クレヨンしんちゃんは今何カ国ぐらいで放送されているんですか・スペイン
のほうではかなり人気があるみたいですけど
今、という限定条件が入ると難しいですね。確かにスペインでは現在大人気です。当然ながらスペイン語で放送されています。他は主に東アジア〜東南アジア方面で、台湾やインドネシアで放送中、タイ・フィリピン・韓国で放送されていた記録が残っています（データがやや古いのですが）。よって、中国語とインドネシア語の放送はあるようです。他にタイ語・フィリピン語・英語・韓国語あたりが存在していたものと思われます。あ、もちろん日本語も数に入れるべきではあるのでしょうね。
追記：2003年12月21日放送「日本のベスト」によると、ドイツ語でも放送されているということのようです。さらに、スペイン語は正確にはカタロニア語らしいです。
スペイン語は、正確にはカタロニア語ではありません。スペイン語とカタロニア語(カタルーニャ語という方が一般的のようですので，以下カタルーニャ語と表記します)は違う言語です。カタルーニャ語とは、スペインの地方言語のひとつで、バルセルナを中心として、主にカタルーニャ州で話されています。
ちなみに、スペインで初めてクレしんが紹介されたのは、スペイン語ではなくカタルーニャ語です。スペイン語版の単行本やテレビアニメはカタルーニャ語の後です。2003年に「暗黒タマタマ大追跡」が上映された時、原恵一監督はバルセロナのカタルーニャ語版での試写会に招かれています。このような事情のせいか、日本ではカタルーニャ語でのクレしん事情が、スペイン全体におけるスペイン事情だとされるケースも見られます。
「オーラッ！ スペイン旅行だゾ」(2004年5月29日放送)で、しんちゃん達はバルセロナに行きますが、あそこはスペイン語とカタルーニャ語が話されている地域です。首都のマドリードではなく、バルセロナに旅行をさせたのは、カタルーニャ州に対する敬意なのかもしれません。
また、スペイン国内にはカタルーニャ語のように、スペイン語以外の言語が複数存在し、いくつかは地方公用語として認められています。地方公用語にはカタルーニャ語の他、バスク語、ガリシア語があります。なお、スペイン語の正式名称、というより「スペイン語」をスペイン語で言うとエスパニョールと言いますが、スペイン語にはカスティーリャ語(スペイン語でカステリャーノ)という別名も存在します。詳しくはこちら(http://www.geocities.jp/crashinsti/spanien1.html#s2)をご覧ください。私のサイトですが。
スペインの言語はいくつもあるようで、複雑なようですね。そのためにDVDにも多数の言語が収録されることになるのですね。一般にはスペイン語で、カタルーニャ語はカタルーニャ地方の方言のようなものだと考えればよいということなのでしょうか。しかし方言ではなく別言語扱いということは、根本的に文法が異なるといった違いもあるのでしょうが…。その中でもスペイン国内で最初にクレしんで使われたのがカタルーニャ語だったということになるのですね。
野原一家のスペイン旅行は、ただ単にオリンピックがあったりして、マドリードよりバルセロナのほうが日本人にとっては有名と思われる地名だからなのではと勝手に思っていたのですがそういうわけではないのですね。言語学を適用すればその理由がわかってくる…実に奥が深いものですね。
で…、そもそも「スペイン語」という表現自体が不正確なものだったりするのですね。「グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国」を「イギリス」と表現してしまうよりはましなのかもしれませんが（そもそもまるっきり別の話なので比べようがないですかね）。
私信：あ、よく気づかれましたね。基本的に順番を入れ替えることはないのですが、現在更新頻度が高いところを上に持ってきたほうが、最終更新日情報を書き換えるのに都合がいいということもあり、上に持っていきました。出世と言っていいと思います。更新頻度だけならば間違いなくナンバー1だと思いますが、運営年数もあってキャラクターのページさんの上まではいけませんでした。更新調査用ソフトには、調査するURLのデータを用意する必要があるのですが、そのデータは1件1件手作業で入れないといけないので以前のデータが残っていないと手間がかかってしまうのです。そのデータをバックアップしたはずなのが見つからなかったわけで…。
