▲戻る / タイトル一覧 / 最新の10件 / ログ検索 / 過去ログ / 管理者用

文句と御託

そして妄言。


修正と推敲2 2016年04月04日(月)

・なんか怪奇ものの空気を出そうと思ったんですが、ええ、重々しい空気のもとでくだらないことをやるパターン。が、この「殺人事件」いらない設定になってしまいました。切ります。

・で、マンチラというところに無理がある。

修正と推敲 1 2016年04月04日(月)

 作品集20をつくるのに一本1000字らいの小説を書き下ろすことにしました。

 で、極力くだらないやつ。一緒に掲載される予定の「11.09.11(無修正)」がそれなりにディープですので、とんでもなくくだらないやつ。チンチラとパンチラとマンチラがでるもの、ということで書いたんですが、これが死ぬほどつまらない。

 でも面白くなるはづなんです。チンチラとパンチラとマンチラですから。以下に初稿を全部流して、面白くしていく過程を記録しておこうと思いました。

--

「青葉繁れる」

 十三日に起きた猟奇殺人事件に関連して、容疑者の通っていた癲狂院に行くこととなった。なんでも明治時代に西洋医学が本格的に入ってきた頃に開業した古い醫院だ。椎橋の駅から商店街をずっと抜けると十字路の片側、頑強な石塀を押しつぶさんばかりに青葉が茂っている。阿知羅醫院と金字で窓ガラスに銘されていたものも剥がれかけている。
 開業当時の老先生が独りで頑張っているというが、事前に電話をしても一向出る様子がない。草と苔に乱れた飛び石は醫院とその奥の住居に続いていて、足元壁際にはおびただしい数の植木鉢がひしめいている。今現在、金曜の午前十時には開院していることを確かめて、ぐっと入口の戸を引き開ける。
 五月の陽光に透いて白く埃の浮く待合室、長いベンチに座っているのは小学生くらいの女の子が独り。それよりもなによりも異質さが勝つのは、床を跳びはねる一匹の小動物である。小動物は入口から光が差したのに気がついたのか、まっすぐに私の方に向かってくる。駄目、逃がしちゃ、という甲高い声がして慌てて後ろ手に戸を閉める。見下ろせば小動物の表情は窺い知れないが、ちっ、という舌打ちの聞こえてきそうな素振りで脛に蹴りを入れてきた。
 時計の音が人の気配のなさを際立たせる。無人の受付窓を覗くと衝立があって、カレンダーはちゃんと今年今月なのに安心する。
「あの、すみませんがお嬢ちゃん」
 にべもなく顔を背ける女の子を逃すまいと、私はそむけた顔の方に回りこむ。
「ここの病院は看護婦さんとかそういう人はいないのかな。先生だけ?」
 女の子はうんうん、と二回頷いた。先生は別の誰かを診療中なのだろうか。
 土間をみると、自分のどた靴の他に女性物のヒールがある。
「お嬢ちゃんはここの病院の子?」
「わたしはまー君を直してもらいにきただけです」
「まー君」という単語に反応したのか、さんざん跳ねまわっていた動物が女の子のもとに戻ってくる。
「これは何の動物? ネズミ?」
「ネズミじゃないよ、チンチラだよ」
 チンチラのまー君は女の子の膝の上でしばらくくつろいでいるふうだったが、急に身を翻すとスカートの中に潜り込もうとする。途端にきゃあきゃあ云いながらベンチから立ち上がると、図ったように「いぬにさん、いぬにてまりさん」としわがれた声がかかる。
(今の子、下に何も履いてなかったな)
 はっとして顔を挙げると、診察室に通じる扉がうっすら開いていて、中からパンダが顔をのぞかせているのだ!

