■ スキスキダイスキ1/戸川純-1
|
2007年07月02日(月)
|
「好き好き大好き」といえば戸川純さんなので、第一回目はやはり取り上げておくべきだろうと思いました。
戸川さんなぁ。当然デビュー当時というか、不思議系といわれてテレビにいっぱい出ていたことにはアタクシなぞいたいけな子リスちゃんだったのですが、いつ知ったのか、というと、たまからライオンメリィさんを面白いな、と思って、メリィさんからヤプーズ→戸川純だったんだろうな。そういう流れで間違いないと思います。
で、初めて買ったCD、覚えてます。ヤプーズのベスト版。白いやつ。ヤプーズ聞いてみようと思って、買って、聞いて、「バーバラ・セクサロイド」すごかった。目の前をハードボイルドとSFが通り過ぎて。感想の指スナップのあのタイミングのずらしかただとか、しびれた。しびれました。 「たま的」だった脳内音楽シーンに大きく転換期がきました。で、「極東慰安唱歌」。はたらけどもはたらけど、はたらけどもはたらけど。「ロリータ108号」の世界観でキュンと来た。そうだよな、やっぱり女性ヴォーカルはキュンとこなくてはいかんです。いや、「キュン」にもいろいろあるのですけれども、あのロリータ・アンドロイドの「好きなら抱いてみせて 絶望へとひた走ってよ」ちゅ世界観、キュンです。
抽象的な物言いをできるだけ具体的にしたいのですが、この「キュン」つのがアタクシのひとつの指標ではあります。色気、というのかな。ぢゃあ、色気って何かというと、どんなテンションであっても、結局は異性への意識。 それは、どんな状況、状態、勢いであっても、ある。キュンと来る。 例えば、 「君の代」 「ロリータ108号」 「Men's JUNAN」 「月世界旅行」 この辺、曲想は違うけど、ヴォーカルの色気に、溶かされる、のです。 「あ なた う まく 着 陸 してね 心に」 この、唄う以上に、意識が、洩れる、この洩れっぷりが、なんというか、ショウロンポウのように、じゅわっと、するの、してしまう。で、聞いている側はふにゃふにゃとしてしまいます。
これは、芸ですよ。
今の日本の女優で、大竹しのぶに拮抗できるのは戸川純くらいじゃないか、と、ファンの贔屓目からしても、思う。思ってしまうのです。
とりあえず、今回は、こんなところで。
|
|