Tingaraの初コンサート「みるや かなや」から約1年・・・。
待望の第2回コンサート「うなさか」が再び同じ東京国際フォーラムにて開かれました。
前回は早く着きすぎて思わず
皇居見物してしまいましたがあれから「うなさか」コンサートと第2回Adiemus来日公演×2で合計3回行った事もあり今度は丁度良いタイミングで会場に到着しました。
また前回は平日開催と言う事もあり知人が一人もいなくてその点がちょっと寂しかったのですが今回は土曜日だったのでMasakoさん、クロポンさん、つきみさんと会うことが出来ました。
やはり顔見知りが同じ会場にいると言うのは安心感がありますね。
そして会場入りしましたが今回の座席は9列目の中央からやや左寄りの席だったのが少々残念でした。
もっとも前回の「2列目のほぼ中央」というのが良すぎたんでしょうけど。
ステージ上のアーティストの配置は前回とほぼ同じでしたが中央に見た事も無い不思議な楽器群が配置されていました。
これが一体なんであるのかは後に判明する訳ですが。
そしていよいよコンサート開演です!
つぐみさんの「天女の舞」を舞いながら歌う様は言わずもがな美しくステージの照明効果は更に洗練されたものになってTingaraコンサートの進化を感じ取る事が出来ました。
もちろんCDで感じた「Tingaraワールド」のイメージを損なうことなく生演奏で再現していました。
今回の演目は沖縄を代表する歌であるアンコールやゲストアーティストのソロを含めて以下の20曲です。
前回圧巻だった「星月夜」の演出も今回ももちろんやってくれました。
前回は「青い星々の下で歌う」イメージでしたが今回は「金色の星々を背景に歌う」ように演出が変えられていました。
でも「流れ星」は健在でした。
そして次は例の「不思議な楽器群」の出番です。
これはアルバム「うなさか」にも参加した環境音楽家の
長屋和哉さんのもので一番目のゲストアーティストです。
長屋さんはコンサート当日に名古屋で公演を行い新幹線でTingaraコンサートに時間ギリギリに駆けつけるという強硬スケジュールでの参加だそうです。
「不思議な楽器群」は仏具やガムラン系の楽器を組み合わせたもので先ずは長屋さんによるオリジナル曲のパフォーマンスです。
長屋さんの前には大きさの違う鐘のような物が糸で吊り下げられていたんですがこれは仏壇に必ず置いてあるあの
チ〜ンと鳴らす鐘だそうです。
普通は座布団のような台の上で鳴らすので音が若干こもりがちですが糸に吊り下げると物凄く住んだ良い音色を奏でます。
このように既存の楽器の枠にはまらない長屋さんの音楽は何とも言えない不思議なものでした。
長屋さんのソロパフォーマンスの後はTingaraが加わりアルバム「うなさか」より「南島の青い雨」を演奏しました。
そして次のゲストアーティストはTingara生みの親とも言える
名嘉睦稔さんです!
もちろん今回のコンサートも時々曲の間に軽快なTingaraの3人のトークのやり取りがあって普段のお三方の素顔が垣間見える様でした。
特に名嘉さんとのやり取りが面白く名嘉さんは思った以上に気さくな人で会場からは笑い声が絶える事はありませんでした。
しかもなんと!名嘉さんによる三線のソロパフォーマンスとそれにTingaraが加わりTingara誕生の過程を再現しているように私は思えました。
名嘉さんの島唄は味わい深くTingaraとの共演はアルバムでは聴くことの出来ない貴重なものでした。
これを聴いて名嘉さんはTingaraのメンバーを引き合わせただけでなくTingara音楽の本質的な部分にも深く関わっている事を改めて認識しました。
そして(アンコールを除く)最後の曲「神々の時間」ではステージ全体がドライアイスの煙で満たされてあたかも神々の住まう天上世界を思わせるような素晴らしい演出でした。
実は公演前は前回と演目が変わった内容くらいを想像していました。
誤解の無いように言っておきますがそれだけ前回のコンサートの完成度が高かったのです。
しかし前回のコンサートに行った私も新鮮に感じる事が出来て至福の一時を過ごす事が出来ました!
・・・ところで会場にはビデオカメラが3台ほど設置されていましたがコンサートDVDのリリースを期待しても良いのでしょうか?