根源論 4 2011年04月12日(火)

 で、話は現在に飛ぶんですが。

 承認欲求はなくなった、自分のものにしたい表現もなくなった。
 とすると、なんか出来なくてもしょうがないのかねぇ、というのが結論です。

 今までの流れをご覧の方ならば、そもそも個人的な話しかしていないので、汎用性は微塵もありません。なんかほら、あるじゃない。「戦争体験が私の原点です!」とか。「人の魂の遍歴を書いておきたかった!」とか。「現実を活写したかった!」とか。

 かく云うこの稿はじゃあどういう動機付けで書いているの? というと、「動機の付けかた」が動機付けなのです。

 どういう仕組みになっているか、見てみたい。

 人が関わるものである以上、そこには人の意思がついてまわります。どういう動機があって、どういう人間がどういうハンデを背負いながら結果としてどういうものが出来ていったか。

 アタシの創作でない文章というのは、概ねこういう興味から生まれてくるようです。で、この辺の因果関係をはっきりさせることで、今の仕事におけるモチベーションの持ってきかたに繋げたいのよね。

 で、こうなった。
 ひとつのパターンとして。


 となると、
 やっぱり「こういうモノを自分で作りたい!」というサンプルをどこからかひっぱってくるしかないんだよなぁ。
 最近は、自分自身で無から有を産み出そうとしすぎたかもしれない。
 そういう、足場のないところに登ろうというのは、やっぱり無理難題でした。

 ようやく頭の整理が付いてきたかしらん。

根源論 3 2011年04月12日(火)

 中学に入ると漫画は必然的に下火になっていった。周りの読者(友達)もだんだんとそういう盛り上がり方を求めなくなっていったんだろうなというのもあるが、正直どうやって辞めていったかは覚えていない、が、14の時にながしろばんり営ろうと思って名乗ったんだから、継続的に何らかの活動はしていたはづだ。

 絵は、学年通信のカットというものがあった。必死になって描いた。もっと絵のうまい女子というのがいくらもいて(当時からBLはあった)そういうのとは別問題としてかなり描いていたと思われる。当時の学年通信をまとめたものが冊子として配られているので、カウントすればどのくらいの割合で取り上げられていたかがわかりそうなもんだが、まぁそういうのはわりとどうでもいい。

 ここでまとめておくべきは、「承認欲求」である。自分の描いたものが学校の先生に認められて、公的な通信のトップになるということで、必要以上の(ほんとうに!)自尊心が育まれていったのであった。周りと仲良く出来るタイプの人間ではなかったし、かといってマイノリティだったかというと、つっかかってケンカするタイプの中学生であったのである。キレやすかった。

 最近気づいたんだけど、この辺はアレなんですよ。家が厳しかったのに学校がそうでもないと、世の中が自分の家における厳しさの基準でないことに対して、激しい憤りを覚えるタイプだったんじゃないかと思うんですが、それはまた後日、別のくくりで考えていくとして。

 ごく些細な世界ではあったけれども、公的な場所で活躍する場を与えられていった、と。もともと尊大だったんだろうな。で、周りともうまく行かなかった。

 周りとうまくいかないことに関してどうしたか、というと、融け込むように努力しようとしたということは全然なくて、そうすると奇人として振舞うほかなかったのかなぁと思う。
 今考えると、あの当時のリア充(こういう言い方が正しいかどうかはともかく)って、彼らは彼らなりに外部から得た情報である「かっこいい男」「いけてる女」を己の身で再現しようとしていたのかもしれぬ。

 話が逸れた。

 ともあれ、「動機の根源」って、「感銘を受けたものを自分のものにしてみたい」という欲求と、「自分自身を承認されたい」という欲求でとりあえずは成り立っているらしい。

 ひとまず、いっかいまとめた。

根源論 2 2011年04月12日(火)

 今から考えてみると、小学生時点の「漫画を書く」という作業の動機はなんだったかというと、実は「自分もFFを作ってみたい」ということだったんじゃないか、という気がしている。
 単純に、自分がかっこいいと思ったものを、自分の手で再現してみたい。おそらくはこれに尽きた。

