『ローマ字表記の種類』

★さっそく使おうローマ字=五十音対応表

★意外に深いぞ、日本におけるローマ字表記の歴史


★さっそく使おうローマ字=五十音対応表

●ヘボン(標準)式
 ジェイムズ・カーティス・ヘッバーン(ヘボン)が
 1867(慶応3)『和英語林集成』で主張した方式。
 パスポートなど一般に使われる。

●日本式
 日本式は田中館愛橘(たなかだて あいきつ)が
 1885(明治18)『羅馬字用法意見』で主張した方式。

●訓令式新表
 訓令式は両者の折衷案として、1937(昭和12)内閣訓令で示された方式。
 第二次大戦後、1954(昭和29)内閣告示により、
 訓令式新表のように改められた。
 旧・訓令式表はこちら。

 ※以下の表では、その方式の特徴ある部分を赤字で表しています。



●ヘボン(標準)式
a
i
u
e
o
     
ka
ki
ku
ke
ko
kya
キャ
kyu
キュ
kyo
キョ
sa
shi
su
se
so
sha
シャ
shu
シュ
sho
ショ
ta
chi
tsu
te
to
cha
チャ
chu
チュ
cho
チョ
na
ni
nu
ne
no
nya
ニャ
nyu
ニュ
nyo
ニョ
ha
hi
fu
he
ho
hya
ヒャ
hyu
ヒュ
hyo
ヒョ
ma
mi
mu
me
mo
mya
ミャ
myu
ミュ
myo
ミョ
ya
  yu
  yo
     
ra
ri
ri
re
ro
rya
リャ
ryu
リュ
ryo
リョ
wa
      o
     
ga
gi
gu
ge
go
gya
ギャ
gyu
ギュ
gyo
ギョ
za
ji
zu
ze
zo
ja
ジャ
ju
ジュ
jo
ジョ
da
ji
zu
de
do
ja
ジャ
ju
ジュ
jo
ジョ
ba
bi
bu
be
bo
bya
ビャ
byu
ビュ
byo
ビョ
pa
pi
pu
pe
po
pya
ピャ
pyu
ピュ
pyo
ピョ

はねる音「ん」(撥音) nと書く。が、
B、M、Pの前にはmを置く。
(例)新聞【しんぶん】 shimbun
撥音nと次にくる母音字またはyと切り離す必要がある場合、
nのつぎに ’(アポストロフィ)を入れる。
(例)原因gen'in
つまる音(促音) 最初の子音字を重ねて表す。
ただしchの場合はt、shの場合はsを重ねる
(例)マッチmatchi 雑誌zasshi
のばす音(長音) 母音字の上に - をつけて表す。
注.現在、パスポートではOH(オオ、オウ)の使用も
認められている。

大文字 文の書き始め、固有名詞の語頭。





●日本式
a
i
u
e
o
       
ka
ki
ku
ke
ko
kya
キャ
kyu
キュ
kyo
キョ
kwa
クヮ
sa
si
su
se
so
sya
シャ
syu
シュ
syo
ショ
 
ta
ti
tu
te
to
tya
チャ
tyu
チュ
tyo
チョ
 
na
ni
nu
ne
no
nya
ニャ
nyu
ニュ
nyo
ニョ
 
ha
hi
hu
he
ho
hya
ヒャ
hyu
ヒュ
hyo
ヒョ
 
ma
mi
mu
me
mo
mya
ミャ
myu
ミュ
myo
ミョ
 
yo
  yu
  yo
       
ra
ri
ru
re
ro
rya
リャ
ryu
リュ
ryo
リョ
 
wa
      wo
       
ga
gi
gu
ge
go
gya
ギャ
gyu
ギュ
gyo
ギョ
gwa
グヮ
za
zi
zu
ze
zo
zya
ジャ
zyu
ジュ
zyo
ジョ
 
da
di
du
de
do
dya
ヂャ
dyu
ヂュ
dyo
ヂョ
 
ba
bi
bu
be
bo
bya
ビャ
byu
ビュ
byo
ビョ
 
pa
pi
pu
pe
po
pya
ピャ
pyu
ピュ
pyo
ピョ
 

はねる音「ん」(撥音) すべてnと書く。
撥音nと次にくる母音字またはyと切り離す必要がある場合、
nのつぎに ’(アポストロフィ)を入れる。
(例)原因gen'in 金曜日kin'yobi
つまる音(促音) 最初の子音字を重ねて表す。
(例)マッチmatti ラッパrappa
のばす音(長音) 母音字の上に ^ をつけて表す。
大文字 文の書き始め、固有名詞の語頭。
また固有名詞以外の語頭も大文字でかいてよい。




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