TIPS-6 | |
あー、別にどーでもいいんですが、実は、今描いている作品の女性は元々長髪という設定なもんで、やっぱり、キャラ作った当人から見ると、短髪は違和感あるんですよね(^_^;)。で、迷ったけど、やっぱり髪の毛を長くすることにしました。 ・・・おかげで、髪の毛、全部やり直しだ〜(T_T) |
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後ろで髪の毛を結んでいるので、髪の流れを、それに合うように変えます。 「ぼかし指」で流れを作ったあと、「照度」ブラシと「透明水彩ペン」で、髪の毛に光と影を入れていきます。この辺になると、極細のペン先は必需品。
ここはひたすらごりごりと描き込みなのだ。 |
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とりあえず、髪の毛を描き終わったところ。
ここで髪の毛はひとまず置いて、顔の中を仕上げることに。
・・・で、一度手を止めて全体を眺めてみたら、バランスがおかしいことに気付いてしまった。途中で身体の向きを変えたから、顔の向きがちぐはぐになっちゃってるのだ。 |
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身体の向きに合わせて、顔の向きを全部やり直す羽目に。・・・とほほ。 ・・・この段階での、こんな大きな修正は、結構、痛い。 こういう羽目に陥った時は、下手すると、バランスが全部崩れて収拾が付かなくなることもあるので、実寸表示を見ながら慎重に修正していきます。(どうにも収拾がつかなくなって、顔を全部消して一からやり直し、ということもよくある話(笑)) |
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さて、ここで一度画像をDibasに移して、同じ画像を乗算50%程度で合成しました。 これはちょっとした裏技ですね(笑)。こうすると、図のように、絵に深みが出ます。特に、肌色がきれいに出るので、個人的にお気に入りのテクニック。(本当は、あんまり公開したくないんだけどな(^_^;)) SUPER KiD FEでは、合成する時の微調整ができないので、ここだけDibasに頼っています。 |
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画像をSUPER KiD FEに戻したら、最後の微調整に入ります。
口元や鼻、目元や瞳など、細かな部分を微調整して、表情の仕上げをします。 最後に、太めの「照度」ブラシで、肌の上にもう一度、パフをはたくような感じで、ぽんぽんと軽く光を乗せます。ついでに、髪の毛の上からも、同様にして「照度」ブラシを軽くはたいてできあがり。
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主線のないCGでは、はっきりとした輪郭線が元々ないために、光と影を使って輪郭を表現していく作業がメインになります。
今回の工程でも、ほとんど光と影を描き入れていく作業に終始していますよね。 コツは、一番明るいところと一番暗いところは常に隣り合わせであることを念頭に置きながら、色を乗せていくということ。 慣れれば結構簡単ですから、面白そうだな、と思った方は、ぜひ一度お試しくださいませ。 さて、今回お届けした「イラスト講座」、少しはあなたのお役に立てたでしょうか。 あなたのお絵描きに、ひとつでもお役に立てるところがあれば幸いです。 |