 その証拠に、アタシの当時の漫画というものには「コマ割り」という概念がない。「コマ割り」はあるんだけど、B5版の自由帳を縦横の線で12分割するというだけの話。
 だから「漫画」がやりたかったんじゃあないんだろう。そうではなくて、RPG的な、冒険をして、手に入れた武器を装備して、悪玉を倒すという一連の流れを自分の手で再現してみたかったんだろう、と思うのであった。

 だから、冒険には動機がない。いきなり雑魚と戦うところから始まる。雑魚とはいえ手を変え品を変え、いろいろな攻撃方法を繰り出してくる。

 ここが面白かったんだろうなぁ。

 で、後日談があって。
 中学になってワープロ(当時は起動にフロッピが二枚要った)で、自分の書いた漫画の小説版を書こうとして、そして挫折しています。理由は簡単で、自分が書きたいのであろう一連の流れに行き着くまでの「事情説明」がいやだった。本編にいくまでに、どうしてこういう状況に至ったか。ここに整合性を求めようとして、結局は厭になった。正直、どうでも良かったんだものなぁ。

根源論 1 2011年04月10日(日)

 根源論、ととりあえずはタイトルをつけたが、本当にそれでいいのかは迷うところだ。ともあれ書いているうちに変わるかもしれない。

 いろいろ思い返しておったのです。こういう仕事につくまでに、どういう動機でものを作っていたか、という話。
 今ひとつその辺がよくわからなくなっているところがあって、で、考えていた。考えていた、というか、焼酎で頭をふやかしながら、つらつらと思い出していた。

 創作の始まりは小学校四年生の時に「漫画を書こう」と思ったのであった。忘れもしない11月10日木曜日である。水泳教室の帰りであった。自転車をこぎながら「あ、漫画描こう」と思ったのである。

 で、描いた。当時はFF4がちょうど売りに出てた。FFのラグナロクという単語をずっとラグラロンだと思っておった。で、FF4のようなRPG的なものを書いておったわけである。

 あの当時、ドラクエにせよFFにせよ主人公サイドは4人であった。考えてみるとFFの方により影響を受けていたところがある。というのも、鳥山明にそんなに馴染みがなかったからかしらん。少なくともジャンプは読まなかった。この年まで週刊誌は買ったことがない。捨てられないからである。ガンガンとかギャグ王を買っていた時も捨てられなかったのである。好きな漫画はページを剥がして集めた。

 そのおかげで、実はギャグ王の漫画なんか良かったんですがね。「最後の楽園」も「モコ」も「ミョンミョン博物記」もいまだに単行本化されてない。だが、どこかに断片的にあるはずである。

 何の話だったか。

fC:文藝研究III 2007年12月26日(水)

「恋空」に関する覚書

・悪くない。

・3章までと4章からは別物と考えていい。

・「恋空」読者女vsヲタ高校生。

・3章まで
→語り手の女の主観による日常が余すところなく書かれている。おそらく普通の小説読みが面食らうのは、小説そのものが半ば無意識に義務としている「客観性」というものを排除しているところではないか。描写に関する修飾、感想含む。
 同世代の女子が読むものとしての導入としては完璧じゃないか。

・男に関する造形が恐ろしい。ギャル男だったはづのヒロが自分のために髪の毛黒くしてきたり、妊娠したら働いて自分を護るといってくれたり、自分の寝ている間に両親に頭下げにきたり。
 その一方で男同士は平気で殴ったり、元カノにも容赦なかったり、姉と仲が良かったり。
→たいへん、読者にとっての欲求に忠実である。

・その一方で、主人公の女がピンチのときにはこれといった役にたたない。うっかり他の男にキスされたら暴れるだけ。堕胎の原因となった現場にも現われず。

・あとまぁ、元カノにつけまわされたり、飲みつかれて一緒にいた彼氏じゃない男にキスされたり、合コンでホストもどきにおそわれかけたり、二人だけの秘密の川原があったり、と、幸か不幸かはともかく、女子がダイレクトに想像したり夢想したりすることはたいてい網羅してる。
 このダイレクトに、というのはヲタとの比較においてキーワードになるんじゃないか。

(疲れたので休憩)

