トップその他の情報2016公開初日舞台挨拶オフ会レポート


今年もまた、新作映画の公開時期がやってきました。昨年はチョルスさんが仕事の都合がつかず、単独旅行の形となりましたが、今年は大丈夫とのことでした。また今年は、3年前にも一度は参加表明されながらも当時はかなわなかったダイナマイトさんという方も参加できるとのことで、今年は3人でのオフ会が実施されることとなりました。
4月2日からチケット発売開始となりましたが、昨年とは違って人気グループの登壇予定がないためか、チケット確保自体は特に問題なくチョルスさんにしていただくことができました。なお当日でも、後方にわずかな空席は残っていました。

計画変更

さて運営者は毎年、舞台挨拶の土曜日夜から翌日曜日にかけてあちこちついでに旅行をしており、今年の場合は未踏の地である宮崎、鹿児島両県を訪れることを主眼として九州一周する計画を立てました。また未踏2県を訪れる以外に、以前に計画していながら寝坊によって乗れなかった日田彦山線、久大本線を乗ろうと考えました。結果として九州内でも人気の観光列車であり、全席指定の「ゆふいんの森」に乗る必要が生じましたが、4月10日に指定席を確保することができました。
が、4月14日の夜に熊本で最大震度7の大きな地震が発生し、余震も頻発しているため九州行きが困難となりました。結局は中国地方縦断コースに変更せざるを得なくなり、またしても日田彦山線、久大本線は乗れないことに。どうにも縁がない路線のようです。天気予報で一貫して当日が雨予報だったため、大雨で乗れなくなるかもという懸念はありましたが、まさかの展開です。

東京へ

4月15日の夜、仕事から帰った後で着替えて荷物の準備を整え、いよいよ出発です。今年は寝台特急サンライズで東京に行くため、12時頃に大阪駅に着くようにしました。今回は久しぶりに個室寝台ではなくノビノビ座席を利用しました。
4月16日となり、朝6時20分に起きたところ小田原のあたりを走っていました。あと20分で横浜に着くタイミングのはずですが遅れているようです。名古屋で人身事故があった影響らしく、結局20分あまり遅れた7時31分に東京駅へ到着となりました。東京着のサンライズでは最大の遅れを経験することに。
到着直後に東京駅の窓口で「ゆふいんの森」を今夜乗る「サンライズ」に変更手続きを行っておきました。払い戻しは手数料がかかりますが、変更は1回だけ手数料なしで行うことができます。結果的に4月17日の「ゆふいんの森」は運休になったため払い戻し手数料はかからないこととなりましたが、このタイミングではまだ運休と決まっていませんでした。

出発、最もワクワクする瞬間
「一番列車」を待つ=16日00時12分、大阪市北区梅田(JR西日本大阪駅)
もはやおなじみの光景、でも25分ほど遅いです
23分遅れで到着=16日07時34分、東京都千代田区丸の内(JR東日本東京駅)

集合前個人行動

今回は10時にJR有楽町駅銀座口に集まることにしておりました。約2時間半の時間をつぶすため、大手町駅で東京メトロ24時間乗車券(1日乗車券が最近変わりました)を購入し、千代田線の末端部である北綾瀬駅に向かいました。本線から1駅だけ飛び出すような恰好になっており、なかなか乗れないのでこの機会にとのことです。
大手町から北綾瀬まで往復し、さらそのまま千代田線に乗ったまま国会議事堂前駅まで行き、徒歩連絡で南北線溜池山王駅へ移動して永田町駅、そこから有楽町線に乗り換え、有楽町駅に9時47分到着となりました。そこから徒歩で集合場所に到着したのは9時50分でした。

北綾瀬駅、現時点では本線からの直通列車はありません
支線終着駅=16日08時50分、東京都足立区谷中(東京メトロ北綾瀬駅)
集合場所、今回は外側からアプローチ
集合場所=16日09時50分、東京都千代田区有楽町(JR東日本有楽町駅)
日劇前、毎回書いていますが昔よりポスターが小さいのが不満
日劇到着=16日10時01分、東京都千代田区有楽町

