこしく、権威を見返させる痛快感はない。

2018/08/18
「ワイルド・マックス」
 リンカーンことドミニク・パーセルが出てるサスペンス(?)。
冒頭にドミニクと妻が島を訪れ、危なそうなスティーブン・ラングと対面。
ラングが悪役なんやなと思わせるが、その後描かれるのは第3の人物とその妻。
休暇で島を訪れた夫婦は、荷物を盗まれてしまい、ラングの仕業だと考える。
実はドミニク夫婦が犯人だったと言う訳。(ラングはいい人だった)
そこの意外性は良しとして、陰謀とか企みとかは感じさせず
たいしたアクションもなく、一味は倒される。
邦題はワイルドスピードとマッドマックスを混ぜたバッタもん感をにおわせるが、
そもそも車は登場しない。

2018/08/17
「ヒトラー〜最期の12日間〜」
 ベルリン陥落直前のヒトラーとその周辺を描く。
ヒトラーの秘書だったユンゲが狂言回し的になっているが
彼女が与り知らないはずの、ヒトラーや側近たちの描写もある。
ベルリンは陥落寸前で、側近たちも敗戦は避けられないと考える。
それはヒトラーも同様だったが、彼は降伏するなら自決すると言う考えで
側近の一部もそれに同調した為、独国内部がまとまらず、泥沼を突き進む。
現実から目をそらし続けるゲッベルス一家が印象的で、
最後に夫人が子供たちに毒を飲ませるシーンはトラウマもの。
ヒトラーの遺体は見つからなかったとされるが、その説明もある。

「エル・シド」
 チャールトン・ヘストンによる歴史もの。(休憩のあるやつ)
ヘストンはスペインの英雄ロドリゴ、別名エル・シドを演じる。
ロドリゴは考え方の違いから王と対立。
さらにロドリゴを反逆者だと責めた父親を殺した事から、
妻ソフィア・ローレンに恨まれる。
それに対してロドリゴは、次の戦に勝ったら汚名返上と言う力技を繰り返すと言う訳。
最後には伝説的な存在になるが、波乱万丈かと言うと微妙な気も。

2018/08/16
「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」
 カリブの海賊をモチーフにしたシリーズ第5弾。
主人公ジャックはジョニー・デップ。
最初の3部作に出たオーランド・ブルームとキーラ・ナイトレーが再登場するが
ちょっと出るだけで、代わりに彼らの息子がジャックと組む事に。
ジャックを恨む幽霊や、毎回登場するバルボッサ、さらには英国軍とかが入り乱れ
何が何だかよくわからない中、もう一組の親子がいるとわかったりして、
大変そうだけど、実は大した事していないような気もする。

「SAYURI」
 日本の芸者を描いた小説の映画化作品。
女性陣はチャン・ツィイー、ミシェル・ヨー、コン・リーと言う日本人でない布陣。
男性陣は渡辺謙と役所広司と言う、いつもの面子。
チャン・ツィイーがさゆり役で、幼い頃に売り飛ばされて芸者に。
渡辺謙と知り合い、彼に惹かれる様に。
その後、芸者同志の争いやら、役所広司の工場の立て直しやらに巻き込まれ
渡辺謙になかなか近づけないと言う訳。
芸者の描写が正しいのかどうかよくわからないけど
良く知らない世界の女性が、振り回された挙げ句に恋を成就させると言う話。
設定が良くわからないので、感情移入はしづらい。

「アポカリプト」
 メル・ギブソン監督によるマヤ文明の部族を描く話。
主人公ジャガーは、とある部族のリーダー的存在。
ある時、別の部族が襲撃し、虐殺されたり、捕らわれたりする。
ジャガーはいけにえにされかかり、何とか逃れるが、今度は追い回される。
そんな描写が延々と続いて、物語的には面白みに欠ける。
ラストに白人の船が現れるのが唐突な感じで、
マヤ文明の滅亡を示唆してるんだろうけど、ちょっと狙いがわかりづらい。

2018/08/15
「蒼い衝動」
 イタリア映画っぽいちょっとエッチなコメディ。
主人公ロジェ少年は、休暇か何かで屋敷で過ごす事に。
設定は良くわからないのが、そこには母や叔母や妹やメイドやら女性ばかり。
おまけに、戦争で男たちがいなくなり、
ロジェが女性たちの相手をしまくると言う訳。
序盤は初心だったロジェが、後半は別人の様になって調子が狂う。
クロディーヌ・オージェが出ているので見たが、ロジェの母親役で、裸とかはない。

「華麗なる激情」
 チャールトン・ヘストンがミケランジェロを演ずる話。
冒頭にミケランジェロの一生を軽く語られるが、
本編はシスティーナ礼拝堂の天井画に取り組んだ様子を描くのみ。
レックス・ハリソン演ずる教皇に命じられて、
断ったりクビになったりを2時間半かけて延々と描く。
そんなにつまらなくはなかったけど、二度見るのはつらいかも。

「ケイト・レディが完璧な理由」
 サラ・ジェシカ・パーカー主演のコメディ(?)
サラはキャリアウーマンだが、その為に夫や子供が犠牲に。
最後に反省して、家庭を顧みると言うどこかで見た話。
そのどこかで見た感が半端なくて、目新しさはない。
実はピアース・ブロスナンが出てるので見た。
サラの仕事相手役で、夫がいる事を承知で誘ったりするので、割に悪い人。

「ドリーム」
 NASAの宇宙開発に貢献した黒人女性たちを描く。
米ソが宇宙開発で競争していた時期。
座標とか再突入のタイミングとかいろいろ計算する必要があるらしいんだけど、
生まれたばかりのコンピュータはまだ頼りにならず、もっぱら手計算。
NASAでも白人やら男性やらが取り仕切ってる時代で
計算が一番得意なキャサリンは黒人女性だったと言う訳。
彼女を登用する為に、いろんなルールが改正されていくという展開はなかなか痛快。
ただし、最高責任者であるケビン・コスナーが、最初から差別しない人だったので
そこの考えを変えさせたと言う所までは行かず。
同様に黒人女性初の。。と言う仲間が出てくるけど、
もっぱらキャサリンの話がメイン。

2018/08/12
「ジョン・ウィック:チャプター2」
 キアヌ・リーブスが無敵の殺し屋に扮したシリーズ第2弾。
引退状態のキアヌは、借りのある犯罪組織のボスに依頼され、彼の妹を殺害。
これによって権力を得たボスに命を狙われると言う展開。
陰謀はどこかで聞いた感じ。
キアヌは撃たれても平気で、敵は1発ずつでやられるので、ハラハラ感はあまりない。
ラストでキアヌは殺し屋組織の掟を破った形となり、追放されて後ろ盾を失う。
続編ありきと言う事っすね。
生き延びた女殺し屋がちょっと魅力的で、続編にも出るらしい。

2018/08/11
「キックボクサー ザ・リベンジ」
 ジャン・クロード・バン・ダムの出世作のリメイク版の続編。
前作の主人公カートは、最強の格闘技王者として評判に。
クリストファー・ランバートが妻を拉致し、闇ファイトの王者と戦わせる。
表で最強の彼も、裏の王者に歯が立たないと言う訳で
師匠バンダムや刑務所で知り合ったタイソンの特訓を受ける。
それでも苦戦した末に、何とか勝利。シリーズはまだ続けるみたいです。

「カーズ/クロスロード」
 車の世界を描いたアニメ第3弾。
第2弾はスパイを描いていたが、本作では初心に戻ってレースの世界へ。
主人公マックイーンは旧世代と呼ばれ、
新世代のレーシングカーに勝つために特訓を受ける。
つまり、ロッキーシリーズの後半の作品と同じ発想。
ただし、単純にマックイーンが勝利しないあたりは、ちょっとひねってる。

2018/08/10
「チェイサー」
 ハル・ベリー主演によるアクション。
彼女は母子家庭の母で、仕事の合間に息子を連れて遊園地へ。
だが、ちょっと目を離したすきに、息子がいなくなってしまう。
謎の男女に息子が拉致されたと気付き、必死の追跡を展開すると言う訳。
男女は国際的誘拐組織とわかるが、
ビジネスでやってるなら、もう少しばれにくいやり方があるはず。
追うハルの方もやみくもに追っている印象で、もう少し確実な方法があるはず。
外で男を倒した後に、男の家を探し出したら、息子が無事でいたりして
終盤はかなり都合が良い。

「マンハッタン花物語」
 クリスチャン・スレイターと
メアリー・スチュアート・マスターソンによるちょっと前の恋愛もの。
メアリーは仕事の虫で、花屋クリスチャンに匿名の花を届けられる。
実は花を贈ったのは一目ぼれしたクリスチャン自身で、2人は恋に落ちる。
その後、くっついたり離れたりするが、あまり派手な展開はない。
クリスチャンって、当時はこういうキャラだったんだね。

「リメンバー・ミー」(2010年米)
 去年ヒットしたアニメじゃないです。
ピアース・ブロスナンが出てるから見た、ちょっと前の作品。
主演はロバート・パティソンとLOSTのクレア。
パティソンは暴行を受けた刑事に仕返ししようと、その娘に接近。
結局恋に落ちると言う展開。
刑事役がクリス・クーパーで、パティソンの父がピアース。
どちらも親子の問題もあったりして、恋愛シーンだけではない。
いろんな人間模様を描くって事なんかなーと思っていたら
終盤に意外な展開が。思わず「えっ!」と声が出てしまった。
良しにつけ悪しにつけ、登場人物間の様々な想いが絡み合っていたが
その一辺が突然断ち切られると言うラストはなかなかの衝撃度だが、
映画全体が面白かったかと言うと、そうでもない。

2018/08/05
「サイレント・ワールド」
 ディーン・ケイン主演のSFアクション(?)
彗星の衝突で氷河期が到来。
生き延びた連中は、何者かが怪ビームを発していると知って調査する事に。
ケインは離ればなれになった妻子を探す為に任務に参加。
この任務をめぐる攻防が物語の中心で、
氷河期やら妻子やらにはさほど重きが置かれない。

2018/08/04
「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」 ☆☆☆★★

 聞くところによると、007をやりたかったトム・クルーズは、
英国人でない為に断念し、TVのスパイ大作戦に目を付けたとの事。
テーマ曲やらを拝借するものの、設定は結構変えてて
TV版のファンとして、違うんじゃない?と当初思わさせられたもの。
だが、4作目くらいになってようやく、別物と理解し
これはこれで面白いと思うように。
トムが年甲斐もなく体当たりなアクションを披露する点も見どころになり
本作では足を折ったと言う話も。まあ、見ますよ。