たっぷり字書きさんバトン 2007年12月08日(土)

 小骨さんからもらってきた。

***
*オリジナル・版権等の違いで答えにくい質問はスルーでどうぞ

・小説を書き始めたきっかけは?
 有名になりたかったため。有名になってあたしをいじめた人間に復讐できると思っていた(中学生だし)。でも、絵や音楽や雑文など他に表現の手段がある中での「小説」だった。
 むしろ絵のほうがキャリアは長い。

・創作を始めてどのくらい?
 小説だと意識して書いたのが中学校三年生(選択授業)。ちゃんと同人活動として書いたのは高校二年。
 とすれば今年で10年ということになる。
 文筆業10周年記念!

・書いているのは版権ですかオリジナルですか?
 オリジナル。
 考えてみれば版権に手を染めなかったなぁ。読むばっかりで。しかも版権で小説ちゅのは読まない。

・両方書く人は、版権とオリジナルで書く違いをどうぞ

 逆に、なんで版権に染まらなかったかというと、変なところでオリジナルにこだわる意地があったんだろうなぁ。
 もしくは、いわゆる版権ものにできるようなものを読まなかったからじゃないかと思われます。ある意味硬派だったのかもしれない。ジャンプもマガジンもサンデーも関係ない人生だったからな。本の雑誌購読したり。

・版権作品はどんなキャラに惹かれて書きたくなりますか?
 で、大学に入ってだね! にっちdという偉大な先輩がいたのだよ! 彼の部屋にいた木之元桜があたしの人生を変えたのだよ! はにゃーん!
 もっとはやくハマってたら版権エロもやってたかもわからんね。

・本(いわゆる小説)を読み始めた時期は?
→自発的に本を買うようになったのは中学二年辺り。
 でも、すでに本を読む環境が出来上がっていたよね。

・本を読むようになったきっかけは?
→母親がとにかく読む人なので、なにはなくとも本だけは家にあった。塔を成していた。父親も文藝部だったらしいが、彼が字の細かい本を読んでいるのを見たことがない。
 本を買うようになった経緯から説明すれば、やはり椎名誠だろうなぁ。『わしらはあやしい探検隊』を読んで、ああ、これでいいんだ、と思った。こういう文章でもプロになれるんだ、というなにかの留め金が外れた瞬間であった。
 それまでは厳しい家だったのよ。多くは語らないけど。

・簡単な読書遍歴を。または、好きな作家さん、特に印象に残っている本を挙げてください。
→中学以前
 児童文学を読んで聞かせる母親だったので、自力ではなくてもかなりの量の児童文学を通過しているはず。ミヒャエルエンデ、ミルン、斎藤洋、角田栄子、他、相当量。

→中学時代
 椎名誠にはまってからというもの、『もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵』からある作品までの椎名作品はみんな読んでる。『麦の道』から一切読まなくなった。
 これ、今となってはいいセンスしてたと思う。当時。
 ラノベで云うとあかほり『MAZE☆爆熱時空』ですよ。あかほり好きだったわよ。エロくて。
 このころに創刊したナポレオン文庫の存在も忘れてはならない。創刊時の『ゆんゆんパラダイス』から『ファーレーンの秘法』、以降ずっと追ってました。なんて中学生だ。でも成年マークなかったよね。あのころは。

→高校時代
 あたしの中でサブカル全盛期だな。『ディスコミュニケーション』に毛穴まで使ってた時期だな。あれはマンガだけど。筑摩書店の出していた「頓知」ちゅ雑誌とか、天野祐吉さんの『嘘八百!』から宮武外骨。嵩じてとうとう滑稽新聞全集を42000円で買うのは大学4年の話である。
 いまひとつこの時期は小説の記憶が抜けているのですが、火浦功入れるならこの辺。椎名誠の影響もあってSF方面に行くかと思いきや『地球の長い午後』はそれほど面白いと思わず『夏への扉』はよくわからなかったのでSFの方向にはいかなかった。大原まり子も軽いものは好きだけど、『ひとりで歩いていった猫』あたりになるとやっぱりなじまなかった。

