広島に来たからには、お好み焼きでしょう。昼は、「お好み村」で本場の味を堪能しました。
猛暑の街中を歩いて、「日銀広島支店」へ。長野宇平治設計で昭和11年に竣工。爆心地から380メートルという近さで被爆しましたが、3階部分が焼けたものの構造的には無傷だったという堅牢な建築です。地下の金庫も無事で、被爆の翌々日から支払い業務が行われたというのには驚きました。ここが、広島が経済的に立ち直っていく原点と考えてもいいでしょう。
現在は銀行の業務は終了し、市民活動の発表の場として市が管理しています。当日は、1階の営業室でポスターの展示会が行われていました。
2階には資料室で、この建物の前身建物の写真を見つけました。設計者はわかりませんが、角地を意識した、なかなか立派なデザインがなされています。
内部も、おそらく鉄骨製で、柱頭部にアカンサスの葉をあしらった長大な柱が、屋根を支えていて見事です。
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