Ikarus (イカルス)

解説
IkarusはWolfgang StindlとHarald Pairitsで構成されたユニットです。
彼らは世界中のエスニックな歌声や楽器を使用した作品を発表しています。(アボリジニのディジェリドゥーや日本の尺八も使っています)
また、「影響を受けたアーティスト」としてAdiemusやDeep Forestを挙げています。
確かにParamatmaという曲にはAdiemusの面影がが感じられます。(架空の言語の歌詞も使っているようですし)
Ikarusのアルバムは媒体としてもユニークでCDには通常のオーディオトラックの他にMP3でも収録されており、PCにCDを挿入すると専用アプリケーションが起動して曲の鑑賞だけでなくアーティストや各曲の解説が表示されるようになっています。
なお、Ikarusのアルバムは一般の流通ルートでは出まわっていないようで筆者はmp3.comで注文して手に入れました
また最近EARTHTONEというアメリカのレーベルから「Touch the sun」のタイトルで(mp3.com版の)Touch the sunとA new sun..からピックアップした曲を収録して発売されました。(こちらは一般の流通ルートにて販売されています)
※mp3.comは2003/12/2をもって閉鎖されました。
  しかし現在はIkarus公式サイトでCDの購入が可能です。(視聴も出来ます)

アルバム一覧
アルバム名 説明
Touch the sun
(mp3.com
   Version)
mp3.comで発売されていた1stアルバムです。
様々なタイプの曲で構成されていて(エスニックでない曲もあり)、どうやらアーティストとしての方向性を探るために試行錯誤していたようです。
現在は入手不可能です。
Touch the sun
(Earthtone
   Version)
Earthtoneレーベルから販売されている1stアルバムです。
mp3.comで販売されていた「Touch the sun」と「A new sun..」の中からニューエイジ系エスニックな曲をピックアップして1枚のアルバムにまとめたものです。
Ikarusの曲の中で一番(あるいは唯一)Adiemusチックな曲「Paramatma」が収録されています。
また、筆者がIkarusに興味を持つきっかけとなった曲「In My Deepest Dreams」も収録されています。
A new sun..
(今となっては幻の)2ndアルバムです。
収録曲の半分は前作の曲からのアレンジ版ですが今作は「(mp3.com版Touch the sun)」と打って変わってエスニック満載のDeep Forest的な内容になっています。
(こちらの方はアンビエントの要素が強いですが)
Ikarusはかなりマイナーですがこの路線で行けば今後が期待できるアーティストだと思います。
なおこのCDは現在は販売していません。
Praying to
Different Gods
実質的な2ndアルバムです。
今作は過去の作品に比べて中央アジア〜インドあたりの民族音楽的色彩が強くなっています。
なので「Touch the sun」的な曲を期待すると外すかもしれません。
ちなみに「Hope」はIkarusの曲としては異色の爽やかな印象の曲です。
The Angkor
Sessions
3rdアルバムです。
Praying to Different Godsの路線を踏襲しつつも全体的に比較的明るい曲調の曲で構成されています。
余談になりますが収録曲「Ocean of Joy」の一部がDreamcatcherの「In a Ocean of Joy」に少し似ているような気がしました。
Breathing
Cultures
4thアルバムです。
エジプトやインドの歌手をフィーチャーしています。
今までの作品で一番妖しさとエスニックな雰囲気が強いですが正直「Ikarusならでは」と言った個性があまり感じられず厳しい言い方をすれば没個性的な作品のような気がします。



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