→大学時代
 『ナンセンス感覺』あたりから柳瀬尚紀をみっちり読み始め、不思議の国のアリス→フィネガンズ・ウェイクへの系譜ができあがる。レトリック全盛期。
 殿山泰司『三文役者あなあきい伝』から殿山文体。この辺の流れは今現在直系の流れといえる。大学の関連で川端康成を読まざるを得なくなってみっちり読み(これはよかった)この辺りから「メジャーを読まなきゃ」と思うようになって、メジャーどころを延々読みたおした。『仮面の告白』とか。『ドグラ・マグラ』とか。『眼球譚』とか。『オリバー・トゥイスト』とか。
 で、山口椿、忘れちゃいけないねぇ。『肉の宴』名訳でした。

→社会人
 復刊などあっていろいろ手に入るようになった。
 いまは今東光、伊藤比呂美、おもしろいです。
 書いていて思うのだけれども、正直なところ、文藝における直接的な影響ってこんなものかもしれない。
 漫画、音楽、落語などで7割はあるぜ。


・どんな小説が好き?
→暗い内容だからそのまんま暗いとか、コメディなのに文章が硬いとか、そういう「成り行き」で書いている文章ちゅのはよくありません。
 自分が書くべきものを、読者にどう見せようか、ちゅ演出の工夫なり意匠なりがあるものがいいです。WWIIもので殿山泰司「見よッこの長蛇の列を!」を超えるものにはまだ出会ってない。(『バカな役者め!』収録)
 あんなに軽くて泣ける戦争もの、ないですよ。

・オリジナルのジャンルをどうぞ
→ムチャクチャな設定を「だってそうなんだもん!」と押し切る作品。
 この一言に尽きる。

・版権のジャンルをどうぞ(過去遍歴も)
→版権はエロ漫画しか読まない。(もちろん性的な意味で)


●版権について
※ 版権ものはやらないので、問題だけ置いておきます。
・オールキャラ?カップリング?
・パロディは書く?夢は?
・年齢制限のある作品は書きますか?
・原作にどこまで忠実?どこまで壊す?
・特別に好きなキャラはいますか?
・好きキャラへの想いをどうぞ。
・版権ならではのこだわりや気を遣うところは?
・版権だからこそ取り組めたテーマはありますか?
・版権を書くようになって、作風が変わったことはありますか?

●作品について

・これまで書いてきた、または書いている作品のテーマ(主題)は?
→ふたつあって。
1:日常にひずみ、ゆがみを発生させる。ゆがみからできる境界と裂け目、というのがある。
 ゆがみを生むために饅頭をとにかくでかくしたり(饅頭怖い)、焼けぼっくいの入ったビンを家族のようにあつかったり(槁木死灰)、あの居心地の悪さが興味にある。
2:「由美子戦記」「春、立ちぬ」「逸品」なんかだと、いままでの「こうやって生きてきた」ちゅ生活のアイデンティティの描写というのがある。それは習慣だったり、何かの反応に対する「経験ゆえの」レスポンスだったり。
 そういう「動き」や「感じ」をピックアップすることで人の描写としたいなぁ、ということはある。
 思想や思考回路は変わるかもしれないけど、生活が積んできた身振り手振りちゅのはそう変わるものではない。
 この辺が、面白い。

・一番気に入っている作品を教えてください。
 「くしゃみ」(なぜか変換できない)は両方の要素が成り立ったんじゃないかしら。最近書いた「春、立ちぬ」(完結篇)も2においてよく出来てる。

・書きやすいキャラ、書きにくいキャラは?
→書きやすい 老婆(近くにいっぱいいる)
→書きにくい なんのへんてつもない男(味がつかない)

以下は、オリジナル向け。パラレルで挑戦されている方も、どうぞ。

・舞台設定の特徴
→意図の見えない設定はしない。
 読むのにBGMが必要ならば、BGM指定までする。
 まぁ、やらないけど。
 では、このバトンは初音ミク『インベーダー』でお楽しみください。

