■まえがき
スタンダード・ビッデングでは、ビッドはスーツと強さの情報をもっています。
例えば、1  のオープンはスペードが５枚以上で１３ポイント以上あることを示しています。また、1 に対する2 のレスポンスはハートが５枚で１０ポイント以上あることを示します。このように、ビッドしたスーツに規定の枚数があるビッドを「ナチュラルなビッド」といいます。 しかし、ビッドには、スーツとは無関係に、情報を与えたり、情報を求めるために使うものがあります。このようなビッドを「アーテフィシャル・ビッド」といいます。 このアーテフィシャル・ビッドのうち慣用的に使われるものをコンベンションといいます。 JCBLは、下表のように、競技会の程度によって使用できるコンベンションを制限しています。
まず、リストＡのコンベンションをマスターしましょう。 ■ リスト下表はリストＡのコンベンションです。該当欄の■をクリックすると、該当コンベンションの説明が見ることができます。
■ 参考事項□ アラートのかけ方 ブリッジでは、ビッデングは公開情報であり、パートナー間だけの秘密了解事項は禁止されています。これに該当する場合は、そのコールの後に直ぐパートナーはアラートします。
リストＡコンベンションでは、JCBLの規定どおり使用する分にはアラートの必要はありません。 アラートするときは、各テーブルに用意されている「ALERT」カードを出します。 アラートカードがなければ、口頭でオポーネントに知らせます。 □ アラートの意味の聞き方 オポーネントがアラートした場合、プレーヤーは自分がコールする順番の時に、アラーターにその意味を聞くことができます。
□ トリートメント ナチュラルなコールでも、パートナー間でその意味を変えて使うことがあります。 例えば、ジャンプレイズをゲームフォーシングに使うグループやリミットレイズに使うグループがあります。同じビッド・シーケンスでも、その意味が違う使い方を「トリートメント」といいます。 この場合も、慣習的でなければアラートが必要です。 | ||||||||
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