劇場へ

それからすぐにチョルスさんがやってこられて、2年ぶりの再会となりました。またダイナマイトさんもすでに来られていたようで、間もなく顔合わせが完了しました。チョルスさんからチケットを受け取りましたが、今年はレシートのようなペラペラの紙でした。上映までの時間はまだ30分以上ありましたが、何かやるにも半端ですのですぐに劇場に向かうこととなりました。
おなじみの日劇9階に到着したところで、iPhoneの電池が尽きました。ここでモバイルバッテリーを接続し、上映中に充電することができたのでタイミングとしては良い感じでした。さて席は前から3列目(最前列はマスコミ用のため、実質2列目)でしたが、かなり右のほうではありました。スクリーンがかなり近いものの、舞台挨拶があるので前のほうがよいだろうというチョルスさんの配慮によるものでした。やはり中央前方の列はすぐに埋まり、また登壇者が現れる側である、左の前方席も早めに埋まっていたようです。
10時35分になって場内暗転となり、予告編などの上映が続いた後の10時53分になって、ようやく「ユメミーワールド大突撃」本編上映が始まりました。ネタバレ防止のため、ここには特に内容は記載いたしませんが「安心してください、今年も名作ですよ。」
12時30分、上映終了となりました。上映時間は97分ということで、ごく普通だとチョルスさんとお話しました。

サプライズ舞台挨拶

12時33分、司会進行の矢島悠子アナが登場して舞台挨拶の開始です。撮影はマスコミ関係者のみという毎度おなじみの注意事項の後、いつものように「しんちゃーん」と呼ぶことで着ぐるみ登場となります。野原一家の着ぐるみが勢ぞろいした後、ゲスト声優の安田顕氏が登場しました。
安田氏は元々登壇の予定に入っていませんでしたが、後から追加となっていました。ただ私はそのことを把握しておらず、チョルスさんから聞かされて初めて知ったのですが、この時点でサプライズでした。さらに野原一家の声優陣も登場して挨拶です。今回は矢島さんがキレキレの感じで、他の声優陣への突っ込みがいつも以上に鋭い感じでした。また折に触れて熊本地震のことも出ておりました。被災者の方々も早くこの作品を楽しんでもらえるよう、早く収まってほしいところです。
とここまではほぼ例年通りの舞台挨拶でしたが、これまでにまったく登壇予定者にも入っていなかったスペシャルゲスト、大和田獏氏が登場というサプライズが。「ユメミーワールド」にも本人役で参加されていましたが、それも含めてこれまで極秘扱いとなっていたようです。
最後にフォトセッションがあり、マスコミ関係者が写真や動画を撮影する時間があるのですが、今年はこの撮影を一般鑑賞者も行って良いという発表がありました。さらに、撮影した写真をネット上に載せることもOKとのことで、これは今までになかった朗報であり、まさしくサプライズでした。もちろん、時間の許す限り写真を撮りまくったのは言うまでもありません。
# ちなみに極秘ゲストの名前は、ネタバレの可能性がまったくないわけでもないので、ここではあえて明記しません。
# ↑5月13日のアニメ放送中に公表されたので明記しました。まあ下の写真にもバッチリ写っていますが

夢のような1枚(実際には10枚以上撮りましたが)
舞台挨拶=16日13時00分、東京都千代田区有楽町(日劇2)
ビデオ撮影用に手を振る場面も。矢島さんが隠れてしまいました
手を振る場面=16日13時02分、東京都千代田区有楽町(日劇2)
こうして驚きの連続だった今回の舞台挨拶は、13時06分に終了となりました。劇場から出たところで、なんだかんだで毎年お会いすることになる水橋ホトリさんと今回もお会いしました。ホトリさんは毎年試写会からご覧になられているようで、今年も2回目の鑑賞だったようです。また前から3列目は同じでしたが、中央の席を確保されていたようです。予約開始を待ち構えておられたようで、最良の席確保にはそれくらいの執念は必要なのでしょうね。なおホトリさんは例年ご一緒することなく上映後にはどこかに行かれてしまうようで、今年もちらっと挨拶だけでお別れとなりました。

六本木へ移動、そしてまたもサプライズ

さてこちら3人組はというと、この後はテレビ朝日アトリウム内にできている、「爆睡!?オラのユメミーカフェ」に行ってみることにしておりました。昨年もサボテンカフェという形で同様のものはありましたが、昨年は行くことができませんでした。私の希望もあって今回行ってみることにしており、まずは少し歩いて東京メトロ日比谷線日比谷駅へと向かいました。すると、駅でホトリさんと再会するサプライズが。こんなこともあるものなのですね。
東京メトロ日比谷線で六本木駅に到着しました。ここからテレビ朝日まで数分歩いていく途中、東京タワーがきれいに見えました。そしてテレビ朝日の建物がはっきりと見えてきます。私がテレビ朝日に(というより六本木に)やってきたのはこれが生涯でも初めてのことです。