・下調べはしますか? 調べる際の愛用の文献(ツール)などあれば。
→アタリをつける意味でWikipediaは便利。あとは普段から収集しているものがある。いや、収集しているものがあるからこそ書く気になる、というべきか。足りなければ地道に文献。
 取材も行きますが、おもに場の雰囲気とか、距離感の確認であります。目に見えるものは、それこそネットで済んでしまう。

・一作の主要人物は、何人くらい?
→少ない。

・主人公は男女どちらで書く場合が多いですか?
→女性脳らしいので女性で書くの、好きです。

・主人公は自分にとってどんな存在? 例:自分の分身、あくまでも舞台の中の一役者、など
→興味深い存在。ある世界を生きているユニークなひとり。

・キャラへの愛着に、差はありますか?
→あんまり愛着はない。
 その社会で、その世界でその人なりに生きているのを見ているのが面白いと思うので。

●作風について。
・どんな作風が多いですか? 例:シリアス、コメディ
 なんでも書く。
・ハッピーエンド派? バッドエンド派?
 どちらかといえばハッピーでありたい。バッドエンドに対する需要はいまんとこ、ない。
・作中で「死」を書くことはありますか?
 ある。
・それに対する考えなど。
→死ななければ話が展開しない場合。
 でも、苦しめずに殺したい。即死がいい。
・恋愛は書きますか?
→恋愛の始まりというよりも、もうすでに出来ちゃっているものを書くのが好きよね。共通の意志をもっていたほうが、見ていて楽しい。
 だので、夫婦漫才は、好きだ。
 友人の夫婦というのも、面白い。
 恋愛なぞ、くっつくときにはあっというまです。
 だから、恋の始まりとか、話にしにくい。

●創作の仕方について
・小説の書き方を教えてください。 例:登場人物を決める、プロットを組む、書きたいシーンから書くなど自由に
→頭の中で完成している場合は、そのまま書く。
 完成しない場合は、完成しているところから書く(そうすると、いろいろなものが増えたりつながったりする)
 どうしても書かねばならない必要性がある場合は、ゴールを先に設定してそこにつなげる。
 なにも浮かばない場合は、スタートから論理的にすすめて、適当なところで切り上げる。

・一話の所要時間は? 最短・最長なども踏まえて。
 1000字小説で15分(「秋と金玉」など)。
 上記を見てもお分かりのとおり、前準備にかなりの時間を使います。そのかわり書くとなったら一気に書くので、4日で100枚とか書いたりする。

・書いていて楽しいシーンを教えてください。
→建物の中の描写、好きです。

・タイトルはいつ決めますか? また、タイトルへのこだわりは?
→比率的にはタイトル:本文=5:5の割合くらいに重要だと思われる。
 タイトルが浮かばないときは内容の煮詰め方が足りていない。タイトル先行の場合も同様。
 江戸戯作からの伝統で、特別な理由がない限り文字数は奇数にする(真っ二つにならないためのげんかつぎ)

・物語の始め方。プロローグをつけますか?
 プロローグが伏線にならないかぎり、意味がない。
 何故要るのか? という話。

・起承転結は意識してますか?
 序破急ならたまに意識する。
 もう、やめないか。起承転結。

・会話文と地の文、書きやすいものは?
 会話下手です。

・中心人物を決め、その視点でストーリーを進めますか?それともバラバラ?
 知ってるかい、バラバラにするのは腕が足りないからなのよ。固定視線で書けないのは作者の力量不足。

・他に気をつけていることはありますか?
 文末、句読点の前の文字はばらす。
 リズムを重視する。

・創作の上で最も苦労するところは?
 書ききる気力と体力。

・自分の文章はどんな文章だと思いますか?(長所と短所も織り交ぜて)あくまで自己評価。
 基本的に考えて書いているが、テンパったときの劣化が激しい。焦れば焦るほど支離滅裂になり、そもそも読解できなくなる。
 衒学的だといわれますが、最近はそうでないようにしている、つもり。(弱気)

