東山丸太町の交差点から、東、南へとたどり、前川國男設計の京都会館の前で再び東に進むと、平安神宮の正面に出ます。お参りを済ませ、今日の目的である、泰平閣(たいへいかく、上の写真)を目指して、神宮の裏に広がるお庭、「神苑」に入りました。 実はある本の表紙にこの建物の写真が使われていて、僕の記憶に無い建物だったので、どこのなんという建物か、その本には掲載されておらず、ずっと気になっていたのです。トン族の雨月橋に似ていたので、まさか中国?とも思っていました。それが、インターネットで様々な単語で検索していたらヒットしたのです。今回の京都では、ぜひ、見てみたいとやって来ました。庭園のひろがりを引き立てる、見事な構成。雨月橋のように、橋部分にはベンチがもうけられていました。二階への階段は見当たらず、上層部に登って庭を見るという機能は期待されていません。もともとは京都御所にあった建物で、大正初期に、こちらに移築してきたそうです。