東京タワーとテレビ朝日
東京タワーとテレビ朝日=16日13時53分、東京都港区六本木
テレビ朝日アトリウム入口、あのゴーちゃん。も迎えてくれます
テレビ朝日入口=16日13時56分、東京都港区六本木

すぐにユメミーカフェに着きました。店内に入って席に着きましたが、メニューを見ると結構いいお値段のようです。それでも各々注文を済ませ、そして食事が来るまでは、チョルスさんが出されたフランス語版の単行本(5巻)を見ながら話をしていました。フランス語版での各キャラクターの名前の違いや、漫画の冒頭に書かれているサブタイトル(日本語版だと「オラと母ちゃんはお友だちなのヨ編 その1」といった感じのもの)などの話題が出ました。
その後食事を行っているとしんのすけ着ぐるみが現れました。だいたい現れる場合は事前にいつどこに遊びにくるよ、といった告知があるのですが、今回はそのようなものもなく、サプライズ登場でした。しかも各テーブルを回ってくれるとのことで、これはうれしい話です。個人的にツーショットの写真は撮れなかったものの、一緒に肩を組んだ写真を撮ってもらいました。別テーブルではしんのすけに抱いてもらった赤ちゃんがいましたが、怖がって泣いたりせずに終始ご機嫌だったのがほほえましく感じました。
このことをツイッターで報告したところ、ホトリさんがものすごくうらやましがっておられました。
ユメミーカフェ入口
ユメミーカフェ=16日13時59分、東京都港区六本木(テレビ朝日アトリウム)
カフェ入口の向かい側には防衛隊の姿も
防衛隊立体像=16日13時59分、東京都港区六本木(テレビ朝日アトリウム)
私が注文した、ココア
ココア=16日14時14分、東京都港区六本木(テレビ朝日アトリウム)
チョルスさんのカフェラテ
カフェラテ=16日14時14分、東京都港区六本木(テレビ朝日アトリウム)
しんのすけと記念撮影。一生の宝物。
※顔は見せられません
思い出の1枚=16日14時46分、東京都港区六本木(テレビ朝日アトリウム)
別テーブルの様子。しんのすけが抱いている赤ちゃんが怖がることなく、ずっと笑っていたのが印象的でした
別テーブル=16日14時44分、東京都港区六本木(テレビ朝日アトリウム)

スカイツリーでキメるゾ その2

この後は、ダイナマイトさんのご希望によりスカイツリーに行くことにしました。チョルスさんと私は3年前に行っていますので2回目ということになります。ダイナマイトさんは前日から東京に入られ、東京タワーに上られたようですが、スカイツリーは未体験とのことでした。
メトロ日比谷線で銀座駅、銀座線で浅草駅、そこから東武スカイツリーラインで到着しました。ちょうど16時頃の話です。まずは4階にあるテレビ局公式ショップ〜ツリービレッジ〜に入ってみました。その後は天望デッキへの入場券売り場の行列に並びます。前回は朝9時頃だったこともあって10分程度の待ち時間でしたが、今回は40分待ちだとのことです。ただし実際に並んでいたのは30分くらいで済みました。
天望デッキに上がるエレベーターは四季の意匠が施されているわけですが、前回の下りで乗ったのと同じ夏意匠でした。フロア350に上がって、やはり各方面の眺望を写真に撮りまくるところです。基本的にそれくらいしかできることはありませんし。その後、さらに100m上にある天望回廊にも上りました。しかし何というか、前回も今回も主に見つめていたのは西側の眺望のようです。都心部の方向なのでランドマークが多く、見ていて楽しいからなのでしょうけれども。東側では、間近に見える大きな川が東京と千葉の境目になる江戸川と勘違いしてしまう場面もありました。大きな川は荒川で、江戸川はその奥を流れています。

