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Adiemus Songs of Sanctuary

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Adiemus III Dances of Time
& Spesial Edition


Cantata Mundi Japan Cantata Mundi UK Cantata Mundi 75
国内盤
(VJCP-25257)
輸入盤(UK)
(CDVE932 7243 8 42557 2 9)
75歳記念盤
(00028948178308)
Cantata Mundi USA Cantata Mundi France Cantata Mundi Spain
アメリカ盤
(SK 60282)
フランス盤
(7243 8 46706 2 7)
スペイン盤
(842999 2)
Cantata Mundi Special Edition Cantata Mundi Limited Edition(Case) Cantata Mundi Limited Edition(Jacket)
Special Edition
(SMM 486729 2)
Limited Edition(ケース)
(CDVEX932 7243 8 45028 2 9)
Limited Edition(ジャケット)
(CDVEX932 7243 8 45028 2 9)
Cantata Mundi Promo(Japan) Cantata Mundi Promo(UK)
プロモCD(国内盤)
(PCD-0801)
プロモCD(輸入盤)
(CDVEJ932)

アルバム解説
1997年に発表されたAdiemusのセカンドアルバムです。(「Cantata Mundi」とは直訳すると「世界の音楽」と言う意味です。)
このアルバムは発売と同時にクラシカル・クロスオーバー・チャートの一位を獲得し、UKポップチャートでも 15位にランクインしました。
(この年のUKポップチャートに20位以内に入ったクラシックアルバムはこの作品だけです。)
このアルバムは7つの楽章(Cantus)に分かれておりそれぞれに民族打楽器のパートがフィーチュアされています。
そしてその間に短いChorale(合唱曲の意)が挟み込まれている構成になっています。
バックを演奏するオーケストラも前作の倍の木管楽器と金管楽器を揃えてよりシンフォニックなものにしています。
民族打楽器は以下のものをサンプリングして使用しています。
インド: タブラ、ウドゥ・ポット、ドラーク
中近東: ドホーラ、レク
アラビア: ベンディール
ペルシャ/アラビア: タブラハ
日本: 拍子木、和太鼓
中国: バン・グー
南米: タンボリン、スルド、カイザ、アゴゴ、パンデイロ、マラカス、カバサ、クラヴェス、シェレケ、グイロ、ティンバレス、ボンゴ、コンガ
アフリカ: ドグ・ドラム、スリット・ドラム、ハンド・ドラム
東南アジア: フィンガー・シンバル、チェンチェン
オーストラリア: クラップスティック
その他: タムタム、トライアングル、カウベル、手拍子
今回も邦題やジャケットがオリジナルとかなり異なっていますが曲名は原題の意味とほぼ同じ内容になっています。
国内盤と輸入盤の違い
国内盤にはHYMNがボーナストラックとして収録されています。
が、内容はSongs of Sanctuaryに収録してあるものと全く同じなのでボーナストラックにこだわる必要は無いと思います。
ただし国内盤の解説書は和訳されているのでそれに価値を見出すならば国内盤のほうが良いです。
更に海外ではSpecial EditionとLimited Editionという特殊なバージョンも存在しています。
(Limited Editionの構成はSongs of Sanctuary Limited Editionとほぼ同じです。)
※Cantata Mundi国内盤には収録されていない曲を表にしてみました。(CM = Cantata Mundi)

Elegia Cantilena Cantus-"Song of Tears"
(Alternative Version)





