この日夕方、加須の現場から花崎駅へ向かう途中の田んぼで、稲刈りの済んだ地面で落穂かなにかをついばんでいる二羽のハトが目に入りました。やや暗くなりかけていた時間帯なのに、やや白っぽく感じられ、首元に黒い横縞が一本。「シラコバト!」
シラコバトは警戒心が強く、こちらの気配を察して、すぐに遠くの電線の上まで逃げていってしまいました。デジカメの望遠で撮ったのがこの写真。右下と左上で二羽写っています。埼玉県のイメージキャラクター「コバトン」のモデルになったこの小型のハトは、埼玉県東部を中心にした地域にのみ生息していて、環境省のレッドデータリストで、絶滅危惧U種に指定されています。生息の中心だった越谷市が、人口が増えて緑地が減り、個体数が減少しているものの、生息地域は広がりつつあるそうです。
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