スカイツリーを見上げる図
スカイツリー=16日16時05分、東京都墨田区押上
 
フロア350のソラカラちゃん。GPS高度は304mと誤差大きめ。隣の人は無関係です…"
ソラカラちゃん=16日16時40分、東京都墨田区押上
(スカイツリーフロア350)
横方向に流れるのが江戸川、ではなく荒川。足元を流れている細いのは北十間川
回廊から東側を=16日17時23分、東京都墨田区押上
(スカイツリーフロア445)
451.2mのソラカラポイント。奥まったスペースがあります。GPS高度は463mと実際より高めでした
ソラカラポイント=16日17時34分、東京都墨田区押上
(スカイツリーフロア450)

なんだかんだでツリー内で時間が経過し、18時近くになってしまいました。次の予定があるので、そろそろ移動しなくてはなりません。それでも、前回はもっと時間に追われながらだったことを考えるとゆっくりと過ごせたかなと思います。お土産購入とフロア340のガラス床(2種類あるのですが、英語表記がそれぞれ別になっているのが興味深いところ)に乗った後、地上に降りました。降りるときのエレベーターは冬意匠で、4基のエレベーター中、唯一スカイツリーが描かれているとのことでした。
フロア340のガラス床は2か所ありますが、英語がGlass BottomとGlass Floorと区別されているのですね
案内図=16日17時42分、東京都墨田区押上
(スカイツリーフロア450)
ガラス床。形状からしてこちらはGlass Floorのほうでしょう
ガラス床=16日17時57分、東京都墨田区押上
(スカイツリーフロア340)
冬のエレベーター。確かにスカイツリーがありました
冬意匠=16日18時01分、東京都墨田区押上
(スカイツリー天望シャトル・冬)
5階にある記念撮影場所。天望デッキや回廊で撮影すると有料ですが、こちらは無料のはず
記念撮影用=16日18時02分、東京都墨田区押上
(スカイツリー5F)

原宿で迷子に

続いて向かうのは、原宿の2.5 SPINNSで開催されている25周年記念のクレヨンしんちゃんカフェです。浅草に戻ってメトロ銀座線、表参道駅で千代田線に乗り換えて明治神宮前駅まで移動しました。駅を出た後は地図を確認して歩きましたが、なかなか目的地にたどり着けません。10分くらいさまよっていたでしょうか。ようやく目的の場所に着くことができました。先に2階にあるグッズ売り場を物色してから3階のカフェに向かうと、すでに19時25分でラストオーダー5分前というギリギリのタイミングでした。それでもどうにか間に合って良かったと思います。以前に行かれたことのある水橋ホトリさんによると、かなり人気で待つことになるとのことでしたが、さすがにこの時間では待つことはありませんでした。品切れも発生していた状況でしたが、ぶりぶりざえもんのとんかつ定食を注文しました。とんかつと豚汁がついてきます。これをぶりぶりざえもん本人が注文したら、店ごと爆破されそう…(わからない人は「ブタのヒヅメ」を見てね)。しかし20時で閉店となるため、ここで長いこと話をすることはできず、19時55分には会計を済ませて店を出ました。

2.5SPINNSに到着。時間がかかりました
2.5 SPINNS=16日19時16分、東京都渋谷区神宮前
店先に中国語も加えた案内板があります
案内板=16日19時16分、東京都渋谷区神宮前
ぶりぶりざえもんのとんかつ定食
ぶりぶりざえもん定食=16日19時34分、東京都渋谷区神宮前(2.5 SPINNS)
店内の雰囲気はこんな感じ
カフェ内部=16日19時50分、東京都渋谷区神宮前(2.5 SPINNS)

最後は座談会

最後はJR原宿駅から山手線に乗り、東京駅に移動しました。途中品川駅までは混雑が激しく、一駅ごとにいったんホームに降りなければいけないような状況でした。品川駅でようやく車内が空いたので座りましたが、いろいろと移動したせいか疲れがたまっており、いつの間にか寝てしまい、東京駅に着いたところで起こされるまで意識がありませんでした。どうも失礼いたしました。東京駅に到着するとまもなく21時で、駅前に出て座談会の場所を探しましたが、22時まで開いている店があまりなく結局は駅構内のドトールコーヒーで各自ケーキ類を注文して最後の1時間を過ごすこととなりました。この座談会では、私やチョルスさんのサイトの話や「ユメミーワールド」興行収入予想をしたりして過ごしました。21時40分を過ぎたところで店を出ます。私は22時発のサンライズで東京を去りますが、ダイナマイトさんはもう1泊されるとのことでダイナマイトさんとは改札に入る前にお別れということになってしまいました。お礼の言葉と握手を交わしお別れいたしました。その後改札に入り、サンライズ発車ギリギリまでチョルスさんとは会話を続けました。なおこの日は、サンライズ瀬戸が通常の高松ではなく琴平まで延長運転を行っており、表示が異なっていました。
22時ちょうどにドアが閉まって列車が動き出し、今回の濃密なオフ会は幕を閉じました。毎年思い出になりますが、特に今年はいつも以上に大きな思い出ができた1日をおつきあいいただいたチョルスさんとダイナマイトさんに深くお礼申し上げます。

