「嵐を呼ぶジャングル」13:緊迫の空中戦


あらすじ

島から脱出し、一安心のツアー参加者たちです。しかし、パラダイスキングがジャイロコプターで船を追いかけてきます。そして、パラダイスキングはダイナマイトに火をつけ、船の周囲に投下していきます。ダイナマイトが爆発するたびに船は揺れます。アクション仮面は、「相手が空では戦いようがない」と言いますが、しんのすけは「アクション仮面も空飛べるでしょ」と言います。するとアクション仮面は、試写会の日の夕方にヘリから飛び移る際に使ったものを身につけて空へ上がっていきます。ところが、しんのすけがアクション仮面の足にしがみついていたのです。しかたなく、アクション仮面はしんのすけとともにパラダイスキングに立ち向かっていきます。しかし、なかなかアクション仮面はパラダイスキングを攻撃するまで至りません。やがてアクション仮面は飛行装置が燃料切れとなってしまいます。が、どうにかパラダイスキングのジャイロコプターにしがみつきました。が、アクション仮面はしがみつくのがやっとで攻撃に出られません。するとしんのすけがパラダイスキングに向かっていきました。しんのすけは身軽にパラダイスキングの攻撃をかわし、アフロヘアーで遊んだりします。が、パラダイスキングはかまわず船を沈めようと、ダイナマイトに火をつけました。するとしんのすけが靴を脱ぎ、ダイナマイトにぶつけました。そのはずみでダイナマイトはパラダイスキングのアフロヘアーに飛び込んでしまい、焦るパラダイスキングです。そこにしんのすけがケツだけアタックをすると、パラダイスキングは気絶してしまいました。アクション仮面はしんのすけとともに船に飛び降りようとしますが、しんのすけはパラダイスキングも一緒にと言います。ところが、パラダイスキングのアフロには火がついたダイナマイトがまだあって、それをしんのすけが取り出すと、アクション仮面が「捨てるんだ」と言います。が、しんのすけはなぜかダイナマイトの束の中に入れてしまいます。

個人的感想など

ということで、パラダイスキングはしぶといですね。今まで毎年敵キャラは登場していますが、このしつこさは今までのどの敵キャラにも勝るものがあると思います。
それはともかく、このシーンは緊迫の空中戦が続くのですが、私とすればそれまでにしんのすけの涙の叫びやひまわりの絶叫を見てきたせいか、いまひとつシーンに入っていけなかった感じもします。でも緊迫感はもちろんありました。さて、アクション仮面がパラダイスキングに向かって飛んでいき、途中で燃料切れになるシーンがあります。その後アクション仮面は必死に空中を泳いでいますが、空中をいくら泳いだとしても科学的に考えれば無駄なはず。うーん・・・。なお、燃料切れになった後のアクション仮面の本当の運命が「ブリブリweb」さんに示されています。でも、しんのすけのおならターボの効き目は科学的に見てもちゃんとあります。その後、しんのすけがパラダイスキングにからんでいってスピーカーの裏に隠れるシーンでは、パラダイスキングに大声を出されて気絶していました。人間は130ホンを越える大きさの音を聞くと気絶してしまうと言いますので、おそらく130ホン以上の音を聞いたのでしょうね。ちなみに、50メートル離れたジェット機のエンジン音が120ホンと言われていて、130ホンはその10倍のエネルギーを持っています。いかにすごい音かがわかると思います。それだけの音を聞かされると、場合によっては大きなエネルギーで鼓膜が破れるようなことにもなりかねません。破れなくて良かったねぇ。
あと、「小野田さ〜ん」「横井さ〜ん」てなギャグが出てきますが、5歳のしんのすけが30年近く昔のことを何で知ってるの、とか思ったりしましたが、しんのすけの昔のことに対する知識の豊富さは今に始まったことじゃないですからね。それにしてもこのシーン、2度も激痛が走ったアクション仮面が気の毒です。「正義の味方はタマタマも丈夫なんだねぇー。 」に対して「当然だ」と相当痛かったはずなのに無理して言う姿なんか・・・。


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