「嵐を呼ぶジャングル」10:ケツだけ歩き!!!


あらすじ

さて、その頃ひろしはアニメのセル画に色を塗る作業をしていました。どうやらパラダイスキングが活躍するアニメを作って世界中を洗脳する野望があるようで、男性多数がアニメ制作部で働かされています。ひろしはようやく1枚完成したようですが、塗り方が汚いということでサルたちにどこかへと連れていかれます。一方、レストランでは女性が働かされています。みさえもサルたちの注文を取っていたのですが、サルたちの態度が悪いのでついに切れてしまいます。しかしサルたちに捕らえられ、みさえもどこかへと連れられていきます。連れていかれた先は牢屋、と言ってもロッカールームです。手足を縛られて狭いロッカーに押し込められるのです。ひろしが押し込められた隣にみさえが押し込められ、2人は会話をしています。しんのすけ・ひまわりはサル顔になってまんまと牢屋に侵入し、ひろしとみさえの会話を聞くのでした。で、2人をロッカーから出します。すると、他にもロッカーに閉じこめられている人がいて、全員助け出しました。しかし、手足を縛られていてほどくことができません。このままここにいたらまた捕まっちゃうということで、しんのすけがケツだけ歩きを提案します。できるわけないだろう!と怒るひろしとみさえですが、船長が「ナイスなアイデアかもしれん」と言います。そして、次の瞬間には全員ケツだけ歩きで牢屋を脱出していたりするのです。途中、その様子をサルが目撃しますが、あまりの迫力にサルは怖がって逃げていきます。やがてみんなは別の牢屋を発見、そして全員救出し、さらに大人数となってケツだけ歩きで突き進み、アニメ制作部、レストランの大人たちを助け出し、さらにパラダイスキングの銅像造りをさせられていた大人たちを救出します。さあ、帰ろうかということでしたが、まだパラダイスキングが残っているし、アクション仮面や風間君たちも助けなければ、というわけで、みんなはパラダイスキングを倒すために一致団結します。

個人的感想など

ひろしが以前、血を流していたように見えたのが実はセル画の絵の具のようなものだったことがここでわかります。なるほどねぇ、アニメを作って世界中を洗脳させる作戦ですか。でもそれで本当にうまくいくんでしょうかね。それならサブリミナル効果(もはや死語?)を使ったほうがいいかもしれません。しかしひろしはサラリーマンの悲しいさがなのか、サルに対して敬語を使っていますね。一方でみさえは同じように連れていかれても「ざけんなちくしょう!」ですからね。二人の性格の違いが如実に現れています。それにしても、あれだけ多数のロッカーがあって、ひろしとみさえが隣り合わせのロッカーに押し込まれたというのは幸運でしたね。意図的にしない限りそうなる確率はかなり低いと思いますが、隣り合わせだったからこそその後の展開があるわけですからね。そしてサル顔になるしんのすけとひまわりですが、あれでばれないってねぇ・・・。ちょいと無理があるのではとも思いますが、でも初めて見たときには思わず笑ってしまったりもしました。そして、いよいよケツだけ歩きとなりますけれど、できるわけないでしょ!と言いながら次のカットではしっかりやっているんですからね。人間必死になれば何でもできるものですね(もちろん、どうしても無理なこともたくさんありますけれど)。その後の迫力はテレビの予告でも流れていましたからまぁいいとして(けっこうここのシーンに批判的な人も多いらしいですが)、ひろしの痔が再発の危機ですか。でもそれからしばらくなりますが、今のところ再発したという話はないですし、大丈夫だったみたいですね。とにかく大人数のケツだけ歩きの迫力に圧倒されたシーンでした。


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