 本作は前作の話の続きになっていた。単発で見ても支障はないですが。
前作で敵シンジケートは倒したかに思えたが、残党がプルトニウムを入手。
トム・クルーズ扮するイーサンは、
一味と取引するフリをしてプルトニウムを奪おうとするが、
金を奪われて、プルトニウムも入手できない失態を犯す。
そこで、前作で捕らえたシンジケートのボス、レーンとの交換を持ち掛け、
レーンは渡さずにプルトラウムを奪還しようとする。
縄張り争いするCIA(IMFとは別組織らしい)は、
お目付け役としてヘンリー・カビルをつける。
カビルはスーパーマンも演じてるが、ナポレオン・ソロも演じてると言う因縁あり。
ここへ前作で組んだイルサや、謎の仲介役の女性に加えて
イーサンの元妻ジュリアが、3作ぶりにまともに登場。
だましたとかだまされたとかが繰り返され、
私だけかも知れないけど、女性3人の見分けがつかないと言う困った問題も。
よく意味は分からないまま、骨折したシーンを含めて派手なアクションが連続。
終盤に来て、核爆弾が爆発しそうになると言う、
スパイ映画の王道的展開になって、ようやく、おっ!と思わせたが
最後の対決がちょっとしつこい印象で、もう少し短くした方が盛り上がった気がする。
それにしてもトムの全力疾走って、何かリアル感を損なうんだよね。

2018/07/29
「トランスフォーマー/最後の騎士王」
 シリーズ第5弾。マーク・ウォールバーグになっての第2弾。
何やら金属生命体は昔から人類の歴史に関わってきたと言う設定が判明。
つながりがよくわからないけど、
金属の女王みたいな輩が巨大な物体を落とそうとして、人類全滅の危機に。
マークが走り回ったり、
相変わらず見分けの付かないロボが戦ってる内に解決すると言う訳。
米国だけでは製作費を回収できなかったらしく、一般の観客も飽きてるっぽい。

2018/07/28
「ブレードランナー2049」
 ハリソン・フォードによるSF作の30年ぶりの続編。
前作はうどん屋が印象に残ったけど、物語は暗い感じだった気がする。
主役はライアン・ゴズリングで、ハリソンも前作と同役で再登場。
ライアンは自身もレプリカントである捜査官で、
レプリカントによる繁殖の秘密を追うと言う訳。
ハリソンは汚染地区とされる地に生きていて、存在を脅威に感じる連中に狙われる。
ハリソンがレプリカントか否かはよくわからないけど
ひょっとして人間は出てないんじゃないかと言う気がしてて
何が脅威なのやらピンと来ないけど、もう1作作ると言う話もあります。

2018/07/22
「ジュラシック・ワールド/炎の王国」
☆☆☆★★

 現代に恐竜が蘇ったと言う設定のシリーズ第5弾。
第3弾まで続いてしばらく間が空き、ジュラシックワールドとして復活。
その続編と言う形です。
もともと恐竜の復活には遺伝子操作があったのだが、
本来の恐竜に似せると言う暗黙の了解があった。
ところが、どうせ遺伝子操作するんだから、架空の恐竜作っちゃえと言う流れに。
本作では、火山活動であの島が消滅の危機に。
恐竜もの+火山ものと言う事なのかと期待するが、
後半は島が舞台ではないと言う噂も聞く。まあ、見ない事はないんですけどね。
せっかくなので4Dで見てみます。

 予備知識なしに見たけど、本作は大きく2部構成になっていた。
前半は見る前に予想していた、恐竜もの+火山ものと言う見せ場。
後半は、遺伝子操作の脅威を描いている。
いろんな種類の恐竜を島から持ち出した連中は、金持ち相手に競りにかけ始める。
だが、やりすぎて収拾がつかなくなると言う展開。
遺伝子操作はずっとしてきたけど、明確に疑問を投げかけたのは初めてっぽい。
そして個人的には、怪獣総進撃の恐竜版と言う印象を受けた。
島からいろんな種類の怪獣を持ち出し、操ろうとした輩が出現。
だが怪獣は制御できなくなり、持ち出した連中がやられる。
さらに、怪獣の中でも悪い奴が暴れ、比較的良い奴が倒す。と言う流れすね。
前半の見せ場の派手さに比べると、
後半は予定調和みたいな印象ぽくて、意外性は今一つ。
だが、結果的に大量の恐竜が都市に接近する事態に。
ロストワールドでもTレックスが都市に現れたが、あれは1匹だけ。
今回は大挙しておりどうなる事か。続編へ続ける布石と言う訳ですな。

 ちなみに4Dで見ました。
4Dには以前から関心あったけど、料金が倍くらいかかるので躊躇。
たぶん4Dに向いてる映画と、そうでもない映画があるはずで
ジュラシックは最適かなと思って選びました。
イスはやや高めで足が浮く感じ。
シートベルトとかはなくて、途中でトイレに行く事も可能。
カップホルダもあるが、手にコーヒー持ってると、揺れた時に結構危険かも。
体感させるためのアイテムは、イスが揺れ、
マッサージチェアのように背中や尻を押される。
ひじ掛けにある穴から、ミストが噴き出すが、
そのたびに「シュッ」と言う音がして、最初は映画の効果音かと思った。
溶岩のシーンでも熱くなったりはしない。
あと、足の裏から何か出てまさぐられるが、姿勢よくしてないとこれは効果ない。
ミッションインポッシブルの予告編の頃からイスが揺れ始めるが、
予告編って見せ場の連続だから揺れっぱなしで、映画が頭に入らない。
これは蛇足感半端ないと思ったが、さすがに本編はそんなに連続しては揺れない。
一番感心したのは、屋根の上で恐竜と戦うシーンで
ドローンで撮影したようなカメラが、上空からぐるっと回るんだけど
席が本当に回ってるように感じた点。
実際にはずっと前向いてるんだけどね。
まあ、経験できた点は良かったけど、映画を楽しむには妨げになる部分も少なくない。
アバターが3D前提に作られたみたいに
4D前提で作られた映画が現れたら、それはそれで楽しみだが
しばらくは普通で良いかな。

2018/07/21
「マンハッタン・ラプソディ」
 バーバラ・ストライサンドが監督主演したラブコメ(?)
バーバラと相手役のジェフ・ブリッジスは共に未婚の教授。
意気投合して結婚する事になるが、
友情結婚だとするジェフは、セックスは不要だと宣言。
バーバラは困惑しつつもそれに従うが、やがて爆発すると言う訳。
バーバラが何か可愛く見えるが、自身の監督作だと言う点は差し引く必要があるかも。
バーバラが実家に戻った際の、母ローレン・バコールとのやりとりは、なかなかツボ。
ちなみにピアース・ブロスナンが出てるから見ました。
時期的にはゴールデンアイの後くらい。
妹の結婚相手で、バーバラとも付き合ってたと言う役柄。割にちょい役。

2018/07/16
「エイリアン:コヴェナント」
 エイリアンの前日談の続編。
エイリアンは好きなはずなんだけど、前作はあまり印象に残らず。
コヴェナント号と言う宇宙船が、信号を受信してとある惑星へ。
そこには何やら危険な生物(つまりエイリアン)がいた。
惑星には前作に出てたアンドロイドもいて、彼はなぜだか生物を育てていた訳。
エイリアンはあまり出てこなくて、どちらかと言うとアンドロイドの暴走がメイン。
コヴェナントにも同型のアンドロイドがいて、
どちらもマイケル・ファスベンダーが演じている事から、
序盤で、ラストに何が起こるかが読めてしまうのは困りもの。

「美女と野獣」(2017年米)
 ディズニーアニメ美女と野獣の実写版。
美女と野獣の何作目かの実写版と言うよりは、
アニメ作品の実写版であると言う点がポイント。
美女と野獣はいろんなバージョンを見たけど、
例えばレア・セドゥ版とアニメ版のどちらが勝っていたかなんて考えた時、
レア版が勝る点もあったはず。
ところが本作はアニメ版の焼き直しなので、決してアニメ版を上回らない。
コピーはオリジナルを上回れないんですよね。
有名な主題歌の使い方がもう少し派手なら、良かった気もするが、そこも期待外れ。
ヒットしたらしいけど、個人的にはこれじゃない感が強い。

2018/07/15
「ダーティ・セブン」
 ジェームズ・コバーン主演の西部劇。
コバーンは北軍の大佐で、砦をまんまと南軍に奪われた過去があった。
名誉挽回したい彼は、縛り首寸前の囚人を集めた隊を結成。
隊は7名で、荒野の七人的な話になるんかなーと思わせる。
結果的に、他のメンバーはコバーンに利用された感じで、痛快さは今一つ。
南軍の少佐がテリー・サバラス。

2018/07/14
「アフターマス」
 アーノルド・シュワルツェネッガー主演のサスペンス(?)
航空機事故で妻子を失ったローマンは、謝罪しない航空会社に憤りを覚える。
シュワが巨大組織に立ち向かう話かと思えばさにあらず。
彼は矛先を管制官に向けてしまう。
管制官も被害者的な所があったので、シュワのこの行動はむしろ悪役と言う印象。
実話をモデルにしてるらしいけど、すっきりはしないです。

「カリフォルニア・ブロウ」
 アルバトロス社のバッタもん災害映画。
カリフォルニアの地下から溶岩が噴き出す話。
ボルケーノと言う大作が過去にあったから、奇抜な発想と言う印象は全く受けない。
アーウェン博士と言う人が噴火を予言し、ライバルの博士と衝突。
アーウェンは途中で死んでしまい、
後は彼の理論を知っていると言うパッとしない兄ちゃんが中心になるが、
活躍したと言う印象はあまり受けない。

「カリフォルニア・ディストラクション」
 今度はアサイラム社によるカリフォルニアを壊滅させる大地震の話。
地震学者のモリーがM10を上回る地震を予知。
地震を止めたり、人々を避難させるのに活躍するのかと言うと、さにあらず。
後半は家族を助ける為に奔走する話で、大風呂敷を広げただけと言う印象。

2018/07/08
「夜に生きる」
 ベン・アフレックが監督主演したギャングもの。
ベンは禁酒法時代に組織と組んで酒の密造で稼ぐ。
組織の一部ではあるが、トップになりたいと言う野心を持っている訳ではなく、
あくまで妨げになる連中を排除してたら、結果的にトップに上り詰めてしまう。
代わりに、周囲の人々がどんどんと傷付いていき
そういう悲哀を描いたって事かな。
ちなみに、ラストに息子と映画を見に行き、兄貴が脚本を書いたと言うセリフがあるが
兄貴は映画に出てこない。
スコット・イーストウッドが演じたらしいがカットされた模様。
でも、終盤にそんなセリフが出るくらいだから、多少は描く必要はあったのでは。