・どんな文章が書きたいですか?
 自分で「どう書くか」をコントロールできるといい。
 あと、一行で泣かせたい。
 泣かせようと思っちゃ駄目なんだよな。真摯でなくてはならない。その辺はわかってるんだけどねぇ。

・他人から言われた評価で印象に残っているものがあれば。
 衒学的でいやらしい。
 そういう時期もありました。
 これからもそういわれつづけることでしょう。

・お気に入りのBGMはありますか?
 最近テクノ熱が。初音ミクのおかげでテクノ熱が。

・今日の晩ご飯は何でしたか?
 今日はCOCOSでグリーンカレーでも。

・追加したい質問があればどうぞ。
 特にないです。

・答えて欲しい方に回してください。人数問わず。
 物凄く長いのでおすすめできませんが、文芸に携わるいろいろな人の解答を見てみたいところです。
 だので、文芸に携わるナイスガイ、ナイスビューティ、弁天、韋駄天、おやっさんにおっかさん、ずんべらぼうに海老茶式部の皆さんはやってみて。
 聞いてみたい。

fC:文藝研究II 2007年11月29日(木)

「裸の王様」

 そういや「裸の王様」で、「王様は裸だよ」といっていた子供がいたように思うんですが、その後どうなったかなぁ、というのが思い出せなかったのです。
 自分が裸であることを認められない王様ですから、きっと子供をとっつかまえて首を刎ねたに違いない、でもまてよ、首を刎ねたという話は聞かないなぁ、と、思っていたところにNHKラジオの深夜便で「裸の王様」の朗読をやるという(笑)。なんという偶然か、これは聞くしかない、と。


 王様がいて、ある日この街に詐欺師が二人やってくる。彼らは一生懸命、空の機を織る。
「この着物はたいそう美しいものですが、自分の職が身に合わぬもの、愚かなものには見えないのです。この布をもって王様の服をおつくりしましょう」
 といって、喜ぶ王様から金と糸を大量にせしめては、自分の財布に入れる。
 待ちきれない王様は、生真面目一辺倒の大臣に出来具合を見にいかせるも、とうぜん織物が見えない。大臣は「自分が職にあわぬ愚か者」だということを認められずに「美しい着物でした」と報告する。王は「大臣の言うことなら」と信用する。

 さて、パレード。裸の王様。子供が「裸じゃねえの」と云うのを皮切りに、なんだか民衆がざわざわする。王様の行列は不思議に思いながらも行進を続ける。幕。


 ふーん。
 本項のポイントはふたつです。

 まず、王様が「これ、ニセモノじゃね?」といいにくくするカラクリ。そして、アタクシながちるが「裸の王様」の記憶からもとの話をどう取捨して、組みなおしたか。

fC:文藝研究I 2007年11月26日(月)

