活動報告 |
10/21 JMRC長野ジムカーナシリーズ第7戦 |
A1 2位 (3台中) |
最後までもつれた伊藤さんとのA1チャンピオン争い,このイベントで勝った方がチャンピオンになるという,2人共にプレッシャーがかかる.今までの実績から考えるとどっちが勝ってもおかしくないが,コース設定がテクニカルだったら伊藤さんの方が車両の特性,テクニック共に向いている.まさに,その点が私にとって弱点であり,今回課題であったサイドターンの為に,リアのシューを交換して望んだ. 交換したシューはENDLESS製であるが,話を聞くと,摩剤は車種に関わらず全て同じらしい.慣らし走行,前週の走行会で分かった限りではフットブレーキ時では前後バランスがかなり良くなり,高速コーナーの進入などはかなりイケる.しかし,制動の立上がりが遅いのか,サイドのロックがワンテンポ遅れてしまう.また,ロックしにくいといった欠点があり,課題のサイドターンにはあまり有効ではなさげな所が気になっていた. A1不成立の可能性があったが,中部からエントリーしてくれた天野さんのおかげで何とか成立.コースは主催者曰く「ハイスピードに振ってみた」といっていたが,どう見てもハイスピードではない.ついでにサイドターンも1つあり,そこを以下にクリアするかが勝負の分かれ目である. 1本目,あまりに寒い気温からか,軽く皮をむいた程度のSSで走ったがホイルスピンが止まらない.若干押さえ気味に走るが,サイドターンを失敗.そしてミスコースしかける(バックでコース復帰).走る前からなんかプレッシャーがかかってしまっていて,どうにもいつもどおりの走りができなかった.かたや伊藤さんはそつなく走り,確実にトップタイムを出す. 背水の陣となった2本目.普通に走ったら並ぶことはできても勝つことはできない.決して派手ではないけど,自分のもてる技術で最高の走りをした.しかし,サイドターンは失敗する.やはり,ロックが一呼吸遅れてしまい,大回りしてしまう.それでも伊藤さんの1本目に1秒近く上回る.しかし,伊藤さんは「いつもの走りでは負けてしまうから思い切って振ってみた」というように,サイドを屈指したシビック乗りのような走りを見せ,荒削りな走りであったが,それでも逆転に成功した. 結局,走る前に自分の苦手場所を練習か何かで無くしておかないと,本番になってそのセクションで失敗してしまう.本番では自分のできること以上のことは絶対にできないという原則に従ってしまったわけだ.タイム差を考えると,そのターンミスというのはあまりに大きく,それがなければって話になってきてしまう.特にこのような重要なイベントではね. 今回,そういった基本的なところが,結局シリーズトップと2位との差になって出てきたのだと思う.こういっては何だが,チャンプが伊藤さんで本当に良かったと思うし,今回は負けても仕方がないと思う.しかし,そう言って納得できてしまう自分が一番悔しい. |