HOME 総合目次 openCanvas TOP フレーム解除 <<Back Next>>

◆【全身像の練習】 page 3
全身像の練習-8  新規レイヤを作って、ざっと影を入れていきます。最初は、光の方向と大雑把な陰影を把握できればいいので、細かいところは無視して、ざーっと一塗り。
 ここも、画像が大きくて全体像が把握しにくければ、縮小表示に切り替えるとわかりやすいです。

 影が濃く落ちる箇所や光との境界部分などには、何度か重ね塗りするような感じで、濃い目に色を乗せておきます。

 左図の枠内矢印のように、はみ出した部分があっても、あとで消しゴムをかけていくので、今は全然気にしない(^^)。
 むしろ、髪の毛が顔にかかる部分のように、複雑に入り組んだ箇所は、ある程度、中の方まで下地の色が入り込んでいた方が、自然な仕上がりになるので、意識的にかぶさるように大きめに塗っています。

 ざっと影を入れたら、ぼかし筆(旧)で丁寧にぼかします。

全身像の練習-9  消しゴムを使って、ハイライトを入れていきます。また、上ではみ出した部分も、細い消しゴムを使って丁寧に消していきます。

 同時に、影の濃いところに細いブラシで強めに影を入れ、光の強いところは、境界にさらに濃い影を入れたあとで強めに消しゴムを入れ、陰影のメリハリを付けていきます。

 基本的に、意識的に光を強く際立たせる箇所以外は、ブラシまたは消しゴムを入れたあと、描画跡の境界線を下地に溶かし込むような感覚で、丁寧にぼかしを入れる操作の繰り返しです。 細かい箇所は、細目のブラシを使い、拡大表示して、じっくりと縁をなぞるような感じで、溶かし込んでいきましょう。 この辺の手間を惜しむか惜しまないかで、仕上がりに差が出てきますので、面倒がらずに丁寧に。

全身像の練習-10  陰影があらかた出来あがったら、さーて、色塗り色塗り(^^)。

 色を塗る場所を、いくつかのパーツに分けて、それぞれにレイヤを作ってごりごり塗ってます。→
 私の場合、だいたいは色別にレイヤを分けるのが癖になってるみたいです(^^;。

 このあと、髪なら髪、顔なら顔と、それぞれのパーツ毎にさらに細かくレイヤを分けて塗りこんでいくんですが、ここではその手順は省略。 基本的に、上記と同じく、塗ってはぼかし、消しゴムを入れてはぼかしの繰り返し、ということに変わりはないです(^^;。

レイヤ

全身像の練習-11  陰影レイヤを重ねた状態。

 さて、私の場合、線画を清書するという習性がないもんで(^^;、色を塗ってみると、余分な線が残っていたり、線がはみ出していたり、ぶれていたり、よれていたりと、余計なゴミがいっぱい残っちゃってます。
(←こんな感じ)

 で、細い消しゴムを使って、こういう余分な線をゴリゴリと消しながら、線を削っていきます。ちなみに、私はあんまり主線には頼ってないんで(^^;、ここまで来ると、線画はほとんど必要ないため、残す必要のある箇所以外は、大きな消しゴムや矩形塗り潰し等で、一気にゴソッと消しちゃうことも。


HOME 総合目次 openCanvas TOP フレーム解除 <<Back Next>>

Copyright (C)2001 Atsuko All Rights Reserved.