「特定の条件下のみでは名品だが、
それ以外の人にとっては価値がないゲーム」小めにゅ
1.「グランディア・デジタルミュージアム」
2.「グランディア・パラレルトリッパーズ」

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1.「グランディア・デジタルミュージアム」(セガサターン)
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特徴
・実際にはRPG「グランディア」設定資料集の要素が濃いゲーム。

・様々な資料を閲覧するためには、追加された新たなダンジョンに
眠っているアイテムを探し出してこなければいけない。
(ここの部分がRPG)
キャラクターのデータはあらかじめそこそこ強くなったデータが
収録されているので、そのキャラクターを使って新作ダンジョンに挑んでください。
(パーティメンバーは「ジャスティン」「フィーナ」「スー」の3人です)

・技や魔法発動時のセリフが本編とは少し違う。

長所
・始めから収録されているキャラデータが若干特殊で、
普通に「グランディア」本編をプレイしている時は絶対不可能な
プレイを楽しめる。

・出現するモンスターのデータや、本編のセーブデータ(本編の名シーン
直前からプレイできるセーブデータがこのゲームの中に収録されています
もちろん、これらを見るためには「グランディア」本体が必須です)
などは割と役に立つ。

・新作ダンジョンは、(当たり前の事ですが)全てオリジナルで、
「グランディア」本編をやり込んだ人でも充分楽しめる。

短所
・とにかく途方もなく入手困難。というか、無理かも。
かなりの運に恵まれなければ入手する事はできません。
(私はこれで一生分の運を使い果たしたかも……)

・何故「ガドイン」がいないんだ!!「ガドイン」が!!
奴こそ「グランディア」の主役ではなかったのか!!

・パーティメンバーの変更が利かない。
(どうせなら本編ではありえないパーティ編成とか
やってみたかったですよね……)

・せっかく新作ダンジョンがあるんだから、
本編のデータで挑戦できたら楽しかったと思うんですが、
それができない。

総評
  本編をやった事のある人間には得難い宝物に見えますが、
本編をやった事のない人間にとってはよく分からないゲームに
見えるでしょう。
  もちろん、私は前者ですが。
  「グランディア」をやった事がある人間なら絶対に欲しいと思える品。

  設定としては、「グランディア」本編のエンディング後、
「ジャスティン」達が(パーティメンバーは「ジャスティン」「フィーナ」
「スー」の3人ですが、他にもたくさんのキャラクターが登場します)
「リエーテ」によって強制的に「アレント」に召喚されて、
無理矢理ダンジョンに挑まされる、といった所でしょうか。
まあ、はっきり言ってこのゲーム自体のストーリーなんて
あってないようなものです。

  種類分けとしては「RPG」に分類しときましたけど、
実際の所は「グランディア」の設定資料やらミニゲームやらが
沢山詰まったお楽しみディスクといった雰囲気が強いゲームです。

  久々に「グランディア」のキャラクター達を見てあまりにも
懐かしすぎて涙が出そうになったというのは内緒。
(「ドーリン」の「リエーテ殿ぉぉぉぉ……。」は最高!!
  というか、「レーヌ」3賢者が全員登場というのは素晴らしすぎ
  でも、「ミルダ」は登場しない……何故……?)

  2001年9月1日現在では、発見するのが限りなく困難である、
というのが大いなる欠点ですね。
  「グランディア」ファンなら是非探してみてください。
(一生探しても見つからないかもしれないですが)

蛇足
  ミニゲーム「男の熱血100億番勝負」は、
そのネーミングセンスの頭の悪さ(誉め言葉)に
大爆笑させてもらいました。

  未クリア、どころかろくにプレイしていません。
時間がなくて、というのは言い訳に過ぎないかもしれませんが。

点数評価
私お気に入り度:★★★★★

ゲーム性:★★★

目新しさ:★★★★

手に入りやすさ:マイナス★×100億




2.「グランディア・パラレルトリッパーズ」(ゲームボーイカラー)
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特徴
・「グランディア」のキャラクターを使った「グランディア」とは全く別物のRPG。
(主人公もオリジナルキャラクター)

・一応「グランディア」本編から話は続いている。

・「グランディア」本編の戦闘システムもかなり斬新なものだったが、
「グランディア・パラレルトリッパーズ(以下「パラレルトリッパーズ」)」の戦闘も、
全くオリジナルなシステムながら非常に斬新で面白いものになっている。

・「グランディア」本編とは違い、謎解きにかなり高いアクション性が求められる。
(「ゼルダの伝説」並みかな??)

長所
・懐かしの「グランディア」キャラクター総登場(?)!
(主人公ではないけれどちゃんと「ジャスティン」も出てきますよ)

・「グランディア」本編では仲間にならないキャラクターまでも仲間になる。

・IPゲージを「グランディア」とは全く異なる概念で使用した非常に革新的で面白い戦闘方法。

・データベースを完成させる楽しみが増えた。
(「敵モンスター」「戦闘時アクションカード」「キャラクター」のデータベースを完成させる)

短所
・アクション性が求められるため、RPG部分に集中できない。
(しかも、私のように隻腕の人間がプレイすると手が攣りそうになるんです)

・ゲームボーイカラー専用のため、ゲームボーイでは遊ぶ事ができない。
(ゲームボーイアドバンスでは遊ぶ事ができます)

総評
  いやー、これ、かなりツボに入りますよ。
一言でストーリーを語っちゃうと、
「ごく普通の一般人(主人公)が、ある日突然『グランディア』の世界に迷い込み、
  そこで『グランディア』のキャラクターと一緒に冒険する。」
ということになります。

  いいですわ。これ。お約束かもしれませんが、個人的にはこういうの大好きなんですよ。
ただ、絶対に言える事は「グランディア」を最後までクリアした人間だけが
このゲームを楽しめる、ということ。最後まで知らないとネタが全然分かりませんよ。
ネタが分からないとこのゲームの面白さは半分以下になっちゃいますから。

  「グランディア」をクリアした事がある人だったら買っても絶対に損はしません。

  「グランディア・デジタルミュージアム」とは違い、比較的手に入れるのは簡単なので、
見かけたら買ってみるのもまた一興ではないでしょうか?

  ネタばれ要素が非常に強いので、あまり詳しくは書けませんが、
一応「仮クリア」ってところでしょうか。

点数評価
私お気に入り度:★★★★

ゲーム性:★★★★

目新しさ:★★★

手に入りやすさ:★★★★★