本屋しか知らない本屋の常識

  • 国定教科書・学校専用教材 
  • 教科書は、正式には「文部科学省検定済教科書」といいます。国の定めた指導要領に沿って作られた本を、国が検定しているという事です。毎年、年度用が印刷され2月ごろの官報で新年度の定価などが発表されます。一般販売を目的としていないので、経費以上の利益を認めておらず安価になっています。☆☆☆ 学校専用教材は、市販されている問題集とちょっと違うつくりになっています。いわゆる解答部分が別冊になっている場合がほとんどである事です。これも学校教育を目的としているので、指導者が生徒に解答を事前に渡すべきかどうか選択できるようになっています。短い期間の使用となる場合が多くそれに合わせて安価に製作されています。☆☆☆どちらも基本的に一般販売目的ではないですが、紛失など不測の事態のための窓口として取り扱い書店(教科書取次供給所といいます。)があります。当然、解答書は販売できないという事になります。
  • フェアとは
  • 普段常設として店頭に並べておくことが、いろいろな意味で難しいと思われる本を、テーマと期間を決めて読者の皆さんの目に触れる、手に取れる環境を出版社などと協力し合いながら実現したものです。
  • 雑誌は常に同じ店で買おう。
  • 雑誌は返品すると入荷数が減っちゃうんです。問屋さんはコンピューターで常に返品数の調整を行っています。号によって売れたり売れなかったりする雑誌はだんだん減っていずれ入荷が途切れてしまいます。 確実に入手したい場合は定期購読にしてお店でキープしてもらいましょう。
  • ネット書店を賢く使う。
  • ネット書店もリアル書店も在庫が勝負。ネットといえども在庫がなければ版元からの取り寄せに時間がかかるのです。速さの勝負は在庫のありかです。在庫あり かどうかかならず確認を!リアル書店の場合は取引問屋さんに在庫があれば比較的早く届きます。正文館書店の提携ネット販売は大手問屋さんの在庫販売です。
  • ネット上の検索データベースの6割の本は品切れか絶版です。
  • 現在、本の検索データベースは詳しいところで150万点ぐらいです。ところがそのうち流通している本は50万点程度しかありません。本の最後に載っている参考文献など、本の過去の情報は他の物品のように新しいものが出ても削除されていきません。