2018/07/07
「ファイナル・ゲーム」(1992年米)
 ピアース・ブロスナンが出てるサスペンス。
主人公は別にいて、ピアースは怪しげな富豪役。
小説家の卵デビットは、モデルである恋人アナベルが浮気したと誤解し、
カメラマンを殺してしまう。
デビットが匿名で出した小説がヒットし、ピアースは作者の座を頂こうとする。
その動機はわからんでもないけど、
最後には自殺に追い込む小細工はいまいちわからない。

「オペレーション・クロマイト」
 朝鮮戦争における国連軍側の反撃を描く韓国映画。
韓国映画って見ないんですけど、
マッカーサー役でリーアム・ニーソンが出ていると言う1点の理由で見る。
リーアムがマッカーサーぽいかと言うと、そうでもなく出番も少ない。
物語は北朝鮮軍に潜入する韓国軍部隊を描く。
その設定を理解するのに時間がかかるが、わかったらまあまあ面白い。
ただし、上陸が始まってからの攻防はピンと来ない。

2018/07/01
「ダンケルク」(2017年英仏米オランダ)
 第二次大戦であったダンケルクの脱出を描いた作品。
ダークナイトのクリストファー・ノーラン監督作で、
面白そうと言う印象を受けたが。。。
実際に見ると、起承転結の起がない感じで、最初から兵士たちは逃げてる。
しかも3つくらいの連中を交互に描き、状況が変わったみたいな説明はあまりない。
何やってんだかわからず、非常に感情移入しづらい構成。
正直、あまり面白くない。

2018/06/30
「ナインイレヴン 運命を分けた日」
 911テロをめぐる人間ドラマ。
貿易センタービルのエレベータに乗り合わせた男女5人が、テロで閉じ込められる。
閉じ込められた人々の様子を描く展開。
全エレベータが停止しただけでなく、ビル全体が崩壊の危機に。
助けが期待できない絶望的な状況で、中の人々が奮戦すると言う訳。
出演者には、チャーリー・シーンとウーピー・ゴールドバーグと言う懐かしい名が。
ウーピー扮する保守員が、
なぜか1つのエレベータのみと連絡を取り合うと言うご都合主義な面はあるが、
埋まってるだけのオリバー・ストーン作よりは面白かった。

「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」
☆☆☆★★

 ジョージ・ルーカスが生み出したスターウォーズは
6作まで作ったところでルーカスが製作をやめてしまい
ディズニーが受け継いで、2年おきに公開される事に。
さらに、その間にサイドストーリーを製作する事になり、
前回のローグワンは評判が良かった。
ところが、本流のエピソード8の評判がいまいちで、本作も米国で不評とのこと。
スターウォーズ疲れと言う評論を見ると、そういうのもあるかなと言う気も。
世界観を広げすぎるのって、あんまり好きじゃないんですよね。
でも、まだそれほどノルマ感はなく見ます。

 ハンソロが若造だった頃の話。
ソロには恋人キーラがいたが、故郷の惑星を出ようとした際にはぐれ
助けに戻る為に、船を入手しようとして数年間を費やす。
帝国軍に入ったり、盗賊の仲間入りしたりする中、
盗賊のボスの「副官」となっていたキーラと再会する。
彼女と協力して作戦は成功するが、
キーラにはソロの知らない苦労があったらしいと言う訳。
それと並行して、チューバッカやランド・カルリシアン、
さらにはミレニアムファルコン号との出会いが描かれる。
レイアとの名台詞を連想させるセリフや、
この後、ジャバザハットに会うらしいと思わせるセリフも面白い。
面白いけど、それはシリーズを知っている人の話で
そうでもない人にしてみると、全体的にありがちな話。
ローグワンは続編のできない話になってたけど、本作は続編の可能性を秘めた感じ。
と言うのも、キーラの空白の数年間に何があったかは謎のままだから。
終盤に彼女の師匠として出てきたのは、何とダースモールだった。
ダースモールはエピソード1で死んだはずで
本作がエピソード1の前だとすると、ソロの年齢の説明がつかないと思っていたら
ダースモールは、アニメとかで死んでなかったとして描かれてるそうです。
そんなの知らんがな。
逆に、本作に出てくるとマーク・ハミルが語ったと言う
C−3POはどこに出てきたのかわかりませんでした。
大勢いるシーンにちらっと出てたのかも知れないけど。
全体としてありがちな話ではあるけど、
無難な出来で、最後のジェダイよりは面白かったです。

2018/06/24
「ケージ・ダイブ」
 またサメが絡むサスペンス(?)
実はオープンウォーターシリーズ3作目。
そして、全員死亡した様子を記録したビデオが残っていたと言う食人族方式。
男女3人がケージダイブを体験する事になり、その様子が記録されていたと言う訳。
だが船が転覆し、ケージダイブは物語にほぼ関わりません。
1つの救命胴衣に3人しがみついてた頃は危なっかしかったが
救命ボートが見つかって心の余裕が出たか、余計な事をして全滅する展開。
サメもあまり出てこず、海底47mの方が面白かったです。

2018/06/23
「シャーク・キラー」
 サメハンターの男が活躍する話。
主人公チェイスはサメハンターとして知られる存在。
ジョーズのロバート・ショウをモデルにした感じで、船も似てる。
サメが飲み込んだダイヤを回収しろと、兄から依頼されるが、
同じくダイヤを狙う一味が絡む展開。
安っぽい犯罪ものと言う印象で、サメはそれほど出てこない。

「海底47m」
 サメが絡むサスペンス。
女性2人がケージに入ってサメを見ると言う体験をする。
ところが、ワイヤーが切れてケージは海底に落下。
無線はつながらず、酸素も残りわずか。
しかもサメが周囲にいるが、急浮上すれば潜水病になると言う八方ふさがり。
女性2人はいろいろやるが、キャラの区別が付かないのが難。
最後にちょっと意外なオチがあって、あれ?そっち系の話だったの?と思わせる。
ケイトはあかんかったって事かな?

「ビルとテッドの大冒険」
 キアヌ・リーブスが若い頃に出てたシリーズの第1作。
ビルとテッドのコンビは落第寸前だが
実は将来成功する彼らの為に、未来から助け舟が。
タイムマシンを手に入れた彼らは、過去から様々な偉人を連れてくる。
だからって、合格点をもらえる理屈はよくわからないけど。
ナポレオンとかソクラテスとかが大暴れする展開はまあまあ面白い。
2作目もそうだけど、キアヌたちのキャラに魅力がある訳ではない。

2018/06/17
「ダークナイト・レディ」
 バットウーマンなる怪人が活躍する話。
バットウーマンはバットマン周辺のキャラだけど、無断拝借ものっぽい。
ちなみにバットガールとバットウーマンは別の人。
そしてDVDのジャケットは、出てもいないキャットウーマン風。
時期的にはアダム・ウェスト版バットマンの頃。
物語はメキシコが舞台で、レスラーが殺される事件が多発。
怪しい博士がレスラーを改造して怪人にしようとしていた。
強いレスラーの体が必要だと言う発想は、同じくメキシコ産の獣人ゴリラ男と一緒で、
メキシコではよくある設定なのかも。
謎を追うべくバットウーマンもレスラーに扮するが、
レスラーの時と普段では明らかに体型が異なり、たぶん別人。

2018/06/16
「ジーサンズ はじめての強盗」
 マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、
アラン・アーキンと言うアカデミー受賞者が集まったコメディ。
この手の老人が奮戦する話でよく見かける顔ぶれです。
彼らが勤める工場が、年金制度の中止を宣言。
ちょっと前に銀行強盗に遭遇したケインは、自分たちもできると言い出す。
FBIにも彼らの犯行とバレバレなんだけど
決定的な証拠がなくて釈放されると言う訳。
全体的にお約束感が強いが、彼らに手ほどきした師匠の正体がちょっと面白かった。
こう聞いてから見ると、わかっちゃうかも知れないけどね。

「LOGAN/ローガン」
 Xメンの何作目か。
Xメンシリーズの難点は、本作がどこの続きで、
過去作のどこまでがあった事になってるか不明な点。
かつては大勢いたミュータントもチャールズとローガンだけに。
不死身で老いないはずだったローガンも、本作ではなぜか老いていた。
ところがローガンと同じ能力の娘と、彼女を追う一味が現れると言う展開。
ネタを明かせば、一番最初の設定に戻った印象で
メンバーを変えてまだ続けると言う思惑が見える気がします。

2018/06/10
「ラ・ラ・ランド」
 ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンによるミュージカル。
アカデミー賞授賞式で間違えられた事でも話題になりましたね。
売れないピアニストのセブと女優の卵ミアが知り合い、恋に落ちる。
いろいろあって別れるが、お互いの夢は成し遂げる。
昔ながらのミュージカルからすると物足らないところもあるが
個人的に気に入ったのは、5年後に再会したラスト。
無言で見つめあう2人の心の中では、
彼らがあのまま付き合ってた場合の光景が、走馬灯のように浮かぶ。
ちょっと物悲しいタイムトラベルものみたいな雰囲気です。

2018/06/09
「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」
 JFKの妻ジャクリーンを描く作品。
JFK暗殺については、いろんな視点の作品が作られたが
妻ジャクリーン・ケネディ視点と言うのは、身近な様で盲点だったかも。
通称ジャッキーを演ずるのはナタリー・ポートマン。
ただし、葬儀をどうするかとか、ホワイトハウスをどう退去するかを悩むシーンが続き
暗殺の真相に関する言及はない。
映画はボビー暗殺よりも前で終わってしまい、物足りない感は否めない。

「パトリオット・デイ」
 ボストンマラソンの爆破事件を扱った実録もの。
主人公の警官をマーク・ウォールバーグ。
問題を起こして警備に回されたマークは、爆破事件に遭遇する。
元々やり手だったマークの助言で、FBIは犯人一味に肉薄。
潜伏していた犯人一味が行動を起こし、追い詰められると言う訳。
マークのキャラは創作らしくて、やたら事件の中心にいるのはそういう理由から。
同じマークの実録ものとしては、バーニングオーシャンなんかより面白かった。
個人的に良かったのは、犯人の妻役でスーパーガールが出ていた点。

2018/06/08
「ニュースの真相」
 ブッシュ大統領の軍歴詐称騒ぎを扱った実録もの。
CBSのプロデューサーであるメアリーは
詐称の証拠を得て、有名キャスターであるダン・ラザーに報じさせる。
大騒ぎになるが、証拠の信ぴょう性を疑う声が高まり
結局会社を追われてしまうと言う訳。
権力者を糾弾するに至る展開は面白いが、後半は尻すぼみ。
そうなった理由は、権力者の圧力とも、メアリーらの詰めの甘さとも解釈でき
真相は闇の中のまま。
日本でこんな感じの実在の政治家を糾弾する映画は無理なのかね。
メアリー役はケイト・ブランシェットで
ダン・ラザー役がロバート・レッドフォード。

「ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト」
 クリスマス・キャロルをアレンジしたラブコメ。
主人公のマシュー・マコノヒーはプレイボーイ。
オリジナルのスクルージがお金にドライな性格だったのに対し
本作では女性にドライと言う訳。
マーレイに当たるのが、同じくプレイボーイの叔父マイケル・ダグラス。
過去現在のゴーストはマコノヒーの女たちで、過去の女が無名時代のエマ・ストーン。
未来のゴーストは何者かわからず。
まあまあ、ぼちぼち工夫したアレンジかなと言う印象。
自分を見直したマコノヒーが、今日はクリスマスか?と聞くのはご愛敬です。

「ハクソー・リッジ」
 太平洋戦争をめぐる実録もの。メル・ギブソン監督作。
主人公はアンドリュー・ガーフィールド扮するデズモンドと言う衛生兵。
志願して兵士になった彼だが、訓練の際に波乱を巻き起こす。
と言うのも、宗教的な考えより、銃を持つ事をかたくなに拒否したからだ。
衛生兵と言えども、銃を持った訓練をしなければ現場へ送れない。
上官らは厄介払いしようとするが、軍事裁判でデズモンドが勝つ。
銃がなくても戦えると言う発想はとぼけた感じだが、後半になるとその印象は一変。
後半の舞台ハクソーリッジは沖縄にある崖で、日本では前田高地と言うらしい。
戦争末期だが、ここの戦闘では米軍も苦戦。多くの犠牲を出す。
やむなく部隊は撤退となるが
デズモンドは留まり、まだ生きている兵士たちを次々救出。
1人で負傷者を崖から降ろす作業を繰り返す。
彼によって助けられた兵士は75名に及び、
今までバカにしていた上官も、彼抜きでは戦えないと気付く。
アンドリューは「沈黙」でも日本を舞台に強い信念を持つ人物だったが
本作でも同様の人物を演じ、熱いものを感じさせます。

2018/06/03
「トランザム7000 PART3」
 トランザム7000シリーズの第3弾。
あるらしいとは聞いてたが、なかなか見るチャンスがなかった作品。
まあ、番外編です。
引退したジャスティス保安官だが、イーノス親子にそそのかされ、賞金稼ぎに挑戦。
困らせる為に親子はスノーマンにも声をかけ、
スノーマンはバンディットに扮するが、保安官は本物と思って追いかける展開。
後はドタバタありましたと言う程度の話。
保安官は最後までバンディットを本物と思い込み
妄想シーンで本家バート・レイノルズも登場。
ちなみにハル・ニーダムとサリー・フィールドは絡んでない。

2018/06/02
「アイアン・ジャイアント」
 巨大ロボと少年の交流を描いたアニメ。
ロボの声がビン・ディーゼルで、長らく鑑賞候補だったけど、
レディプレイヤー1で扱われてたので見る。
母と暮らす少年ホーガースは、友達がいなくて寂しかったが、
ある日、飛来した巨大ロボを見付ける。
ロボの正体は最後まで不明だが、どうやら地球外の軍事用らしい。
少年はロボと心を通わせ、人を殺すのは良くないと教える。
一方、ソ連の脅威に怯える軍部はロボに攻撃を加えると言う展開。
ETとターミネーター2をブレンドした様な話です。
そしてクライマックスは鉄腕アトムの最終回みたい。
だが、ロボには自動修復機能があり、
どこかで元の姿に戻ってるだろうと少年が感じるラストも良い。

「ザ・バッド」
 クリストファー・ウォーケン主演の犯罪コメディ。
同僚がモーガン・フリーマンで、妻がマーシャ・ゲイ・ハーデン。
3人もアカデミー賞俳優が出ています。
ウォーケンは美術館の警備員だが、
お気に入りの絵画が移転されると知ってショックを受ける。
同じように別のお気に入りが移転されるモーガンとウイリアム・H・メイシーが集合。
いっその事、盗んで自分のものにしようと言う訳。
うまく行きそうもない計画が成功するのはご愛敬。
そもそもウォーケンのお気に入りも贋作なのかもと思わせるラストも面白い。

「ノー・エスケイプ 自由への国境」
 ゼロ・グラビティの監督と脚本家による作品。
かの作品の原点がここにと言うから
舞台を地球に変えて、何から脱出するのやらと関心を持ったが大違い。
登場人物は不法入国した男女と、彼らを人間狩りする男。
次第に仲間がやられていき、最後の1人がハンターと対決する展開。
余分な描写を排除した対決もので、緊迫感はまあまああるが、
物語的に面白い訳ではない。
ゼロ・グラビティと似てると思う所はありません。

2018/05/27
「アリスVSモンスター・スクワッド」
 アサイラムによるパクりもの。
本作はスーサイドスクワッドのパクりですな。
死神の企みを阻止する為、アリスはおとぎ話のキャラを結集させる。
日本で言えば、三太郎が集結した様なイメージ。
ただし集まったのは、ランペルスティルスキンとかマッドハッターとか、
日本人にはピンと来ない連中。
さらに裏切る者も現れて、どれが味方なのか、よくわからない。
DVDのジャケットには、バイオハザードのアリスぽい女性がいるが、
彼女はゴルディロックスと言うキャラで主人公にあらず。
肝心のアリスはおばはんで、あまり魅力がない。

2018/05/26
「リベンジリスト」
 ジョン・トラボルタによる復讐もの。
ジョントラ扮するスタンは、暴漢に妻を殺され、報復を決意。
つまり、ブロンソンな話だったと言う訳。
スタンは元工作員なので凄腕で、ブロンソンほど暴走感がない。
敵も街のダニではなく、権力を持つ知事。
言ってみれば、プラモデルのバリみたいな部分がきれいになってる印象で、
それが良い事なのか否かは微妙。
ちなみにレベッカ・デモーネが出ていると言うので期待したが、
冒頭に殺される妻役。

「ハイランダー3/超戦士大決戦」
 ハイランダー第3弾。
不死の戦士コナーは、復讐心を燃やす敵ケインと対決。
ショーン・コネリーは出てこない。
1作目の時も最後の1人と言ってた気がするが、なかなか絶えない印象。
1作目の恋人ブレンダは事故で死んだと軽く語られ、やってる事は1作目の繰り返し。
作り手には日本の武士に憧れがある様だが、珍妙な印象はぬぐえない。

2018/05/20
「ハイランダー/悪魔の戦士」
 クリストファー・ランバートが不死身の戦士を演ずるシリーズ第1弾。
第2弾バージニア・マドセンが出てるので見たけど、本作は未見でした。
ランバートは不死の戦士で、
悪者にも同様の力を持つ連中がいるが、首を切り落とすと倒せると言う訳。
軽く設定を紹介しましたと言う印象。
ショーン・コネリーが師匠役で、彼の為に見たが、出番は結構短い。

2018/05/19
「ビルとテッドの地獄旅行」
 キアヌ・リーブスが若造の頃に出てたシリーズ第2弾。
第1弾は見てません。
ちなみにキアヌはテッドの方だが、クレジットはキアヌが上。
前作でビルとテッドは大暴れしたらしく、
それを快く思わない悪の親玉は2人のロボットを作る。
ロボットに殺されて地獄に落ちた2人は、死神にゲームで勝って生還。
ロボットを倒すと言う展開。
頭悪そうな2人に魅力はなく、物語も何が起こってるのやらと言う印象。
個人的には、愛嬌のある死神が気に入った。
演ずるのはウィリアム・サドラーで、素顔でもちょっと出てる。

「シンデレラマン」
 ラッセル・クロウ主演の実録もの。
ラッセル演ずるジミーは半引退のボクサーだが、
世界恐慌による貧困に日々の生活もままならない。
ある時、代理で出場した試合に善戦し、トントン拍子に注目される様に。
チャンピオン戦が組まれる事になる展開は、ロッキーと同じ印象。
そしてチャンピオン戦の印象は、矢吹丈対ホセ・メンドーサ戦。
つまり、見たことある話の組合せだけど、つまらなくはなかったです。

「ランペイジ 巨獣大乱闘」
☆☆☆★★★

 本作は、理由は知らないけど巨大なゴリラ、狼、そしてワニが暴れる話。
巨大なゴリラは、当然キングコングを意識した感じ。
見るからにC級な題材で、嫌いじゃないけど、大画面で見るほどのものでなし。
が、主演がドウェイン・ジョンソンで
彼なら巨獣に勝てるかも知れず、見てみる事にしました。
結構、大きなスクリーンで、席はガラガラでした。。

 とある企業が、宇宙ステーションで遺伝子操作の実験。
だが何かが暴れて、脱出艇が地球に墜落。
ウイルス的なものに汚染した動物が、巨大化すると言う訳。
何種類も出てくるのかと思いきや、
巨大化するのは、予告編に出てくるゴリラ、狼、ワニのみ。
狼とワニは、本来の動物になかった能力も身に付けるが
正義側のゴリラは、ほぼ原型のままと言うのはお約束。
巨獣たちがシカゴの町で大暴れ。
空爆しようとする軍、遺伝子の情報を持ち帰ろうとする企業
ゴリラに事態を収拾させようとするドウェインの3つ巴の争いになる展開。
どれだけ説明しても、C級テーマであることに変わりはないが
C級テーマに金をかけたらこうなりましたと言う訳。
もちろん、頭の良い作品と言うつもりはなく
一番面白かったのは、コング(みたいなやつ)が暴れ出したら、
拘束されていたドウェインが、拘束バンドを軽く引きちぎったシーン。
それが出来るなら、最初からやれよと思わず突っ込みました。
ジェイソン・ステイサム主演のメガロドンものもあるらしくて
今後、こういうのが続くのか?

