あらすじ 又兵衛の死から少したち、野原一家と廉はあの泉に来ていました。しんのすけと廉はしみじみと又兵衛のことを話すのですが、廉は又兵衛と結婚したかったということだったようです。又兵衛も廉のことが…と言いかけるしんのすけですが、あの時の金打を思い出し、再びその場で金打するしんのすけでした。そして野原一家は元の時代に帰ります。そして空を見上げると、又兵衛の旗印になっていた青空に白い雲、まさにそんな空だったのです。その空に向けて刀を差し出すしんのすけの姿がありました。その頃、戦国時代の廉もまた空を見上げています。やはり青空に白い雲なのでしょう。廉は涙を流し、「おい、青空侍」とつぶやくのです。そしてエンディングテーマへと続いていきます。エンディングテーマ中は現代の野原家と天正時代の泉の風景が交互に描かれていました。 |
感想など
しんのすけと廉が語るところですが…。やっぱり廉もそうだったんだなぁ。でも身分のこともあって想いを伝えられなかったわけですね。それは又兵衛も同じだったわけですけれど。しんのすけが又兵衛のことを言いかけますが、廉もわかっていたのでしょうね。もういいのだと話をさえぎりますが、きっと廉も又兵衛の想いが伝わっていたのだと思います。だからこそさえぎったのでしょう。最後に空を見上げる野原一家と廉の姿、とても美しいものでした。「おい、青空侍」で終わりますが、この終わり方がまたいい味出していると思います。私も劇場を出た後は空を見上げてしまいましたが、残念ながらあのような雲は見られませんでした。