12月31日、唐湊墓地

 今回の旅は、天気に関しては全くハズレでした。南国鹿児島に来ているというのに、冷えること冷えること。大晦日の今日も冷たい雨。それを押して午前中に、唐湊の墓地へお墓参りに行きました。上のスケッチは、雨が止んだ間に急いで描いたものです。遠くに、桜島が、頂上付近を雲に突っ込んで見えています。
 昼は少し遠出して、谷山の「奄美の里」で鶏飯をいただきました。美味!

 その帰り道、涙橋の「郡元温泉」で今年最後の温泉につかりました。ここは、指宿枕崎線の南鹿児島駅から近く、市電の涙橋駅は目の前で、車でも便利な立地にあることもあって、子供から老人まで、大入り満員でした。今回の入湯はこれが最後。通算112回。入った温泉は昨日の南開温泉で40湯に達しました。まだ十数湯ほど残っているのですが、残っているのは鹿児島市内とはいえ遠いところばかりになってしまいました。全部制覇できるのは、何時になるやら・・・。まだ入ってないうちに、廃業に追い込まれてしまったところもあります。寂しいかぎりです。

 帰りの市電の車窓、桜島の頂上付近がうっすら雪化粧をしているのが目に入りました。唐湊の墓地から見て、雲に突っ込んでいたあたりです。雪化粧の桜島の写真を撮りたくて、武の家の近所、建部神社の丘に登りました。雲は流れて行くのですが、待てども暮らせど山頂にかぶさった雲はしつこく残っていて、(山頂だから雲が湧いているのでしょうが)、あたりはすっかり暗くなってしまった17時45分ごろ、南岳あたりの雲が晴れて、雪の張り付いた山肌を写すことができました。



 夜は例によって、晦日そばを食べ、紅白を見て、近所の寺で除夜の鐘をたたき、年があけて、建部神社に初詣をしてきてから、眠りにつきました。

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