12月30日、南開温泉・武之橋

 鹿児島市内の銭湯は、ほとんどが天然温泉です。ホテルや旅館を除いて、いわゆる銭湯で温泉のところは50箇所を超えます。鹿児島に来るたびに、あちこちの温泉を訪ね、1998年に記録をつけはじめてから7年目の2005年に100回を超えました。2001年までは、次から次へ新しい温泉を求めていましたが、その年に親戚からスタンプラリーの存在を教えられ、温泉めぐりに、スタンプラリーの用紙が欠かせない物となりました。時間制限は無いので、3年かけて20湯制覇し、スタンプラリー終了。鹿児島の温泉組合から、「遠くからのご参加、ありがとうございました」の言葉と共に、バスタオル1枚と、スタンプラリーの用紙が新たに3枚(!)送られてきました。現在は2回目のスタンプラリーが進行中です。

  再挑戦をしていると、どうしても前回と同じ近場の温泉に行きがちになり、新たな温泉が増えないのですが、この日は、2004年の暮れ以来3年ぶりで新入湯。「南開温泉」に行ってきました。このあたり、高麗町といって、慶長の役で連れてこられた朝鮮人が住んだことから、この名があります。南開温泉はビルの一階でこぢんまりとしていますが、番台がある、いわゆる銭湯タイプで、初めてなのに懐かしい雰囲気でした。



温泉天国かごしま(鹿児島県公衆浴場業生活衛生同業組合のページ)


  12番目のスタンプをいただき、温泉を後にして、そばの武之橋まで行ってみました。それがトップの写真です。夕暮れ時でしたが、今回の旅で最もはっきりと桜島の全容が見えました。この武之橋は、甲突川河口から4番目、市電も通っていて交通量の多い橋ですが、1993年8月6日のハチロク災害の時までは、5連アーチの石橋が架かっていました。全長71メートルは当時日本一の石橋でした。それが、集中豪雨で流されてしまったのです。江戸末期、薩摩藩家老調所広郷が肥後の石工岩永三五郎に命じて造らせたものでした。下の写真が、かつての武之橋です(複写)。


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