通常は単に「高松」のところ、この時は「高松・琴平」となっています
高松・琴平=16日21時55分、東京都千代田区丸の内(JR東日本東京駅)
去年までと表示方法が異なっています。去年までは他の列車と体裁を合わせていたのですが、ずれて表示されているので少し気持ち悪い…
発車案内板も=16日21時55分、東京都千代田区丸の内(JR東日本東京駅)

雨の吉備路(桃太郎路?)

というわけで、以降は個人的旅行記なのでオフ会レポートではありません。
帰りのサンライズは個室を取りましたので、ゆっくりくつろげました。パンフレットを読み、ツイッターを確認したりしていましたが、充電用のモバイルバッテリーが空っぽになってしまってこれ以上充電できない状態になってしまいました。シャワーを浴びようかとも思いましたが、タオルがないのでやめておきました。
翌朝は6時10分に起きました。外は予報どおり雨が降っていましたが、まもなく時刻通り運転しているとの車内放送が入りました。6時27分に岡山駅到着となり、サンライズ瀬戸と出雲の分割作業を見学してから、次の移動を行います。岡山駅から吉備線に乗って総社駅へ向かいます。この吉備線は3月26日以降、桃太郎線と愛称がつくようになり、案内も全て桃太郎線となっておりました。桃太郎線の列車に乗っていると依然として雨は降っているものの、時折日差しを感じました。雨は終点の総社駅に着く頃には上がっており、青空も見えるくらいになっていました。

サンライズの後追い

総社駅から伯備線に乗り換えて新見駅まで移動します。岡山で下車したサンライズ出雲がこの区間を通過するのですが、今回は乗りつぶしのために桃太郎線に乗るため、岡山で降りる必要がありました。少し前にサンライズが通った経路をたどって新見駅へ。この駅で次の列車を1時間待つことになるものの、周囲にはあまり何もないのでベンチで過ごすことに。折り畳み傘を車内に忘れるミスがありましたが、当駅止まりの列車が回送される前に回収できたので事なきを得ました。新見駅には「A級グルメのまち」という看板がありました。グルメッポーイのような人がいるのでしょうか。近年B級グルメを売りにする自治体は多いようですが、ちょっと珍しいかも。

A級グルメのまち、だそうです
A級グルメのまち=17日09時18分、岡山県新見市西方(JR西日本新見駅)

しゃちほこ

新見駅から姫新線(きしんせん、と読みます。東京駅の窓口係員は「ひめしんせん」と読んでいましたが)に乗り換えて津山駅に向かいます。1両ワンマンディーゼルカーではありましたが、そこそこ席が埋まった状態で発車しました。その後も駅ごとに乗客は増えて満席に。ちょっと意外な気がしましたが、地域の足として活躍している姿は頼もしいものです。
この列車から見える家の屋根は、一般の民家であってもしゃちほこが乗っている場合がかなり多いことに気がつきました。広島県東部山沿いを中心として、中国地方ではこのような風習があちらこちらで見られるらしいですが、同じ日本であっても地域による違いというのは興味深いものです。
津山駅から因美線に乗り換え、鳥取駅まで移動しました。昨年も訪れた場所ではありますが、昨年は雨のためじっと待つだけでした。今年は1時間近く時間が空き、晴れていたので外に出てお土産を購入し、合わせて昼食の時間としました。
ただ、この日は心配された雨は朝のうちに止んで晴れ渡ったものの強風が吹いており、一部の特急列車に1時間以上の遅れが発生していたり、次に乗る列車が鳥取に着くのが20分遅れていたりといった影響が出ているようでした。

鳥取駅。前回は雨で今回は快晴
鳥取駅=17日14時15分、鳥取県鳥取市東品治町(JR西日本鳥取駅)
鳥取砂丘、には行けませんでした
鳥取砂丘案内=17日14時12分、鳥取県鳥取市東品治町

