活動報告 |
9/30 JMRC長野ジムカーナシリーズ第6戦 |
A1 3位 (6台中) |
今回の舞台はさるくら.しかも,主催者はロードナイトである.ここが主催のジムカーナは毎年一戦開催されるが,コース設定が若干パイロンの位置がづれる程度でいつも同じである.長野ジムカーナ界において,自分が去年からどれぐらい成長したか,または過去の名選手にどれぐらい近づけたかを測るにはいい機会となっている.また,A1・A2クラスにおいては’95?の記録がいまだ破られていないということで,長野県のトップドライバーはこれを目標に走るイベントでもある. 当然コースが分かっているということで,事前に練習する人も多い.ちなみに去年は仲間ウチで一日コースを貸しきって練習しているが,今年は自動車教習所通いということもあって忙しく,今回練習には行かなかった.その代わり何十回もイメージトレーニングを繰り返してイベントに臨んだ. ゲートオープンが8時ということで下道で行こうと思っていたが,2時間も寝坊してしまった(そこでよく起きれたと思う)ため,高速をかっとび一路飯田へ.準備をしてコースを見る.パイロン位置は変わっていない.「やはり今年も…」と思っていたが,試走車両がなぜか違う方向へ走っている.「???」と思いながら受付するとコースが変わっていた. コースは,いつものスタート位置から右に曲がり,広場でいきなり右270で外周山側へ.奥を曲がり,いつものように島4つをオムスビ.奥を曲がったら島を引っかけて外周谷側―大回り―山側のひし形の島を左回りで一周―奥―谷側へ.谷側にあるちょっとした広場で,右から左進入の8の字をしてゴール.コースを見た瞬間から,エントラントに意見は一致していた.「どうやって8の字を回ろうか??」.コース図を見て,「もらった」とにやける町田さん(ターンがとても得意らしい)が妙に怖い.平出さん,町田さんとともに慣熟歩行をやる時も,町田さんは「このターンでコンマ5稼いで…」なんて勘定している,そして「外周でチャラになって…」なんて笑ったりしていた. 自分の中では8の字は進入1本目でサイドで勢いをつけ2本目その勢いで奥も回る,もしくは1本目をグリップで確実に入り2本目で一気に回り込むという二つを考えた. 今日はいつもに比べ気温が低く,コンパンドはSSがベストだろうとのことで,小林さんからA048SS+TE37(6.0J+32)をレンタルした.リアはRAPのA048SS.エアはF2.0,R1.6.減衰はF6番戻し,R16番戻し(2本目は18番).リアのタイヤができるだけ頑張らずにヨレながらスライドし,荷重をかけたときもリアの限界を下げてターンをしやすくすることを考えてのセッティングである. 1本目.前ゼッケンの町田さんがスタートするや,すばらしい270を見せコースを駆け走る.問題の8の字は進入の1本目でややスピン気味まで向きを変え,その勢いで回っていた.自分が考えたうちの片方であった.ってことで,「同じ事やったら負ける」って考えのもと,グリップで進入と決めた.そして失敗する.進入スピードは十分落としていたのだが,あまりにパイロン間隔が狭く(約8歩)奥のパイロンを回るときにすでに後手を踏んでいた.禁断の6速を使うはめに.ついでにパイロンタッチのオマケまで付いてしまった.ついでにA1では町田さんしか8の字をクリアできていなかった. ちょうどA2の途中頃に結婚式帰りの金田さんが遊びに来た.8の字の攻略を聞いたらやはり進入でサイドによって向きを変えて,2本目までにできるだけ距離を稼いだ方がいいとのこと.それを考慮に入れつつ2本目へ. 2本目は最初の270でパイロンを踏む.かなり頭の中が真っ白になりながらも外周を走るうちに意識が回復し,8の時まではそこそこの走りができる.進入,サイドで向きを変える…あれ,何でこんな所にパイロンがあるの?って感じで車の腹の部分でパイロンを喰ってしまう.サイドで向きを変える時の角度が浅すぎていた. 結局,平出さんが2本目に見事に決めて優勝,2位は町田さん.今回のイベントではA1に限らず,8の字を決めた選手が上位に入っている.つまり,どれだけ外周が速くても,8の字のみでほとんど決まってしまっていたということだ.あまりに上と下のタイム差が酷い… シリーズでは,伊藤さんがダブルミスコースでノーポイント(捨てポイント)で私は三位だが捨てポイントとなり結局有効では変わらず総合で私がちょっとだけ近づいた形となった.最終戦,おそらく伊藤さんと一騎打ちのなることが予想され,それに勝った方がチャンピオンとなる. このイベントでは,島回りなどでは「チョン引きサイド」を多用していた.これはこれでよかったと思う.なんせ,中間タイムでは平出さんと遜色ないタイムが出ているのである.しかし,その調子で8の字へ行ってしまったところが今回の反省点である.「イク所はイって,抑える所は抑える」っていう外周の課題は達成できていたようだが,「自分が使える技術を状況に応じて使う」っていうことができてない上に,自分ができないことをしようとして余計にタイムを落としてしまっていた.これからは細かい技,そしてハンドル捌きをもうちょっと何とかしないと,たとえハイスピード区間でいい勝負をしても勝つことができなくなってしまう.金田さんがいっていたこと,そして町田さんが「永田君のシティなら8の字のところで360をやれる」という言葉を忘れないようにしよう.そして,屈辱の6速使用も忘れずに… 最後になってしまいましたが,宮内さん,結婚おめでとうございます. |