1/12 ロータス79 製作記 6
しばらくノーズ部分のモノコックです。前にプラバンで作った部品をレジンで裏打ちし、バキュームしました。頂点の補強部分はプラバンとエポパテ。1/12になると、しっかりリベットも再現しないと。穴開けるだけでは寂しいし・・
でもどうやって?
いろいろ考えて、テストもしましたが、やっぱり正攻法で。
いわゆる植え込みリベットです。
まずは、テープでガイドし、リベットラインをかきます。
鉛筆で中心線、リベットラインを書きました。リベットの前に大小3つの点検孔?を作らないと
非常に厄介なことに細い縁取りがあります。プラバンを貼って・・
これを縁取りとして残し、開口します。写真の大きなビットはスクラッチには非常に便利です。
細く均一に残すのは結構むずかしい。
まあ、こんなもんでしょう。
さあ、リベットだ。
いちばん留意すべきは、等間隔であること。これがばらつくと非常に目立ちます。
既製品のゲージを使いましょう。ハセガワのリベットゲージが便利です。これをあてながら小型電動ドリル(ミスターマイスターのPT-αを使用、安い割に無段変速でかなり優秀)で一つ一つ穴を開けていきます。
一応全部開け終わりました。でも、なんか、穴大きすぎないか?
実車のリベットは高さはほんの僅かで、周囲の外板は少し凹にへこんでるはず。折角の1/12ですから、これも表現しましょう。でもモーターツールのやすりでグリグリするだけ。
毎度おなじみエバーグリーンのプラロッドを適当に切って瞬着をつけ、先細のプライヤーでひたすら穴に突っ込んでいきます。写真では太さ0.88を使っていますが、このあと悲劇が・・
全部埋め込みました。ぶつぶつで気持ち悪い。やっぱり太すぎるか?
一応そのまま進めます。リベットをニッパーで切断し、適当な高さまでスポンジペーパー(3M)で削ります。ガイドなんかなし。目分量と手の感覚がたより。でもあらかじめ周りをへこませてあるので、ぎりぎりのとこまで削ってもしっかりリベットの頭は残ります。スポンジペーパーで削ったので、頭はうまく丸まっています。
でも、ダメだ。リベット大きすぎるし、間隔も広すぎる。
今ごろ後悔するなよー。
我慢できず、結局、予備のバキュームパーツで、このページの最初からやり直しました。0.64のロッドで間隔も狭く・・ご苦労なことで・・
リベットの様子が微妙に違うのが・・ほとんど分かりませんね。
では、と、Web用にエナメルのグレーでウォッシングしてリベットくっきり。のはずが、ただ単に汚くなっただけ。でも上の写真より分かりやすいでしょ。点検孔ふさいだのは、複製のために裏打ちしたため。
こちらは燃タン。これもリベットやり直しております。
この勢いでシートも。左右非対称の特徴ある形です。手っ取り早く流用をと、結局エレールのリジェが使えそう。凄くもったいないけど・・(訂正:ルノーRE20のものでした)高さをつめて使用。底はT4のもの。
シャシーにフィットさせるため、シャシー側にセロテープを貼り、シートとの隙間にアルテコの瞬間パテを充填していきます。このパテ、簡単にセロテープからはがれます。
クッションは多分ビニールレザーでできているので、柔らかさを表現するため、エポパテで包んでみました。ぺたぺたと指の跡がちょうど良さそう。(単に繋ぎ目を消すのが面倒だっただけかも)
実車の写真では肩の部分に、ソファーみたいな縫い目が認められます。0.22の銅線を接着しました。
シャシーにセットして、こんな感じ。これのみ大きな画像あります。
先は長いぞ。次は前サス関連とタイヤか・・
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