 心中物:「心中天網島」

第一場 河庄

* 紀伊国屋の小春(遊女)が神谷の治兵衛(二人の子持ち)と惚れあってしまい、他のお客をとらないようになる。

* 実は今度あったときには治兵衛に「一緒に死んでくれ」といわれている。治兵衛はなんとか二人きりであって心中しようと考えている。

* 小春を身請けしようと狙う伊丹の太兵衛(金持ち独身)。小春が治兵衛に本気であるという噂を流した張本人。

* ある日治兵衛以外に小春を買う客(武家)が忍んで出てくる。同時に治兵衛が忍び込んでくる。

* 小春「心中しようと入ったものの実家の母もいるし、死ぬのはこわい」

* 立ち聞きして誤解した治兵衛、幻滅する。

* 小春、客に「貴方が毎日きてくれれば治兵衛とは会わなくて済む。逢わないでいれば治兵衛さんも目が醒めてくれる」

* 治兵衛、脇差を持って怒鳴り込む。が、反対に返り討ちにあって店のものに捕まる。

* 客は実は治兵衛の兄で、治兵衛に内緒で小春と話がしたかったもの。治兵衛「3年ものあいだ、だまされた」

* 治兵衛→小春の起請文を治兵衛兄に処分するように渡す。治兵衛→小春の起請文29枚も没収する。

* 治兵衛、二度と小春と逢わないと誓う。

* 29枚のはずが30枚ある。1部は治兵衛の妻、さんから小春への手紙だ。治兵衛が嘆いて気付かないところ、治兵衛の兄はその手紙もあづかる。

* 治兵衛、小春に蹴りを入れて出ていく。

* 小春「私の本心には気付いてくれなかったがこれでよかった」


第二場「紙屋」
 紙屋「紙治」
 治兵衛、妻おさん、長男勘太郎、長女お末、丁稚三五郎、使用人お玉。

*粉屋の孫右衛門と妻かか、紙治をおとずれる。
 治兵衛とおさんはいとこ同士。かかの娘がさん、孫右衛門の弟が治兵衛。第一場で出てきた客=孫右衛門。治兵衛の父(=かかの兄)はすでに亡くなっている。

*おかか「いつまで夫に好き勝手させておく気か」

*孫右衛門「治兵衛は兄まで騙す根っからの悪党。おさんが騙されるのも無理は無い」

* どうも、小春が身請けされたらしい。

 ↓
 この情報から、二人で怒鳴りこんできた。

* 治兵衛「たぶん、太兵衛ではないか」
* かか、熊野神社の護符に誓いを立てさせる。
 裏に75羽のカラスが刷ってある

* 孫右衛門、かか、安心して帰る。

* 治兵衛、床にふせって泣く。

* おさん切れる。「信じた私がバカだった」
* 治兵衛「小春を身請けした後に太兵衛が何を言いふらすかと思うと悔しくて恥ずかしくて」「治兵衛のやつは金がなくなって小春から手を引いた」「小春『金の力で他の人のものになるなら治兵衛さんの心の証として死にます』」

* おさん、狼狽する。「あの人は死ぬつもりです」
 「あんたとあの人を別れさせたのは私である」

* おさんの手紙「夫があなたを思いつめているようだ。しかし、妻として夫を死なせるわけにはいかない。子供たちのためにもあの人を救って欲しい。小春さんからあの人を振ってほしい」

* 小春レスポンス「心中も考えたがおさん様やお子さんのことを考えるとわたしがわきまえるのが人の道。女同士のお約束として必ず治兵衛さんはお返しする」

* 小春の年季は銀1500匁ほど(あと5年くらい)。
 身請けの手付金として750匁。おさん、家のものを売って750匁作ろうとする。「早くしないとあの人はひとりで死ぬつもりだ。そんなことをされたら女同士の義理が立たない」
「小春さんに家に入ってもらって、わたしは子供たちの乳母か、飯炊き女として置いてもらえればいい」
「夫にどれだけ尽くせるかが女房の本領」

*銀750匁をもって出かけようというところにおさんの父親がやってくる。ばれて、離縁状を書かせようとする。が、治兵衛、脇差で腹を斬る準備「おさんと別れる時は死ぬときです」火に油を注ぐ「すぐに頭に血が上って前後の見境なく突っ走る。こんな覚悟も責任感も無い男には娘は預けておけぬ」と、父、おさんを連れ戻す。
「父様、無理につれて帰るならわめきたてて世間に恥をかかせます」
「娘の不幸とくらべたら恥も外聞も構わん」

*治兵衛「死のう」

第三場 天網島

 河庄。治兵衛と小春。全部ばらす。
* 泊まり。紀伊国屋から小春を迎えに来るが、今日はこのまま泊まりにする、と使いを追い返す。治兵衛はあと半時で帰るという。「これから京へ立つ」

* 入れ違いに河庄に孫右衛門、勘太郎、お末くる。

* 小春、治兵衛の手引きで河庄を抜け出す。

* 夜明け前。心中。

↑前のページ / ↓次のページ

ページ移動 / [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9]


Web Diary UpVersion ver 1.27