2018/05/13
「クリスマス・キャロル」(1977年英)
 まだまだあったクリスマスキャロル。
BBCで放送したと言う1時間のドラマで、セットも最小限なら、話もはしょり気味。
登場人物の名前もちゃんと紹介しないのは、知ってて当然と言う事か?
現在の亡霊として、Mことバーナード・リーが出るが、メイクでよくわからず。
時期的には、私を愛したスパイとムーンレイカーの間。

2018/05/12
「不屈の男 アンブロークン」
 アンジェリーナ・ジョリーが監督した実録もの。
反日映画だと言う人もいて話題になりました。
主人公のルイは、5000M走で五輪出場経験あり。
その後、太平洋戦争で爆撃機が被弾して墜落。
仲間と救命ボートで何十日も漂流した挙げ句、日本軍の捕虜となる。
捕虜収容所の渡辺所長の虐待を受けると言う訳。
虐待シーンはサディスティックな所長の問題であって、反日的と言う印象は受けない。
そもそもアンブロークンと言う題名は、
漂流も含めた過酷な状況を生き延びた事を言っているはず。
中止になった東京五輪に出られず、
長野五輪の聖火ランナーになったなんてエピソードも数奇な運命と言えるが、
そこはあっさり描かれるだけ。

「沈黙−サイレンス−」
 遠藤周作の小説をマーチン・スコセッシが映画化。
小説知らないで見たけど、隠れキリシタンの話です。
アンドリュー・ガーフィールド扮するロドリゴ神父は、
行方不明になったフェレイラ神父を探す為に日本へ。
フェレイラ役はリーアム・ニースン。
当時はキリスト教が禁じられた直後で、密かに信仰する村人たちは弾圧を受けていた。
ロドリゴも捕らわれるが、奉行は彼を殉教者にすまいと、村人ばかりを処刑する。
沈黙と言う題名は、神がこんな過酷な状況でも、何も語ってくれない事を意味する。
師匠であるフェレイラも棄教させられており、絶望したロドリゴも同じ道を歩む。
実はその時、ロドリゴには神の声が聞こえる様になっていて、
フェレイラも本当に棄教した訳ではないと悟ると言う訳。
日本俳優陣では、簡単に改宗したかに見えながら、
信仰心を捨てていなかった窪塚洋介と、あっさり処刑されちゃう小松菜奈が印象的。
浅野忠信が語る、仏教とキリスト教の考え方の比較論も興味深い。

2018/05/06
「ジャクソン・ジェイル」
 トミー・リー・ジョーンズが出てるサスペンス(?)
ローリングサンダーより前のかなり初期の作品。
主人公ダイナは上司とケンカした上に、恋人に浮気されたショックで
姉の所で暮らす事を決めて車で移動する。
ところが、ヒッチハイカーに襲われて身分証を盗まれた為に、
強盗被害を訴えるも、不審者として拘留されてしまう。
そこで看守にレイプされ、抵抗して看守を殺害。
隣の牢にいた凶悪な殺人犯トミーリーと逃走する羽目になると言う展開。
トミーリーに共感を覚えるが、警察に追われた彼は射殺される。
ダイナはズタボロになると言う、救いゼロの話です。

2018/05/05
「スノーデン」
 オリバー・ストーンがスノーデンの騒動を描く実録もの。
ジョセフ・ゴードン・レヴィット演ずるスノーデンは
コンピュータ技術で類まれなる才能を発揮し、CIAやNSAへ入る。
911を発端としてテロ活動の監視をする事になるが
組織は本来の目的の枠をはみ出て、一般人まで監視していると知る。
当たり前のように、恋人の家族が監視されていたりして、
不安を覚えた彼は、やがて告発に踏み切ると言う訳。
JFKを描いたストーンの好きそうなテーマです。
細かい描写は面白いけど、ひねりがなくて教科書くさいかな。

2018/05/04
「山猫は眠らない6 裏切りの銃弾」
 凄腕スナイパーを描いたシリーズ第6弾。
今回はべレンジャーは出ず、息子のみの登場。代わりにビリー・ゼインが出ます。
息子らのチームは、ジョージア(グルジア)のパイプライン警護の任務に就く。
スナイパーって孤高なイメージだけど、今回は仲間が大勢いて、チームで戦う感じ。
内通者がいたらしくて苦戦するが、最後には一味を倒すと言う展開。
ちょっと入り組んだ印象で、あまり面白くない。
いかんせん息子役の印象が弱くて、誰が主人公かわからなくなるんです。

「山猫は眠らない7 狙撃手の血統」
 凄腕スナイパーを描いたシリーズ第7話。
近作は息子ブランドンを主人公にした話が続くが
今回は父トム・べレンジャーも再登場。
さらにビリー・ゼインも出てきて、ゼインとべレンジャーの顔合わせは1作目以来。
彼らがDEAの警護をする事になるが、前作と同様に裏切者がいて苦戦する展開。
今回はブランドンが1人で活躍していて、前作よりはスナイパー感が強い。
凄味のなくなったべレンジャーはただのおっさんで、ゼインの方がましと言う印象。

2018/05/03
「白衣に秘められた幻想」
 ウルスラ・アンドレス主演のセクシーコメディ。
本作にはルチアナ・パルッツィも出ていて、2人のボンドガール競演と言う訳。
ワイン園を持つ伯爵が発作を起こし、次には死ぬと医師に宣告される。
後釜を狙う甥は、セクシーな看護婦ウルスラを送り込むと言う訳。
他愛ない話と言う印象。
ウルスラは裸を披露するが、ちょっとおばはん顔で魅力的かと言うと微妙。
ルチアナの方も裸を披露していて、1歳違いだけど、こちらは拾い物と言う感じ。

「ネフュー」
 ピアース・ブロスナンの出てるドラマ。
主人公はチャドと言う青年で、彼が亡き母の故郷の島を訪れる。
彼がピアースの娘と恋に落ちて騒動になると言う展開。
チャドには黒人の血が流れてて、それが原因でもめるのかと思ったら
島の人々は、意外にその点を問題視しない。
もめた原因は、ピアースとチャドの叔父がケンカしていたと言う点。
つまり、軽いロミオとジュリエットと言う訳で、
チャドの出現がきっかけになって、割に簡単に和解します。
ちなみにチャドを演ずるのは、CSINYでシェルドン・ホークス役の人。

2018/05/02
「レディ・プレイヤー1」
☆☆☆★★★

 あまり候補にしてなかったんだけど、連休で時間が空いたので見ました。
CMで見ると、ガンダムとかキティちゃんとか入り乱れた世界の話らしくて
ピクセルみたいな話なのかなと気になったので。
最近スピルバーグ作品見てなかったし
近作は以前ほど評価してないんだけど、まあ見てみますか。

 多くの人々が仮想世界に没頭するようになった近未来。
仮想世界の生みの親である人物が死亡。
彼は3つの謎を遺し、その謎を解いた者に世界の権利を譲ると言う。
近未来において、それは世界の支配権を譲るに等しい話で
大企業が金にものを言わせて謎を解こうとする。
仮想世界は言ってみれば、ネット参加のゲームみたいで、いろんなキャラが同居。
参加者は誰にでもなれるから、ガンダムやキティちゃんが登場してくる訳。
さらに主人公と相手役の彼女は、なぜか70〜80年代のカルチャーに詳しくて
(その時代に生きてた訳でもないのに)
バカルーバンザイは最高!なんてセリフが出てくると
本作に出てくるアイテムをすべて理解するのは無理だなと言う気になります。
主人公はあまり裕福でない少年だが、ゲーム技術は抜きんでていた。
彼が仲間と共に、大企業を出し抜いて最終的に勝利を得る展開で
こんな話、どこかで見た事あるよね。
主人公がハッキング技術で大企業の裏をかくあたりはウォーゲーム風。
仮想世界の生みの親の境遇に詳しくて、クリアのヒントに気付くのはグーニーズ風。
なぜか映画版のシャイニングを再現しようとするようなシーンもあり、
何かその年代を対象にしてるような印象も受ける。
おかげで個人的には面白かったけど、万人に受けるかどうかは微妙。
そして、スピルバーグの悪い癖と言うか、やはり尺が2時間半と長い。
2時間くらいに収めれば、もっと面白かった気がします。

2018/05/01
「ベイウォッチ」
 デビッド・ハッセルホフのTVシリーズの映画版。
主役はドウェイン・ジョンソンで、ハッセルホフも師匠役として出演。
ドウェインをリーダーとするライフガードチームに
水泳の金メダリストであるザック・エフロンが参加。
ザックは問題児で最初なじまないが、
最後にはメンバーとして受け入れられると言う、この手の話でよくある展開。
ライフガードだけでは物語的に厳しいと思ったか
管轄外的なドラッグ密輸事件を絡めたが、日本では劇場公開されず。
新人隊員の女性は、カリフォルニアダウンでドウェインの娘役をやってる。

2018/04/30
「エクス・マキナ」
 人工知能の女性を描いた話。
人工知能エヴァ役が新トゥームレイダーの人。
ナポソロ映画版やジェイソンボーンにも出てた注目株。
彼女をテストする技術者ケイレブがハックス将軍で、
彼を起用した社長がダメロンと言うスターウォーズコンビ。
エヴァには人格の様なものが与えられていて、ケイレブが恋に落ちる。
まあ、どっかで聞いた話です。
と思ったら、ケイレブは自分が人工知能かもと不安になる。
これもどっかで聞いた話。
と思ったら、実は。。と言う展開で、
その真相もどっかで聞いた話で、人工知能ものあるあるの組合せと言う印象。

「リリーのすべて」
 世界初の性転換手術をした男性の話。
男性アイナー役がエディ・レッドメインで、妻ゲルダが新トゥームレイダーの人。
彼女は本作でアカデミー助演女優賞を受賞したそうです。
アイナーとゲルダは画家夫婦で、ゲルダは肖像画を描いていた。
モデルが欠席の為、女装したアイナーをモデルにする事に。
アイナーはそれがしっくり来てしまう。
ゲルダも面白がって、リリーと名付けて外へ連れ出したりする。
アイナーはどんどん深入りし、夫婦でいられなくなるが、
ゲルダはアイナーの気持ちに理解を示すと言う訳。
助演女優賞と言う形だが、どちらかと言うとゲルダの心情を中心に描いている印象。

2018/04/29
「外人部隊フォスター少佐の栄光」
 ジーン・ハックマンによる軍隊もの(?)
仏軍はモロッコの発掘の護衛に、
ハックマン扮するフォスター少佐の外国人部隊をつける。
そこには、外国人部隊ならば使い捨てても構わないと言う考えがあったのだ。
実際、最終的に部隊はそういう目に遭うが、
中盤は少佐が部下に過酷な行軍を強いる描写。彼も問題ありと言う印象を受ける。
最後の戦闘も、少佐がやけっぱちになった為に、多くの犠牲が出たように見えるが?