城の崎にて

鳥取駅から山陰本線を東に進みます。乗る列車は先述の20分遅れで鳥取に着いたものですが、定刻に発車しました。途中浜坂駅で別の列車に乗り継ぎ、この列車は豊岡駅まで行きますが、16時58分に2駅手前の城崎温泉駅で降りました。せっかく通るので城崎温泉で少しゆっくりしたいと思っていたものです。
城崎温泉は7つの外湯があり、外湯めぐりが名物にもなっています。今回は時間の関係で3つが限界でしたが、それでも金曜夜からずっと外を歩き続けていた体にとっては癒しの時間となりました。大阪からなら日帰りでも7つ全てめぐる時間は十分に取れるはずなので、いずれは…(ただし、平日は休業となる外湯があるので、注意が必要です)。
18時22分に城崎温泉駅を発車後さらに山陰本線を東に進み、終点の京都に到着したのは22時02分でした。その後地下鉄烏丸線から阪急に乗り換えて、出発から49時間で帰宅いたしました。
結局サンライズを降りた後は一度も特急に乗らず(そもそも特急が走っていない路線もありますが、走っていても乗る意味のあるダイヤではなかったので)、普通列車だけの旅となりました。
熊本や大分を中心とした一連の地震が早く収束しますよう…。そして次こそは日田彦山線、久大本線、宮崎県、鹿児島県へと向かいたいものです。

資料集

行きの乗車券 私の旅行にしては信じられないほどシンプルです
乗車券・大阪市内→東京都区内
帰りの乗車券 京都も本来は「京都市内」となりますが、市内をいったん通過する経路の場合は適用になりません
乗車券・東京都区内→京都
行きのサンライズ、ノビノビ座席特急券
特急券・サンライズ出雲 大阪→東京
幻となったゆふいんの森の切符。東京駅でサンライズに変更しました
特急券・ゆふいんの森3号 日田→大分
帰りのサンライズ、特急券と寝台券。[乗変]が一度変更した印
特急券・B寝台券(個) サンライズ出雲シングル
今回のチケットはレシートのような安っぽさ…でも値段は同じ
日劇2のチケット
東京メトロ24時間券。しかし有効時間が欠けてしまっていますね
東京メトロ24時間乗車券
2つ折りで、内側にQRコードを印刷しています
城崎温泉外湯めぐり券
天望デッキまで2060円、3年前より60円上がっています。右の写真は3年前と同じものでした…
天望デッキ入場券
天望回廊へも30円上がって1030円に。こちらは前回とは異なる写真でした
天望回廊入場券
当初の計画
発駅着駅路線・列車名
東京
22:00
岡山
06:27
サンライズ瀬戸・出雲
5031M
岡山
06:51
小倉
08:12
みずほ601号
601A
小倉
09:11
日田
11:24
日田彦山線
937D
日田
11:40
大分
13:22
ゆふいんの森3号
7003D
大分
13:44
鶴崎
13:54
日豊本線※1
4645M
鶴崎
14:14
宮崎
17:22
にちりん15号
5015M
宮崎
17:36
鹿児島中央
19:41
きりしま17号
6017M
鹿児島中央
19:49
新大阪
23:37
みずほ610号
610A
※1…大分駅からにちりん15号に乗ると、200kmをわずかに超えて(207.0km)特急料金が高くなります。普通列車で鶴崎駅まで先行すると198.9kmとなり、特急料金を110円安くできるのでこのように計画しました。
発駅着駅路線・列車名
実際の行程
東京
22:00
岡山
06:27
サンライズ瀬戸・出雲
5031M
岡山
06:54
総社
07:40
吉備線
725D
総社
07:53
新見
08:51
伯備線
843M
新見
09:53
津山
11:30
姫新線
858D
津山
11:35
智頭
12:43
因美線
678D
智頭
12:56
鳥取
13:43
因美線
636D
鳥取
14:37
浜坂
15:23
山陰本線
538K
浜坂
16:03
城崎温泉
16:58
山陰本線
180D
城崎温泉
18:22
豊岡
18:34
山陰本線
182D
豊岡
18:36
福知山
19:52
山陰本線
444M
福知山
20:05
園部
21:17
山陰本線
1154M
園部
21:20
京都
22:02
山陰本線
282M

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