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□0314方式
4NTに対するレスポンスのオリジナル方式です。
5と 5の情報が 1430方式と逆になっています。
レスポンス |
キイカードの枚数 |
5 |
=
0か3枚 |
5 |
=
1か4枚 |
5 |
=
2枚で切札のQなし。 |
5 |
=
2枚で切札のQあり。 |
RKCBの主流はまだ 0314方式で、大半の本は、 RKCBをこの方式で説明しています。( BWS2001でも 0314方式がデフォルトになっています)
1430方式を推奨しているのは Eddie
Kantarで、 Kantarと Seagramが各々自著でこの方式を説明しています。
Qアスクを使わなければ、初心者はどちらを採用してもかまわないでしょう。
初めてのパートナーと組む時は確認が必要です。
どちらの方式がよいか
Kantarは、0314方式は弱いハンドで4NTを使う場合に適し、
1430方式は強いハンドで4NTを使う場合に適していると解説しています。
Kantarの本では、4NTはもっぱら切札がメジャーの場合に使い、切札がマイナーのときは違うビッドを使います。
(これは、リストBなので、ここでは取り上げません。)
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□キイスーツ
RKCBでは切札の Kや Qが有用な情報となるので、 4NTでキイカードを聞く前に、切札が決まっていなければなりません。フィットしたスーツが1つだけの時は問題ありません。
しかし、フィットがない場合やフィットしたスーツが2つあるときは、流派によってキイスーツの決め方が違ってきます。
参考まで、他の流派の基準を紹介しておきます。
●KANTAR
[ROMAN
KEYCARD BLACKWOOD (1993)]
[フィットしたスーツがない場合]
- (A案)4NTをブラックウッドとして扱う。
- (B案)4NTの直前にビッドされたスーツ。
ただし、例外適用あり。
[フィットしたスーツが2つの場合]
- 2つのスーツのQを情報として扱う。
- アスクビッドとレスポンス方式を変える。
詳細説明はリスト Aの範囲外なので省きます。
●KLINGER
[GUIDE
TO BETTER DUPLICATE BRIDGE(1993)]
フィットスーツがない場合は、4NTの直前にビッドしたスーツをキイスーツとする。
●GRANOVETTER
[BRIDGE
CONVENTIONS IN DEPTH(2003)]
フィットスーツがない場合は、Kantarと同じ。
B案を使うときでも、1レベルのスーツオープンに対する4NTは例外で、普通のブラックウッドとしている。
例 |
(KLINGER) |
(GRANOVETTER) |
N |
S |
1 |
4NT |
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A942
6
A7
AKQ965
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QJ104
KQ4
K7
AQ64
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キイカードをきく。 |
Aの情報だけをきく。 |
□4NTに妨害があったとき
オポーネントが 4NTにオーバーコールで介入した時の対策は次のとおりです。介入が切札の5より低い時は DOPI、高いときは DEPOを使います。
●DOPI
介入スーツのランクが切札の5より低いときは次のように処理します。
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KEY-CARD |
? |
0 |
X |
1 |
/ |
2 |
1st STEP |
3 |
2nd
STEP |
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●DEPO
介入スーツのランクが切札の5より高いときは、次のように処理します。
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KEY-CARD |
? |
0/2 |
X |
1/3 |
/ |
4 |
1st STEP |
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