2018/04/28
「シャロン・ストーン バースデー狂想曲」
 シャロン・ストーン主演のラブコメ。
シャロンの誕生日を何年にも渡って見せると言う演出。
結婚する気のなかったシャロンが、アダムと言う大人の男性に惹かれる。
アダムがシャロンにプロポーズし、翌年にまだ結婚してなくて破談に。
さらに翌年に寄りを戻すてな展開で、ちょっとスローテンポすぎないかと言う印象。
寂しい大人の女性と言うキャラは、
ちょっと前ならメグ・ライアンあたりがやった気がするが、
なぜかシャロンが今さらチャレンジした訳。あまり似合ってる印象は受けない。
なお、本作にはファムケ・ヤンセンが出ていた。
彼女もラブコメに挑戦か?と期待させたが、仕事仲間と言う程度で、出番は少ない。

「ドラキュラ血のしたたり」
 ピーター・カッシング主演の吸血鬼もの。
ドラキュラもクリストファー・リーも出てません。
カッシングは魔女狩りをする集団のリーダー。
無実の女性を殺している可能性もあったが、
付近には吸血鬼がいて、まあまあ当たっていたと言う訳。
カッシングには豊満ボディの双子の姪がいて、片方が吸血鬼の餌食に。
もう片方が間違われて火炙りにされそうになる展開あり。
吸血鬼になったとは言え、姪の首を躊躇なく切り落とすカッシングは鬼気迫る感じ。
双子は互いの異変を察知する能力があるみたいな描写があるが、物語には影響しない。

「恐怖」
 ハマープロによるサスペンス。
クリストファー・リーが出ているので、
怪物でも出るホラーかと思ったが、さにあらず。
継母と暮らす事になったペニーは、仕事で不在のはずの父親の死体を目撃する。
継母やリー医師は否定し、ペニーが幻覚を見ているのではと言う。
運転手ロバートだけがペニーに味方すると言う訳。
どんでん返し系の映画を何作も見た者からすると、
ロバートが怪しいと言うのは予想通り。
始末されかけたペニーが生きていたと言うのも予想通りだが、
予想してなかった展開も何点かあり。まあまあ、面白かったです。

2018/04/22
「クリスマス・キャロル」(1938年米)
 クリスマスキャロルの映画版の1作。
戦前の作品なので、これが一番古いかも。
各作品とも独自の展開は少なくて、本作もほぼ同じ話。
ちょっと違うのは、マーリーが生前寄付をしていたらしい点。
(それでも、死後鎖に繋がれた)
全体的な描写はかなりあっさりしてる印象。

2018/04/21
「トゥー・ブラザーズ」
 セブンイヤーズインチベットの人が監督した動物もの。
カンボジアのジャングルで育った子トラの兄弟が、
ガイ・ピアースのハンターが来た事がきっかけで引き離される。
だが、再会時もフレディ・ハイモアくんが幼いままだったので、
たいして時間は経過してない。
トラはずいぶん大きくなってるけど。
数奇な運命の末の再会と言う展開かと思ったので、ちょっと拍子抜け。

2018/04/15
「バーニング・オーシャン」
 マーク・ウォールバーグ主演の実録もの。
2010年にあったメキシコ湾原油流出事故を映画化。
掘削作業が遅れていた為、企業側が工程を急がせて事故になったと言う展開。
激しい火災の中、マークが奮戦する話かと思ったのだが
彼が事態に気付くのは意外に遅い。
そして基本的に逃げ惑うだけ。それは上司カート・ラッセルも同様。
企業側のジョン・マルコビッチを凄い悪者として描くかと言うと、そうでもない。
爆発の描写は激しいものの、ただそれだけと言う印象。
ちなみに、マークの妻役ケイト・ハドソンは、カートの義理の娘だよね。

2018/04/14
「王様のためのホログラム」
 トム・ハンクスによる人間ドラマ(?)
ハンクスはホログラムの技術を売り込むためにサウジアラビアへ。
彼には前の会社をクビになったとか、妻と別れたと言う過去があるようだが
何かはっきり描かれないので、よくわからない。
逃げ場がない為、過酷な職場環境も受け入れざるを得ないと言う事らしい。
異文化に戸惑うけど、最終的にそこになじむと言う展開だが
終始英語は通じていて、会話で苦労してないのは不満。

「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」
☆☆☆★★★

 1995年にロビン・ウイリアムズ主演で作られた「ジュマンジ」の続編。
「ザスーラ」と言う姉妹作もあったけど、
本作はジュマンジの方の続きと言う事らしい。
前作はなかなか面白かったし、
本作ではドウェイン・ジョンソンが出ていて
彼がジャングルで暴れる話ときたら、ジュマンジと関係なく見たくなるところです。

 冒頭は1996年で、海岸に流れ着いたジュマンジを少年が拾う所。
これは前作の続きと言う意味合いらしい。
さらに、前作でロビンが演じたアラン・パリッシュの家も登場する。
本作ではジュマンジがカセット式のテレビゲームに変形。
居残りで掃除をさせられた男女4名の高校生が、
そこにあったゲームで遊ぶ事になり、ゲームの中に取り込まれると言う訳。
テレビゲームのお約束みたいな話も出てきて、ピクセル風味もあり。
前作はゲームをする者がそのまま参加する形だったが、
本作ではオタクだった主人公がドウェイン・ジョンソンになり
イケイケだった女子高生がジャック・ブラックになると言う変身の面白さもあり。
さらに、やられても3回までは平気と言うルールがあるらしく
3回やられるとどうなるかは、誰もやられてないのでわからないまま。
わざとやられてゲームクリアするあたりはゲーム心をくすぐる。
続編と言う形をとりつつ、やってる事は前作と同じなので、
物語的にはリメイクと言って良い。
しかし、ゲームマニア風味の方が強く、前作とはちょっと雰囲気が違う。
ちなみに時間の都合で吹替で見たけど、
「マジマンジ」とか「チョベリグ」とか、時代を感じさせるあたりに工夫を感じる。
また、パンフは820円のくせにペラペラ。

2018/04/08
「インパクト・アース」
 隕石が飛来して地球壊滅の危機に陥ると言う話。
こんなのは何作もあるが、トム・ベレンジャーが出てるから見ました。
主人公はその筋の専門家ティムだが
かつて誤報で騒動を起こした責任を問われ、仕事を外されていた。
彼と助手が再び隕石飛来を予知すると言う訳。
ディープインパクトやアルマゲドンと同じ話で、
C級ものにあるべき奇想天外なひねりはない。
べレンジャーはティムに味方する専門家役で、なぜかでかいシェルターを持つ。

2018/04/07
「クリスタル殺人事件」
 アガサ・クリスティ原作ミス・マープルの実写版。
マープル役はジェシカおばさんことアンジェラ・ランズベリーで違和感なし。
引退状態だった往年の大女優の復帰作が撮影される事に。
そこでファンの女性が毒殺される。犯人は女優を狙ったらしい。
大女優を演ずるのがエリザベス・テイラー。そのライバルとしてキム・ノバク。
テイラーの夫がロック・ハドソン、プロデューサー役でトニー・カーティス。
1980年の映画だけど、その時点でも往年の名俳優が勢ぞろいと言う訳。
それ以外に、ジェラルディン・チャップリン、
チャールズ・グレイ、エドワード・フォックスも出演。
真相はそこそこ意外な感じだが、マープルが推理したと言う印象はあまり受けない。
ところで、なぜ見たかと言うと、ピアース・ブロスナンが出てるから。
テイラーの相手役の若手俳優でワンシーン出るだけでセリフはない。

2018/04/01
「ヘイル、シーザー!」
 映画産業が斜陽になりかけた頃を描くコメディ(?)
主人公は映画会社の面倒ごとを解決する何でも屋みたいな存在で、
演じるのはジョシュ・ブローリン。
女優スカーレット・ヨハンソンが未婚なのに妊娠したのを隠蔽したりする。
一番大きなトラブルは、主演俳優ジョージ・クルーニが誘拐された事件。
実は共産主義者の仕業と言う訳なんだけど、
基本的にどのトラブルも凄く困った事にはならず、映画的に盛り上がらない。
別の主役俳優チャニング・テイタムが身代金を手土産に亡命するシーンがあり、
迎えに来たソ連潜水艦艦長がドルフ・ラングレンとの事。
ただし暗闇に出てくるだけで、何回見ても顔はわからない。

2018/03/25
「ゴースト・イン・ザ・シェル」
 日本の攻殻機動隊をあちらで実写化した作品。
主役はスカーレット・ヨハンソン。
人間とロボットを連結させる技術が一般的になった世界。
ヨハンソン少佐はその技術に反発したテロリスト一味を追う。
世の中は怪しげな技術に支配され、
日本語や日本風のディスプレイが溢れた猥雑な感じ。
この雰囲気ってブレードランナーだよね。
さらに、自身も改造された存在であるヨハンソンが、
その素性を追って思い悩むに至っては、もはやパクリとしか思えない。
インスピレーションを得たって言うんですかね。

2018/03/24
「ワイルド・ビル」
 ウォルター・ヒル監督による西部劇。
主人公は実在したビル・ヒコックと言う荒くれ者で
ブロンソンのホワイトバッファローもこの人が主人公だった。
物語はヒコックの死を描いていて、見せ場は殺されるラストくらい。
恋人として、こちらも名前が知られたカラミティ・ジェーンが登場。
男勝りなキャラをエレン・バーキンが演じていて、ちょっと魅力的。

2018/03/21
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」
 地球人を含む盗賊集団を描くシリーズ第2弾。
リーダーであるクリス・プラットの前に父親カート・ラッセルが現れる。
家族との再会に感激するクリスだが、カートの目的はちょっと違ったと言う訳。
言ってみれば壮大な親子げんかで、
物語に関係ない宇宙人が攻撃してきて、慌ただしさを増すと言う展開。
育ての親であるマイケル・ルーカーとの絆が勝ったと言うのもややツボ。
マスコット的になったグルートも魅力。
マーベル作品だが、個人的にはアベンジャーズ系よりも面白い。
ルーカーの元親分としてシルベスター・スタローンが出るが
彼の為の役柄だと言う印象は受けない。

2018/03/18
「メッセージ」
 エイミー・アダムス主演のSFドラマ。
なぜかジェニファー・ローレンスのパッセンジャーと混同してました。
世界各地に正体不明の宇宙船が襲来。
その意図が不明の為、言語学者であるエイミーが分析しようとする訳。
序盤はインデペンデンスデイ風。
宇宙人の言語を理解しようとするあたりは、未知との遭遇を連想させる。
かの作品では、科学者が五音階の旋律で宇宙人と交信できると知ってたけど、
本作はそこに至るまでに焦点を当てた感じで面白い。
一方、宇宙人は時間を超越する能力を持ってるらしくて、
おかげで未来を知ったエイミーは、人類対宇宙人の戦争を回避できたという訳。
この能力絡みの描写は、ちょっと蛇足に思えるが。

「ウェズリー・スナイプス シールド・フォース 監獄要塞」
 ウェズリー・スナイプスの出てるSFアクション。
最新技術のウソ発見器で犯罪者を尋問する施設が作られるが、音信不通に。
ウェズリーの隊が調査に向かい、主人公は施設を作った技術者。
ネタを明かせば、システムが暴走して人間を支配する様になったと言う話。
システムにはなぜか幻覚を見せる能力があり、人間は殺し合いに。
システムの影響力は外部にも及ぶ様だが、人類の危機と言う印象はあまり受けない。
ウェズリーは主人公を殺そうとする側。
最後には主人公もやられ、女兵士だけが生き残る。
この女兵士がアン・ヘッシユ(6デイズ7ナイツ)。
エンドロールまで気が付かなかったけどね。

