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文句と御託

そして妄言。


文フリ07(途中) 2007年11月15日(木)

 というわけで11日、文学フリマに出てきました。
 自分の本を出したのははじめてのことでしたが、まぁ、まったく売れないということもなく、こんなもんだったんぢゃないの、という落としどころができた感じです。

 その辺の収穫を自分の研究に絡めて。

 大徳川展で秋野を見たときもそうなんだけれども、あれだけ長いこと立った茶器であっても、大名物であればあるほど「生きて」いるのです。ああ、この場合は生物/無生物という二元論で考えたときにおける「生きて」いるということです。だからこそ「名物」だし、750人かいくぐってみにいこう、という気にもなる。
 生物/無生物というと違う方面から見たときに語弊がありますので、有機/無機にしようか。

 芸術とはなんぞや、という話になったときにまっさきに思いつくのはこの有機的か、無機的かという話です。この境界を求めるのは簡単なことで。簡単というのは色々な切り口があるちゅことなんですが。たとえば法則性があるかないか。法則性があるということは再現性があるということです。すなはち、どんな場所においても法則は同じ結果を生み出す。この「同じ結果を生み出す装置」は法則であり、そして無機的です。これをLogとします。

 Logに対する語として示したいのは"Live"です。本当は似たような語幹で示せると格好いいのですが、いい言葉が浮かばない。"Love"だとたんなる言葉遊びにとられかねない。間違っちゃいないんだけどね。

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