PB210サニーエクセレント ダートラD仕様
解体屋へ行く寸前のサニーエクセレントを入手ダートラD仕様を作り始めた、このDクラスとは安全規則さえ守れば改造自由何でもアリのクラスです。
エンジンはオリジナルのL14をボアアップし1756ccに、ソレックス44、ハイカム、タコ足その他フル改造を施した。
外観では日産スポーツオプションのオーバーフェンダーを装着、当時の日産ワークスバイオレット・ラリーテスト車両と同じカラーリングにした。
エンジンチューンはL型トップチューナー、当時東大阪に店を構えていたトライアル牧原社長自らの手によるもの、この少し後牧原社長チューンによるフェアレディーZが谷田部高速テストコースにおける国産車初の300Km/hを達成、一気にその名を全国に知らしめた。
牧原社長とのおつき合いは私が高校生の時から現在まで25年以上にもなり、ロードスターレース参戦時は特に多大の協力を頂いた。一種のカリスマ的な存在感が有りその処世術は学ぶ事も多い。
車体回りはこれまた現在のロータリーチューンでは、東の横綱、雨宮自動車と並び賞される西の横綱、フジタエンジニアリングに依頼、写真で解る通りボンネットとトランクに初代FUJITA
ENGINEERINGのロゴ(?ただの活字)が入っていた。
牧原、藤田両チューナーとも現在はカリスマと呼ばれる程の大成功、今じゃこんなコラボレーションちょっと考えられません。
肝心のサニーは牧原社長渾身のエンジンチューンもリーフリジットのリヤサスじゃパワーが路面に伝わらずJAF戦では苦戦、6位入賞がベストリザルト。
特にこのハッチバック車はリヤのストロークが少なく(セダンは別)コントロールアームも無しではジャダーがひどくトランクションゼロ、今ならリヤサスをごっそり作り替えることも考えられるが当時はそんな知恵も金も無く、ダートの限界とジムカーナ−仕様にリメイク。細々とジムカーナーに通った。
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