「クリスマス・キャロル」(1984年米)
 まだまだあるクリスマスキャロル。
各作とも物語はほぼ変わらないが、スクリージ役は演技派俳優がやる事が多いらしい。
本作ではジョージ・C・スコット。
クラチット役はタイタニック他で悪役を演じたデビッド・ワーナーで、
ちょっとだけ違和感あり。

2018/03/17
「ライトシップ」
 クラウス・マリア・ブランダウアーと
ロバート・デュバルによるドラマ。
クラウスは沖合に停泊する灯台船の船長で、息子を含む船員とは距離感が。
何やら犯罪を犯したらしきデュバル一味が乗っ取り、どこかへ移動しようとする。
船の主導権をめぐる攻防戦みたいなのを期待したけど、
派手な争いはなく、船は動きさえしない。

2018/03/11
「マローダーズ/襲撃者」
 ブルース・ウィリスが出てるサスペンス(?)
銀行強盗が発生し、その銀行の頭取がウィリス。
主人公は事件を追うFBI。
実はウィリスが年の離れた弟を始末しようとした事があって
それで弟の仲間たちが、ウィリスに報復しようとしたってな真相らしいんだけど
何だか話が入り組んでて、本当にその理解で正しかったのかどうか。
真相を知ったFBIは、結局自分の価値観で行動すると言う訳。
結構、すっきりしない話です。

2018/03/10
「スノーホワイト/氷の王国」
 白雪姫を描いたスノーホワイトの続編。
て言うか、実写版の白雪姫とかシンデレラとか乱発された印象で、
前作どんなんだっけと思ったが、
クリステン・スチュワートが主役で、シャーリーズ・セロンが魔女役のやつでした。
作品自体よりも、クリステンが監督と浮気したってエピソードの印象が強い。
続編にもクリステンは出る予定だったが、
悪いイメージがぬぐえなかったか、主演は流れたとのこと。
シャーリーズ・セロンは出るので、
ひょっとしてマレフィセントみたいな話かと思ったが、そうでもない。
前作で脇役だったクリス・ヘムズワースを主役に据えて、
彼と雪の女王エミリー・ブラントとの対決を描くと言う訳。
え?シャーリーズは?と言うと、エミリーの背後にいるラスボス的な存在。
何だか無理矢理作った続編と言う印象は否めません。
あと気になったのは、ヘムズワースの恋人役のジェシカ・チャスティン。
ゼロ・ダーク・サーティ他リーダー役の多い彼女で、
男勝りの女兵士と言う役柄ながら、ヒロイン役はちょっと違和感があるかな。

2018/03/04
「エネミー・ライン4 ネイビーシールズ最前線」
 戦闘アクションシリーズ第4弾。
兵士が最前線に置き去りになると言う設定だけが引き継がれ
登場人物とかは全く異なるが、本当のシリーズらしい。
1作目は劇場で見たし、
第3作まではWOWOWでやったので見たが、第4作はたぶんやってなくて、
存在に気が付いたので、シリーズコンプリートの為に見ときました。
海軍の部隊が、武器商人に捕らわれていた女性スパイを救出。
背後の黒幕がいると聞かされて留まり、脱出できなくなると言う訳。
その展開やら黒幕の正体やらは、練りに練った脚本と言う印象は受けない。
過去作と違って、本作で取り残されるのは小隊全員。
最終的に、他のメンバーがやられたりして、主人公だけが暴れる事にはなるけど。
敵だらけの市街地に無防備に突入し、誰一人彼を倒せないのは失笑もの。

2018/03/03
「クリミナル 2人の記憶を持つ男」
 ケビン・コスナー主演のサスペンス(?)
ケビンは凶悪な犯罪者だが、殉職したCIAの記憶を植え付けられる事に。
その記憶をめぐってCIAと犯罪組織の双方が彼を追うと言う展開。
凶悪だったケビンが、CIAの妻子との関係を通じていい人になっていく訳。
入れ替わってる的な話はよくあるが
記憶がコピーされ、自身の記憶と混乱すると言うのも見た事ある気がする。
覚えてたのはデビッド・マッカラムの二重スパイ国際謀略作戦。
他にもあった気がするし、フェイスオフも似てる。
妻役がガル・ガドット、CIAの上司がゲイリー・オールドマン
記憶コピーの専門家がトミー・リー・ジョーンズ
殉職したCIAがライアン・レイノルズと言う布陣。
さらにプリズンブレイクのスクレの人や、スタトレに出てたアリス・イブ、
エクスペンダブルズのスコット・アトキンスなんて人まで出演。
この話で、なんでこんなに豪華にした?という疑問は否めない。
記憶は48時間で消えるはずだったのだが
終盤になって、記憶をとどめる方法があるとか言い出すあたりは都合よすぎ。

2018/02/24
「エアポート2017」
 インチキエアポートシリーズの1作。
飛行中の旅客機に爆弾が仕掛けられ、高度を落とすと爆発すると判明。
スピードぽい設定だけど、
昔読んだ名探偵クイズにも同じ状況でどうすると言う問題があって、
標高の高いメキシコだかの空港に着陸すると言うのが正解でした。
(出題する探偵は007で、世界を股にかける彼だからの発想だそうです)
一味の目的は、乗客の女性の夫が知りうる暗号の入手。
ただし、暗号が何に役立つかは最後までよくわかりません。
機長はなぜか中くらいの高度で飛び続け、
高層ビルの間をヒラリヒラリとアクロバット飛行するあたりが面白い点。
戦闘機のミサイルでエンジンを破壊したとかいう理屈で、
すんなり着陸してしまうのは拍子抜け。

2018/02/18
「ブラッド・ファーザー」
 メル・ギブソン主演のアクション。
メルは危ない世界を生きていて、刑務所にもいた男。
仮出所で平穏な暮らしをしていたが、音信不通だった娘から助けを求められる。
娘は裏社会の罠にはめられて命を狙われるが、
もともと凄腕だったメルが反撃すると言う展開。
痛快になりそうだけど、さすがに歳とったメルの暴れっぷりは寸止め気味。

「ラプンツェルのウェディング」
 塔の上のラプンチェルのその後を描く短編。
ラプンツェルとユージーンが結婚する事になるが
カメレオンと馬が、預けられた指輪をなくして大騒ぎに。
それ以上の話ではない。

2018/02/12
「モアナと伝説の海」
 南の島を舞台にしたディズニーアニメ。
主人公が女の子なんで、また似たような話かと想像したけど、
王子さまと恋に落ちるプリンセスものではないです。
モアナは島の村長の娘だが、島の食料が足らなくなる危機に。
島を移れば何とかなるが、外海に出てはならないと言う教えがあった。
実は、マウイと言う半神半人の存在が女神を怒らせたのが原因とわかり、
モアナはマウイと共に謝りに行くという訳。
そこでいろいろな試練に遭うが、物語の展開的にはあまり起伏がない。
絵が異様にきれいなのと、小さい頃のモアナが可愛いのは印象的。
ディズニーキャラがちらっと出てると言うトリビア的な話題もあるが、
そんなにはじっくり見てないので。。

「クリスマス・キャロル」(1999年米)
 クリスマス・キャロル何度か目の映像化。
本作のスクルージはパトリック・スチュワート。
クリスマス・キャロルは作品ごとの設定の違いがあまり見付けられないが
ピカードは過去へ行った頃から精霊の意図を理解していた印象。

2018/02/11
「サバイバル・ソルジャー」
 ジャン・クロード・バン・ダムの出演する映画。
バンダムは毎度のように主演ではないが、そもそもアクションですらないコメディ。
主人公はデザイン会社のクリスで、上司フィルに手柄を横取りされてしまう。
ある時、彼らは孤島でサバイバル研修を受ける事になるが、その教官がバンダム。
バンダムは元軍人の様なフリをするが、実はヘタレで途中でトラにやられて退場。
一同は島から出られなくなると言う訳。
元ボーイスカウトのクリスは、サバイバル技術を発揮。
一方、上司は怪しい草で幻覚を見せ、社員たちの王として君臨。
島の主権をめぐって、クリスと上司が対決するという展開。
まあまあ無難な感じで、バンダムの脇役ぶりもそんなに悪くない。

2018/02/10
「ハッスル」
 バート・レイノルズ主演のサスペンス(?)
娘の自殺らしき死体が見つかるが、信じられない父親ベン・ジョンソンは独自に追跡。
やむなくバート刑事も再捜査すると言う訳。
真相ははっきりしないまま、何となく丸く収めたと言う印象。
バートに期待したアクションとかはほぼない。
実は骨太作品で知られるロバート・アルドリッチ監督作で、
ハードボイルドな刑事ものと言う事かも知れないけど、なんか物足りない。
バートは事件とは全く関係ない強盗に撃たれて死ぬが
その強盗がロバート・イングランド。

2018/02/04
「キング・ホステージ」
 ニコラス・ケイジが出てるサスペンス(?)
ニコラスだけでなくジョン・キューザックも出てて、
コン・エアーコンビの再共演と言う訳。
だから見たけど、彼らは主人公ではありませんでした。ちょい役でもない。
主人公は堅気の青年で、兄がボスであるニコラスに拉致される。
そこで兄を救出するために奮戦すると言う訳。
キューザックは兄捜索に協力する知人で
ニコラスとキューザックの直接対決はなし。
主人公の青年は堅気のくせに意外に強くて、ニコラスはボスのくせに割に無計画。

2018/02/03
「I AM スティーヴ・マックイーン」
 スティーブ・マックイーンの生涯を描いたドキュメンタリー。
有名な出演作を年代順に紹介しているのはわかりやすい。
この手のドキュメンタリーは、関係者がどれだけ多く出てるかだが
歴代の妻が出ているのはポイントが高い。
一方で、著名な共演者はロバート・ボーンだけで
後はゲーリー・オールドマンとピアース・ブロスナンと言う
共演経験のない俳優がコメントしてるだけ。
映画の音楽が使われないところとか、
遺作であるハンターが紹介されないあたりは、使用権の問題かと勘繰ってしまう。

2018/01/28
「完全なる報復」
 ジェラルド・バトラーとジェイミー・フォックスによるサスペンス。
技術者のバトラーは強盗に妻子を殺されるが、
証拠に不備があり、犯人1人は死刑が決まるが、もう1人は司法取引で3年の刑に。
これに納得いかないバトラーは、自身で犯人2人を殺害。逮捕される。
ところが、刑務所にいるバトラーは、弁護士や判事にも報復の矛先を向ける。
なぜだか次々殺され、検事ジェイミーが止めようと奮戦する展開。
爆弾魔が私怨でいろいろ復讐する話は他にもあった気がするが
犯人がひいきのバトラーだからか、何となく応援してしまう始末。
なぜ刑務所にいるのに犯行が続けられるかと言うあたりが謎になり
プリズンブレイクみたいに、事前にいろいろ仕込んでおいたかと思いきや、
真相は割に拍子抜けの手口。

