初級編
発句(ほっく)
第1句です。17字(音)の長句で、一卷中唯一の独立した句です。「や」「かな」「けり」などの切れ字を用いることができるのも、独立句故です。 脇(わき)
第2句です。14字(音)の短句で、客を迎えた亭主の心で発句に答礼します。脇句の心得は、発句にない境地を作りだしてはならないとされていますので、発句に詠まれた「その時分」「その所」に寄り添う形で付け、韻字(体言)で留めます。 第三(だいさん)
第3句です。長句で詠み、発句、脇から思い切って転じます。 起承転結で言えば 発句=起 脇=承 第三=転 平=転 挙=結 ということ になります。
|