「戦国大合戦」16:衝撃の一瞬…


あらすじ

さて、城へ戻ってきた又兵衛としんのすけです。廉が物見櫓から手を振っているのを発見し、しんのすけも手を振ります。又兵衛は顔を赤らめ、下を向いてしまいます。廉が又兵衛の姿を確認してホッと一息ついたその時、銃声が響きます。それから数秒後、馬に乗っていた又兵衛が落ちてしまいます。しんのすけも馬から下りて又兵衛に近づくと、又兵衛は「撃たれたらしい」と言ったのです。そして又兵衛は、なぜしんのすけがここにやってきたのかが今わかったのだと語り出すのです。そして、大事な形見だった刀をしんのすけに渡し、又兵衛はそのまま動かなくなりました。しんのすけは大粒の涙を流すのでした。同じ頃、廉もまたへたりこんで泣いているのです…

感想など

というわけで、ついにこのシーンが来てしまいました。戦に勝ち、城に戻ってきた又兵衛が突然 撃たれる…。いったい誰が撃ったのか、については諸説あるようですが、最有力なのはもともとしんのすけがタイムリップしてきたその時に撃たれるはずだった、その銃弾が時を越えて飛んできたのではないかと思われます。又兵衛が死ぬ間際に「あの時撃たれて死ぬはずだった。しかしお前が命を救い、大切な国と人を守る時間を俺にくれたのだ」のように語っていることからもそうだと言えそうです。それにしても切ないシーンですね。しんのすけが、悲しみであれだけ大粒でしかも大量の涙を流したことはかつてなく、また今後も見られないのではないかと思われます。それくらいの衝撃だったわけですね。まあ数日とはいえ一緒に暮らした人の死を目前で見たわけですし、あの涙も当然と言えるわけですけれどね。私の場合、最初に劇場で観た時にはあっけにとられてしまいましたが、2度目以降は涙があふれてくるようになっていました。


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