2018/01/27
「ネオン・デーモン」
 モデル業界を描いた作品。
主人公はエル・ファニング演ずるモデルの卵。
演出家は、彼女には作り物ではない美しさがあると、
整形したようなモデルたちを差し置いてエルを起用。
その辺はサクセスストーリーとしてまあまあ面白いんだが
周囲のモデルが嫉妬するような展開になってからは幻想みたいな感じで
何が言いたいやらさっぱり。
実はキアヌ・リーブスが出てるから見たんですが、
彼はエルが泊まるモーテルの管理人で、ちょっと出るだけ。

2018/01/21
「偉大なるマルグリット」
 音痴な歌手の物語。
メリル・ストリープ主演のマダムフローレンスで描かれた実在の歌手の話で、
あちらが実話に近いとすれば、本作はちょっと脚色が入ってる事になる。
2作を比較すると。。
・あちらは夫が音痴である事を隠したが、本作は取り巻きが隠していた。
夫はむしろ音痴を隠す事に否定的だった。
・どちらも夫は浮気してる。
・本作の方がハッキリした音痴。
・ヒロインは最後に自分が音痴だと気付く。
テーマ的には、コメディか、夫婦愛を描いた話になりそうなんだけど、
2作とも中途半端な印象。
ラストがアンハッピーエンドになっている本作の方が、
フランス映画らしいシニカルさでちょっと面白い。
ただし、凄く面白い訳ではない。

「ポルターガイスト」(2015年米)
 スピルバーグが製作したポルターガイスト(1作目)のリメイク。
本作はスパイダーマンのサム・ライミが製作。
墓地の跡地に引っ越した一家は、家に不思議な現象が起こる事に気付く。
旧作とほぼ同じ展開で、スマホやドローンが出てくる点が目新しいが、
物語に影響する程でなし。
旧作で好きなのは、
数時間かけて数センチイスが動くのを見た事があると専門家が自慢げに言うシーン。
素人である一家は物凄い速度でイスが動くのを見せ、専門家を愕然とさせた。
本作でもそのシーンはあるんだけど、見せ方がまずいのか、
桁違いの事態だと言う事が伝わりづらい。

2018/01/20
「ファイブヘッド・ジョーズ」
 複数の頭を持つサメが現れるシリーズ第3弾。
だんだん頭の数は増えるが、作品間のつながりはない。
今回は5つの頭があり、5つ目はなぜか尻尾側にある。
なぜそんな事になったのかの説明がないだけでなく
例えば、4つじゃなくて5つ頭があるからこんな事態になった
。。と言うような描写もない。

「ザ・パッケージ/暴かれた陰謀」
 80年代に作られたジーン・ハックマン主演のサスペンスもの。
よく見れば、トミー・リー・ジョーンズも出ていて、監督はアンドリュー・デイビス。
トミーリーは、本作と沈黙の戦艦、逃亡者と続けて3作、彼の作品に出演してる訳。
ハックマンは軍事裁判の為にトミーリーを護送するが、逃げられてしまう。
実は米ソによる核兵器全廃条約に反発する連中が両国にいて
殺し屋トミーリーを雇って、ソ連大統領を暗殺しようとしていた。
ハックマンは殺人犯に仕立てられるが、逃げ出して陰謀を阻止しようとする。
ケネディ暗殺やらジャッカルの日やらを連想させる展開だが
なんか粗い話と言う印象は否めない。

2018/01/14
「レゴバットマン ザ・ムービー」
 レゴのおもちゃが活躍する映画第2弾。
前作では子供が遊ぶおもちゃの世界の話だったと言う種明かしがあって
異なる作品出身のキャラが、世界観を超えて共演する説明になっていた。
今回はそういう種明かしはないけど、
バットマンの敵が総出演し、キングコングやヴォルデモート、冥王サウロン等も登場。
スーパーマン他との共演は、本家にもあるからありがたみは薄れるけど
アイアンマンには負けないなんてセリフも出て、作品の枠を超えた自由さが魅力。
バットマン自身も、白黒時代、TV時代、ティム・バートン版
ダークナイト版、VSスーパーマン版と、
いろんなバリエーションが登場するあたりは、マニア心をくすぐる。
TV版に出てきた「サメよけスプレー」が茶化されていて
あちらの人も、使い道が少ないと感じていた事がわかります。
ちなみにトゥーフェイスの声をビリー・ディー・ウイリアムズがやっていたとのこと。
彼はティム・バートン版でハーベイ・デントを演じていたが
デントがトゥーフェイスになった3作目ではトミー・リー・ジョーンズに役者交代。
30年ぶりに返り咲いたと言う訳。
このレベルの楽屋落ちは、他にもいっぱいあるのかも知れないけど
ぼんやり見てても気が付かない情報量が詰め込まれてるみたいです。
そう言えば、ランドはSWに復活しないんですかね。

2018/01/13
「マペットのクリスマスキャロル」
 年が明けてもクリスマス・キャロル。
マペットショーに出てたマペットたちが登場すると言うので
ミッキーマウスとかが出てきた版のバリエーションと想像。
実際は、人間もいる所にマペットも出てくると言う世界観で
(今にして思うと、マペットショーもそうだった気がする)
今回はスクルージ役のマイケル・ケインが存在感がありすぎて
マペットが出てると言うあたりの印象は弱い。

「クリスマス・キャロル」(1970年英)
 クリスマスキャロルを2連発。
アルバート・フィニーやアレック・ギネスが出演するミュージカル。
他の作品よりやや長めで、最後にクリスマスを祝う時の描写が派手め。
スクルージが地獄に落ちた時の描写があるのが特徴。

2018/01/08
「キックボクサー リジェネレーション」
 ジャン・クロード・バン・ダム出世作のリメイク。
役名もだいたい同じで、師匠役をバンダム自身が演じていると言う訳。
闇試合の女主人がジーナ・カラーノだったりして、ちょっとお得感があるが、
物語自体はたいして進歩のないチープな感じ。

2018/01/07
「バトル・オブ・バミューダトライアングル」
 大統領が行方不明になる話。
ジョン・サベージ大統領の乗った専用機が嵐に遭遇。
大統領は脱出ポッドで脱出し、軍が捜索する事に。
ところがその海域にはタコみたいな生物がいて、どうやら宇宙から来た生命体と判明。
バミューダトライアングルの正体はこいつだったみたいな話だが、
そこはあまり掘り下げない。
生物と巨大宇宙船が人類の脅威とわかり、
インデペンデンスデイみたいな事になったのが、90分の映画の残り30分のところ。
軍の司令官はリンダ・ハミルトン。
久しぶりの出演作で、すっかり老けた印象。
ターミネーター3を断った彼女が、なんで本作を選んだのかはよくわかりません。

2018/01/06
「リーガル・マインド 〜裏切りの法廷〜」
 ケイト・ベッキンセール主演による弁護士もの。
ベッキンセールはアル中で仕事を干され
別れた夫が連れて行った娘ともなかなか会えない。
そんな彼女が、殺人犯として逮捕された娘の無実を勝ち取る。
ところが実はやっぱり娘が真犯人で
ベッキンセールが利用されていたと言う訳。
どこかで聞いた設定と展開で目新しさはない上、
真犯人がどうやってベッキンセールを利用したかはよくわからない。
なぜ見たかと言うと、ニック・ノルティが出演しているから。
ベッキンセールの父親役かと思ったが、理解のある先輩弁護士と言う事らしい。

2018/01/03
「マダム・フローレンス!夢見るふたり」
 実在したと言うソプラノ歌手を描いた話。
主人公の歌手がメリル・ストリープで、夫がヒュー・グラント。
メリルは舞台に出たりしてファンもおり、夫はそれを陰でサポート。
彼女が歌声を披露するのは30分くらい経過したところで、そこで音痴だと判明。
ピアニストは、夫を含む周囲がそれを指摘しない事を不思議に思う。
夫は彼女が音痴だと承知していて、当人が気づかないように手を回していたのだ。
コメディ路線と言う事と思うのだけど
夫ヒューには愛人がいたりして、終始うさん臭さを隠せない。
(まあ、それがヒューの味なんだけど)
愛ゆえの行動だったと言うあたりの説得力も弱い。

2018/01/02
「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」
☆☆☆

 スターウォーズもエピソード8に突入。
ディズニー製作となり、エピソード7から1年おきに公開。
その間でローグワンの様なスピンオフ作も公開する様だから
毎年何かしら見れると言う訳。
乱発されるとありがたみも減るんですけどね。
エピソード4〜6が基本としてあって
その後に作られたエピソード1は時代が遡って、まあまあ面白かった。
ところがエピソード2〜3は、どうなるかわかってる点で意外性は低い。
JJエイブラムズが作るようになったエピソード7は、
お約束も守らないかも知れないし、この後どうなるかは予想がつかないと言う事で
少なくともエピソード2〜3よりは面白かった。
その続きと言う事で、本作も見逃せません。

 前作の最後に、レイがルークにライトセーバーを差し出すところで終わったから
本作はそこから始まるのかと思ったら、最初は反乱軍の戦いが描かれる。
その後、レイとルークのやり取りも出てくるんだけど
反乱軍の話と、ジェダイの修行の話が同時進行する展開。
この図式は過去作にも共通するんだけど
決定的に違うのは、主人公たるレイが、反乱軍の作戦にほぼ参加していない点。
ルークは修行してても、作戦にもかけつけたよね。
おかげで前作で脇役だったポーと、簡単に意識が戻ったフィンが活躍すると言う訳。
この二分された描かれ方は、見る者の作品自体への食いつきを下げてる感じ。
弱い敵と言う印象だったカイロ・レンは、
本作で多少ましになるが、それでもいまだ強敵とは言えず。
レイとカイロ・レンは心が通じるらしくて、
カイロ・レンが突然良い方へ転ぶ可能性を秘めてるし。
(レイが悪い方に転ぶ結末はあり得ないとして)
前作で、レイとルークが会話する前に映画が終わる中途半端さだったので
本作も、そろそろ突然切られるかなと思っていたが、それから結構長かった印象。
あまり、続きが気になる終わり方ではない。
マーク・ハミルは前作の倍登場してると言ってたけど、倍どころではなく出番あり。
今は亡きキャリー・フィッシャーもぼちぼち出番があり
途中で昏睡状態になるから、そこで死んだ事にする手もあったと思うが目が覚める。

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