Hevia (エヴィア)

解説
Heviaはスペインのバグパイプ奏者です。(バグパイプを始めたのは10歳のときからだそうです)
彼の音楽の特徴は彼自身が発明したという「MIDIバグパイプ」を使用していることで、それまで彼は20台以上の伝統的バグパイプを使った挙句ついに自身で楽器を製作するにいたったそうです。
それ故に彼はアメリカでは「バグパイプのジミ・ヘンドリックス」と紹介されました。
彼もまたケルトミュージックと呼ばれるジャンルのアーティストですが、彼が他のケルトミュージックと決定的に異なるのは他のアーティストが何らかの形で代表的なケルトミュージックであるアイリッシュ・ケルトの要素を取り入れるのに対してHeviaはあくまでも地元の伝統音楽のみにこだわりいわばスパニッシュ・ケルトとも言える音楽を作り出しているという事です。
ちなみに彼は2000年9月に「清水音舞台」に出演するために来日しています。
最近はアルバムCDの入手は難しくなっていますがiTunesで購入可能になっています。

アルバム一覧
アルバム名 説明
Tierra de nadie/
no man's land
Heviaの1stアルバムで5万枚売れることすら少ないスペインで僅か7ヶ月で40万枚も売れたヒット作です。
ジャケットの雰囲気から筆者は最初静かな曲ばかりだと思っていたのだが実際聞いてみるとMIDIバグパイプによるエネルギッシュな曲が多数収められています。
また、民族音楽的なボーカルもかなり使用されていてStone AgeDao Deziよりもはるかに民族音楽的な雰囲気です。
シークレットトラックも付いています。
The Other Side
Heviaの2ndアルバムです。
今作では中東の音楽を取り入れ、よりワールドミュージックに近い作りになっています。
また前作で感じられた荒削りな部分も無くなり作品としての全体的な完成度も増しています。
前作に引き続き今作にもシークレットトラックが入っています。
Etnico ma non troppo
Heviaの3rdアルバムです。
MIDIバグパイプの音色の心地よさは健在でエスニックなアレンジも良く順当な進化を遂げた作品と言えます。
ちなみに今作からCCCDが採用されていて輸入盤のCDはMDへの録音も出来ませんので注意してください。
国内盤もCCCDですがMDへ録音できます。
Tierra de Hevia
Heviaの1st〜3rdまでの曲+リミックス曲で構成されたベストアルバムアルバムです。
過去のアルバムを持っている人はiTunesでリミックス曲を購入するのがベストだと思います。
Obsession
Heviaの4thアルバムです。
前作でも片鱗のようなものが見られましたが今作ではテクノ路線を大胆に取り入れトライバルな要素を抑え気味にした曲を多く採用しています。
と言っても基本路線からは大きな逸脱は無いので違和感を感じることは無いでしょう。
国内盤はありませんがiTunesで購入可能です。
Al Son Del Indianu
Heviaの5thアルバムです。
久々のアルバムはラテンアメリカ音楽の要素を大胆に取り入れおり新たな世界観を確立した作品になっています。(Hevia自身も南米に移住したそうです)
ただこのアルバムは日本ではiTunesでしか扱っておらずCDは海外のアマゾンでしか購入できません。
CDにはハードカバー装丁&100ページ超の豪華仕様の冊子がついています。



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