さあ、元気を出してシャシーのレジン化と参りましょう。ボークスのレジン用ブロックを大量に使用。粘土のかさ上げにも使用。
粘土は、有名な‘ほいく粘土’を使用。評判通り、型どりには、とても使いやすいです。湯口を作って、シリコンを流し込みます。上面のシリコンが固まったら、石膏を流し、バックアップを作ります。
次は下面です。ひっくり返してブロックと粘土を取り除きます。
はい、こんな感じ。あーしんど。
いつものブルーワックスを塗って、下面にシリコンを流して・・。 固まった後、ブロックで壁を高くして、石膏でバックアップ。結局、シリコン、石膏とも4kgずつを使用。
ようやく、型を割って、原型を取り出しました。
湯口からレジンを流す前に、流れが悪そうなところは、あらかじめスポイトで流しておきます。これはサイドスカートのところ。
上面も同じように。そのまま、上からシリコンを流しても、サイドポンツーンのフィンやタイヤ前の整流バルジ等は、絶対、気泡が抜けないでしょう。
いよいよ、レジンの流し込みです。バックアップの石膏ごと、型をあわせて、固定します。とにかくでかいので、ゴムバンドなんかでは無理です。荷造り用の縄でしっかり縛って固定します。思ったほどレジンはいらなかった・・。
重合後の冷却は十分に。これだけのレジンになると熱いです。冷めないうちに型を割ると、注型品が歪んでしまいます。なかなか、うまくいったかも・・。
さあ、出来ました。これでも気泡が抜けないところがありましたが、後でパテ埋めということで。
こちらは、改心して作り直したリアサス周りの仮組。実はこれが今までの最難関でした。流用パーツと自作パーツの組み合わせですが、どれを使って、どれを作るか・・。本当に悩みました。仮組み数百回の結果です。詳細は以下より。
ギアボックスは流用。ロータス72以降のキットでヒューランドならどれでも同じ。ブレーキディスクの取り付け部を出来る限り薄くしました。そのディスクは実物はもっと小型なんですが、スリットがないとサマにならないのでそのまま流用です。ロアアームはルノーのパーツ。アップライトのところは真鍮線の?形を取り付けました。ここら辺のディテールアップは後ほどです。
こちらは、真鍮線で作った各アーム。全て半田付けで組み立てます。 左はプラ材と組み合わせて作ったリアダンパーの支持パーツ。各寸法は、簡単でも図面を書かないと割り出せません。
アップライトは78のパーツを全然違う形に大改造。アッパーアームも全自作。ダンパーは78のを小改造。白いところはエバーグリーンのプラ材です。多種多様の形状があるので、ある程度、揃えておくと便利です。非常に正確な寸法に加工されていますが、プラの材質が柔らかいので、工作しやすいです。
各ジョイント部は、78等のその部分を移植しました。受けは真鍮線を埋め込んでおきます。このように組み立てられます。
リアスタビライザー。78のパーツとプラ材組み合わせです。取り付け部品は、キットのジョイント部分を利用。
組み立ててみましょう。 アップライトとアームを結合して、
アップライトとアームを結合して、
リアダンパーをはめ込んで・・
ロアアームにアップライトをはめ込んで・・
スタビライザーをはめ込んだ真鍮線の支持アームを前後から差し入れて・・
はい、このように組みあがります。
エンジンブロックをセロテープで仮組みしてみます。ブレーキキャリパーやギアエンドなど、まだまだディテールは作らないといけませんが、苦節数ヶ月?なんとか目処がつきました。前に流用パーツで作ったものと比較してください。んー、あまり変わらない?
シャシーにセットしてみます。やっぱり・・苦労したところは、あまり見えない・・。カウル全部はずれるようにしようかなー?。
ブレーキキャリパー。よく詳細はわかりませんので、プラ材と汎用パーツのリベットで適当に作りました。
面倒くさいのでこれをコピーします。粘土みたいに混合して固まるブルーミックスというシリコンゴムを使いました。手でこねて、上から原型に押しつけます。待つこと数分・・
原型を取り出し、プラリペアでコピーを作ります。とっても簡単便利。
原型とコピー品。 これで、一応リア周りは何とかなるでしょう。次回はシャシーに戻って工作を続けます。先は長いぞー。
これで、一応リア周りは何とかなるでしょう。次回はシャシーに戻って工作を続けます。先は長いぞー。