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●山旅雑記帳 00 

非常装備を考える

私は登山には数日間ビバークしても大丈夫な装備を持って行きます。

過剰装備と言われるかもしれませんが、安全第一です。

山の遭難を見ると、過小装備で命を落としている例が多々見受けられます。

ツエルトと防寒装備さえ持っていれば、助かったであろうと言う例が非常に多いです。

幸い私は体力にはある程度自信があるので、ちょっと位ザックが重くてもそれ程負担には感じません。

そこで、どんな山に登る時も、ある程度ビバークすることを前提に装備を選びます。


【私が持ってゆく非常装備】

@ツエルト又はテント

ツエルトは基本ですが、ツエルトだけでは完璧ではありません。風は防げますが、寒さを完全に防ぐまでは行きません。防寒着等と併用することになります。

常にテントを持ち歩けば理想ですが、今のところは大抵の山はツエルトで済ませています。テントはごく限られた山の場合のみ持って行きます。

Aイマージェンシーシーツ

実際に防寒用に使ったことはありませんが、軽いし、嵩張らないので必ず持って行きます。どの程度の保温効果があるか、いずれ試してみたいと思っています。

B着替え(下着)

長袖の新素材の下着の上下セットを必ず持ち歩いています。私は汗かきなので、ビバークする前に着替える為に入れています。濡れた下着は最悪の結果を招きます。普段登山中に着るTシャツ等は、ユニクロのドライウエアなどの廉価なものを利用していますが、この非常用の下着は、ノースフェイスの高価な冬山用の下着を持ち歩いています。これだけでかなり暖かいです。

Cフリースジャケット

冬山用に買った高価のフリースジャケットを夏でも持ち歩いています。かなり暖かいです。

D雨合羽又は防寒着(ゴアテックス)

高山の時は雨合羽ではなくてゴアテックスの冬山用の防寒着の上下を持ち歩きます。どの山に行く時も必ずどちらかをザックに入れています。

E携帯コンロ(ガスストーブ)

お昼にカップラーメンを食べたり、コーヒーを飲むのに持って行くのですが、それだけならテルモスでも済みます。あえて携帯コンロを持って行くのはビバーク時に暖を取ることを想定しています。非常用も兼ねているのです。その為、ある程度の山へ行く時は、必ず持って行きます。しかもカートリッジは満タンに近い状態にしておきます。ビバーク時に携帯コンロがあるかないかは生死を分ける程重要です。

F携帯電話又は無線機

非常連絡用に持って行きます。最近は携帯しか持ってゆかないことが圧倒的に多いですが、山域によっては無線機を持って行きます。

G非常食

乾パン、飴、チョコレート、マヨネーズ、コンデンスミルク、その他

Hヘッドランプ

どんな山に行くときでも必ず持ってゆく装備です。予備電池も忘れずに持って行きます。

【コメント】

上記装備以外では、ある程度、日帰りできない可能性の高い山行では、シュラフカバー又はシュラフを持って行く事もあります。



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