辰野金吾・長野宇平次設計、明治45年の日本銀行旧小樽支店。現在は金融資料館として公開されています。早朝6時、ゆるやかな坂下から見上げるように路端に座り込んで、スケッチ開始。今朝は氷点下2度まで冷え込み、エンピツを持つ手が震えそうになりながら、建築の力に引っ張られて7時までに描き上げました。さすが、コンドル譲りの意匠力が溢れてくるような感じがする名建築です。それは、スケッチして初めて実感できるもののように思われます。金融関係の建物が立ち並ぶなかでピカイチでした。 |
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これは、大正12年の旧北海道拓殖銀行小樽支店。設計は国会議事堂で知られる矢橋賢吉で、現在はホテルに転用されていて、ここを今回の宿所に選びました。客室は天井高がたっぷりで快適でした。スケッチを終え、1階の元営業室の列柱を見上げながら朝食を取り、8時には駅について、通勤客と共に札幌を目指しました。 | ||
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