「文学横浜の会」

 読書会

評論等の堅苦しい内容ではありません。
小説好きが集まって、感想等を言い合ったのを担当者がまとめたものです。

これまでの読書会

2023年 5月19日更新


「少将滋幹の母」&「幇間」谷崎潤一郎

担当者 河野

「掲示板」に書き込まれた内容

読書会にあたってのレジメ

 ながくて退屈する方も多いと思います。が、こんな機会でないと読めない、読まない作品です。 「幇間」には「少将慈幹の母」で展開される初期谷崎のマゾヒズムが凝縮されています。女房を寝取られて寝込む男と、 恋人を寝取られて「えへへ」と嗤える男。どちらも谷崎の分身です。

まとめ

悪天候ではありましたが、女性の参加は1名と文豪・大谷崎の人気の無さが 浮き彫りにされた読書会でもありました。 表題は「初めて読んだ」という参加者が多かったように思いますが、 そこは文豪・ノーベル賞数回ノミネートという大谷崎の力量が、改めて評価されて いたように思います。

後半の時間を活用してのフリートーキングが好評であったことから、
「今後は時間を余らせて、このような形もいいのでは…」
という提案があったことも収穫だったのではないでしょうか。

以上 河野 記

 ・出席者(リアル)順不同、敬称略
  遠藤、金田、河野、佐藤(杉田)、篠田、武内(原)、寺村(港)、
  中谷(池内)、野田(十河)、藤原(上終)、福島、、*中川、*酒井

  注) 中川さん、酒井さんは見学に来られた方です。

 ・「掲示板」からの参加(敬称略)5/13現在
  成合、遠藤、福島、寺村、藤原、森山、阿王、金田、池内、十河、杉田、いまほり、和田、原

◆6月の読書会
   日 時:6月 3日(土)17時〜19時
   場 所:神奈川県民センター内、会議室
   テーマ:「貝塚をつくる」開高健 
        収録:『ロマネ・コンティ・一九三五年』 - 六つの短編小説 - 文春文庫
   担当者;藤原さん

(文学横浜の会)


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