CM Special Edition
CM Limited Edition
CM アメリカ盤
The Best of Adiemus
AdiemusIII Special Edition
CM Special Edition
CM アメリカ盤
The Best of Adiemus
CM Limited Edition
The Best of Adiemus
「Elegia」と「Cantilena」はこのアルバムを作る際に音楽の方向性を探るために作られた曲のようです。
特に「Cantilena」は「Song of Tears」の原型とも言える曲のようです。
各曲の解説
※下のリストは国内盤と海外盤を一つにまとめてあります。
  曲名(上:原題 下:邦題) 解説
1 Cantus-"Song of Tears"
(涙の歌)
もの悲しげで美しい声のイントロで始まる曲だが中盤の部分などには前作の「Adiemus」(注:曲名)を思い起こさせる 部分もあり様々な要素がこの曲に盛り込まれているCantata Mundiを代表する曲といっても過言ではない
なおこの曲のシングル盤も存在する
また、プロモ盤にはショートバージョンが収録されている
2 Chorale I [zamaba]
(合唱曲I)
教会で少年合唱団が歌う賛美歌と言った趣の曲である
3 Cantus-"Song of the Spirit"
(魂の歌)
シリアスな雰囲気の曲で今作の特徴であるシンフォニックな要素が最も強く表われて曲の一つである
余談だがこの曲は2000年9月に行われたCoccoのライブ開始前にBGMとして流されてCoccoファンの間にもAdiemusというアーティストの存在が話題になった
4 Chorale II [roosh ka ma]
(合唱曲II)
何かを宣告するかの様な荘厳な感じの曲である
ChoraleはCantusの繋ぎの意味もあってか地味な曲が多い
5 Cantus-"Song of the Trinity"
(三位一体の歌)
歌詞の音の響きがアフリカの民族音楽を連想させる曲である
何故こんなタイトルがついているのかは謎である
また、プロモ盤にはショートバージョンが収録されている
6 Chorale III [vocalise]
(合唱曲III)
歌詞いわゆる「言葉」でなく基本的に"Oo(ウーと発音)"と言う声だけで構成されている曲である
なお、「vocalise」とはクラシックのジャンルの一つで「歌詞を伴わない歌曲」という意味である
7 Cantus-"Song of the Odyssey"
(オデュッセイアの歌)
まるで神話の一節を歌っているかの様な曲で起伏に富んでいる様は何かストーリーが存在しているかのようである
8 Chorale IV [alame oo ya]
(合唱曲IV)
曲の殆どが"Oo"と言う声で構成されていて後半部分で「alame oo ya」が入っている曲である
(いかん・・・段々と書く事が無くなってきた・・・)
9 Cantus-"Song of the Plains"
(大平原の歌)
このアルバム中最もトライバルな曲でタイトルどおり雄大な大平原を感じさせる
またこの曲は現在発表されているAdiemusの曲の中で最も長い曲でもある(約12分)
バックに手拍子をふんだんに使用しているが結構リズムが複雑で真似をするのは難しい
筆者はこれがきっかけでAdiemusを知ったので最も思い入れの強い曲である
また、プロモ盤にはショートバージョンが収録されている
10 Chorale V [alama ivi]
(合唱曲V)
前の曲で上がったテンションを落ち着けるかのような静かな曲である
(しょーもない説明ですみません、Choraleって短い上に地味な曲ばかりなので差別化が難しいんです・・・)
11 Cantus-"Song of Invocation"
(祈りの歌)
タイトルの「祈り」と言う言葉を見ると静かの曲を連想しがちだが実際はかなり力強い曲である
「Song of Tears」と同様に様々な要素が盛り込まれたおり長い曲(約9分)であるが聴く者を飽きさせない
12 Chorale VI [sol-fah]
(合唱曲VI)
Cantus-"Song of Aeolus"
(風の神の歌)
この2曲はちょっと構成が変わっており、まず「Chorale VI」がソロ形式→輪唱形式と歌われて次に「Song of Aeolus」になる
そして再び「Chorale VI」が今度は前よりも速いテンポで輪唱され、最後を再び「Song of Aeolus」で締めくくる
このアルバムの中で最もテンションが高い曲である
また、輸入プロモ盤には「Song of Aeolus」の部分だけを抜き出したバージョンが収録されている
13 Chorale VII [a ma ka ma]
(合唱曲VII)
この曲は現在発表されているAdiemusの曲の中で最も短い曲である(1分18秒)
それ故アッという間に終わってしまう
14 Hymn
(静寂)
国内盤のみのボーナストラックでSongs of Sanctuary収録の曲と同じもの
でもこれよりも「Elegia」や「Cantilena」を入れて欲しかった
15 Elegia
(エレーシア)
ゴールドディスクの限定盤、スペシャル エディション及びアメリカ盤にボーナストラックとして収録されていた曲
今迄はこの曲を日本で聞くことは不可能だったが現在はAdiemusIII Special Edition に収録されているので入手可能である
16 Cantilena
(カンティレーナ)
アメリカ盤とスペシャル エディションにのみボーナストラックとして収録されていた曲
その為日本では幻の曲と化していたがThe Best of Adiemsusに収録された事によってようやく入手できるようになった
基本的にオリジナル曲であるが所々に「Song of Tears」の片鱗を感じさせるものがある
ちなみにこれにもシングル盤が存在する
17 Cantus-"Song of Tears"
(Alternative Version)
The Best of AdiemsusにCantus-"Song of Tears"(Edit)として収録されているものと同じ曲



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