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インドネシアで発刊冊数(※1)の多い
漫画家ベスト10はこの先生達だ!!


第1位 藤子・F・不二雄先生 101册
ドラえもん(1〜45巻)、エスパーマミ(1〜9巻)、大長編シリーズ(1〜18巻)、ウメ星デンカ(1〜3巻)、21エモン(1〜4巻)、さらに「ドラえもん不思議探検シリーズ」などすべてで、なんと101册の漫画がインドネシアで発刊されました!いずれの漫画も人気が高いことも特筆すべき点です。21世紀藤子先生を超える漫画家は果たして誰になるのでしょうか?
第2位 植田まさし先生 77册
コボちゃん(1〜47巻)、かりあげ君(1〜30巻)、現在この2作品のみですがいずれも人気作品ですので総発刊冊数で2位に入りました。インドネシアの教育学者が唯一「読んで良し!」とお墨付きを与えたのはコボちゃんとかりあげ君のみです。
第3位 前川たけし先生 67册
鉄拳チンミ(1〜37巻)(写真左)、ブレイクショット(1〜16巻)(写真右)、はっけよい(1〜3巻)、ストライカー(1〜3巻)などなど。インドネシア日本漫画の基礎は前川たけし先生の作品によって作られたと言っても良いでしょう。人気は根強いものがあります。
第4位 蛭田達也先生 59册
コータローまかりとおる!(1〜59巻)は現在において1作品のインドネシア漫画史上最長作品です!しかしあまりに長すぎたか今は残念ながら発刊は続いておりません・・・。蛭田先生はこの1作品のみで4位にランクインです。
第4位 ちばてつや先生 59册
おれは鉄兵(1〜34巻)(写真左)、あしたのジョー(1〜25巻)(写真右)の2作品のみでランクイン!しかし残念ながら日本ほどの人気は出ませんでした・・・これが海外の難しさか。
第6位 美内すずえ先生 44册
ガラスの仮面(1〜41巻)(写真左)、アマテラス(1〜3巻)(写真右)。ここはなんと言ってもガラスの仮面です!待ちくたびれたか途中で発刊中止になってしまいましたが、人気不振からの発刊中止ではありません。もしすべて発刊されていればインドネシア日本漫画読み筋ベスト10入りは確実でした。まさに幻の名作日本漫画と言えます。
第7位 鳥山明先生 42册
ドラゴンボール(1〜42巻)。鳥山明先生の作品はドラゴンボールのみですが、あまりにも偉大な作品になりました。この42册のストーリーにインドネシアの子供達は夢を見ました。
第7位 川原正敏先生 42册
修羅の門(1〜31巻)(写真左)、修羅の刻(1〜11巻)(写真右)の2作品で7位に入りました。いずれも国内仕様の漫画ですが、インドネシアでも意外な健闘を見せました。
第9位 庄司陽子先生 37册
生徒諸君!(1〜26巻)(写真左)、ほか短編作品(11編)。インドネシアでも少女漫画の草分け的存在です。「オキタ」はインドネシアでも有名です!
第10位 大島司先生 36册
シュート!(1〜33巻)、シュート!蒼きめぐり逢い(1〜2巻)(写真)。現在シュート!蒼きめぐり逢いが絶賛発刊中ですので、単独10位になることが可能でしょうか?
第10位 松本洋子先生 36册
闇は集う(1〜8巻)(写真)をはじめ短編作品多数で10位にランクイン。ホラー作品が多いのが特長で暑い国にはぴったりです!短編作品は今でも発刊があり大島先生に負けていません。


※1・・このランキングは発刊冊数であり、「作品数」ではありません。つまりランキングの上位に入るには長期連載できる人気漫画(コボちゃんは1作品で1〜47巻、つまり47册の漫画を発刊しています)があることが条件になってきます。またいわゆる海賊版、コピー作品で出回っている漫画はランキング対象から外しました。また第1位の藤子・F・不二雄先生、第2位の植田まさし先生、第3位の前川たけし先生、第10位の大島司先生の作品は、現在も継続的に作品が発刊中ですので今後冊数が増えることが確実です。



〜へいちゃんのちょっと一言二言〜
ここでは本来なら、この国で日本漫画を代表すべき存在になるはずであった「ガラスの仮面」に注目をしてみたいと思います。この漫画を、へいちゃんは「眠りすぎた最終兵器」と称しています。41巻発刊の後「日本の作家が執筆を中止したため、やむなく発刊を中止します」との小さなコメントが出版社から発表されました。それ以降増刷は控えられ、現在では全巻を入手することはほぼ不可能な状態です。かつてのガラかめ読者層はすでに親となっている者も多く、この漫画の輝かしい記憶は徐々に薄れつつあります。また現在の子供達には、ほとんど目にすることの出来ないなじみの薄い漫画となってしまい読者層の空洞化が進んでいます。もし今後日本で42巻が発刊されたとしても、この国で出版するかしないかは出版社にとっても難しい問題です。しかしある女性(25歳)はけいちゃんにこう言いました、「あのストーリーは今でもはっきり覚えてるわ!もし続きが出ればみんな絶対に買うわよ!」。出版社にとっても現在育児、仕事に忙しい20歳代女性を再び漫画読者層に呼び戻すには、うってつけの作品でもあるのです。ノスタルジックな記憶は帰ってくるのか?、そして「ガラスの仮面」は最終回を迎えることが出来るのか?、様々な疑問はありますが、インドネシアの女性達もその続きを知りたくて、静かに待っているのです。

実はその後・・・

このページをアップロードした翌日、偶然にも出版社の方とお話する時間がありました。その様子をどうぞ!
へい:「どう、最近は?」
C氏:「まずまずじゃないの」
へい:「ところで、ガラスの仮面もうほんとに在庫ないの?」
C氏:「ないよ〜」
へい:「ふ〜ん、そうそうところでさ、もし日本であの続きが出たらどうするの?出版するの?」
C氏:
「1巻続きが出たからってすぐには出版しないと思う。様子を見たいんだ。また中止になったらリスクが大きいからね。多分だけど日本で最終回を見届けてからの発刊になると思うよ。」
へい:「って言うと・・・日本で最終回を迎えると発刊するってこと?」
C氏:
「もし本当に最終回を迎えれば、うちとしては1〜41巻をもう一度最初から復刊させるよ。あの漫画には未だにそれだけのニーズがあるよ。」
へい:「ま、まじで〜〜!?1〜41巻をまた発刊させるの?そして続きを出す?」
C氏:
「そう、そうして完全な人気漫画にしたいんだ」

とこのような話の内容です。もちろん最終決定は会社が下すもので不確実要素はあります。しかしへいちゃんはC氏の様子から、会社内でもある程度の意志は既に決まっているのではないかと推測しました。もし日本で最終回を迎えれば
1〜41巻をもう一度発刊し直す、この国の漫画事情を考えれば極めて異例なことだと思います。「眠りすぎた最終兵器」は目覚めを迎えて、インドネシア日本漫画史に輝かしい1ページを残すことが出来るのか?さあ美内先生!北島マヤ再登場の檜舞台はスポットライトも用意して完全に整いましたよ!


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