「オトナ帝国の逆襲」16:エピローグ


あらすじ

まさか、ケンとチャコは飛び降りるつもりではと悟るひろしとみさえです。しかし「来ないで!」と言われ、思わず動きが止まってしまうひろしとみさえです。そしてケンとチャコが最後の一歩を踏み出したその時しんのすけが叫ぶのです。すると、ケンとチャコの前に1羽のキジバトが。実はこのキジバト、ケンとチャコが飛び降りようとしていた場所のすぐ下に巣を作っていて、威嚇をしていたのです。この威嚇のためにタイミングを逸したチャコは「死にたくない」と泣き崩れてしまうのでした。ケンが優しく背後から抱きます・・・。そして、解放された大人たちがオート三輪や幼稚園バスに分乗し、BGMに「今日までそして明日から」(歌:よしだたくろう)が流れる中、春日部の町へと帰っていきます。一方ケンとチャコはというと、2000GTに乗ってどこかへと向かっていくのでした。やがていつもの家に戻った野原一家なのでした。エンディング「元気でいてね」(歌:こばやしさちこ)が流れます。

感想など

まさにケンとチャコが飛び降りようとしたその時にしんのすけが発した「ずるいぞ!」いったい何がずるいのか最初はまったくわかりません。後にケンとチャコが二人だけでバンジージャンプをしようとしていたと思っていたことがわかるわけですが、このあたりはやっぱりしんのすけですね。しかもバンバンジージャンプと言い間違えてるし・・・。そしてキジバトが出てきますが、原恵一監督はこのキジバトにも何らかのメッセージをこめていたそうです(パンフレットより)。それが何であるのか、それは実際に作品をごらんになって感じてください。私とすれば、その後の「また、家族に邪魔された」というケンの言葉も踏まえて、家族の絆、家族の力を表していたのだろうと思います。あのキジバトも1羽だけでなく、巣を作っていてひなもいた、家族だったわけですから・・・。もちろんそれだけではないのかもしれません。もっともっと深いメッセージがこめられているのかもしれませんが・・・。最後春日部に戻っていくシーン、これがまた夕焼けなのですが、これは意図したものと考えた方がいいのでしょうか。バックに流れる「今日までそして明日から」がその雰囲気にとてもよくマッチしていて、余韻を残してくれます。さらにエンディング「元気でいてね」もまた雰囲気を壊すことなく終幕へと導くわけで、脚本もさることながら要所要所で用いられるBGMなどの選曲も大いに光った作品だったと思います。皆さんもぜひともごらんになってください!この作品が未見だというのはあまりにももったいないです。DVD3800円ははっきり言って格安です。絶対買って損はありません!(でも、もしも買って損したと感じる方がもしいらしたとしても、文句はなどはいっさい受け付けません)


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