私は、男性なので、登山中に用をたす場所を探すのはそれほど大変なことではありません。
小なら、ちょっとわきに入って、さくっと済ませます。
確かに、樹林帯を抜けて、岩稜帯の稜線では、さすがに男性でも、用をたす場所を探すのが大変な場合もあります。
それでも、女性から比べれば、男性は遥かに恵まれた環境にあると思います。
そこで、今回は、女性の山でのトイレについてちょっと考えてみたいと思います。
私は、山を案内することが多いのですが、メンバーに初心者の女性がいる場合は、簡易テント&携帯トレイを装備に加えています。
女性でも、登山歴が長い人は、あまり気にせず、茂みに入って用を足す人が多いです。
中には、『ちょっとあっち向いててね』などといって、そこらへんで済ませるつわものもいます。
ベテラン女性は問題ないのですが、初心者の場合は、どうしても、トレイを我慢してしまう傾向にあるようです。
我慢も良くないですが、同じくらい問題となるのが、山でトレイに行くのが嫌で、水分を控えてしまうことです。
登山中は、普段より、多めに汗をかくので、本来なら、水分は多めに取らなくてはなりません。
実際に、山中で用をたすのが嫌で、水分を控えて脱水症状になってしまう女性も多いようです。
そこで、登山装備に、ワンタッチテント&携帯トレイを加えると、丸く収まります。
正確には、着替えテント、プライベートテント、ベンリーテントなどと呼ばれている、ワンタッチで設置可能の携帯テントです。
いろいろな会社から、いろいろな名称で出ていますが、私が使っているのがこちらです。
↓ ↓
ケンユー ベンリーテントS VTS-5 です。
数多い製品の中から私が、ベンリーテントSを選んだのは、ワンタッチテントの中では、最も、軽量コンパクトモデルだからです。
収納すると、私のメインのバックパックモンベル チャチャパック35リットルにすっぽり収納できます。
この製品以外のテントは、チャチャパックの中には入りません。
手で持ってゆくか、肩にかけるか、または、何らかの方法でバックパックの外にくくりつけて持ってゆくしかありません。
やはり、バックパックの中にすっぽり収納できるサイズは魅力です。
また、総重量も940gで、他社製品(平均2〜3kgくらい)より圧倒的に軽いです。
しいて言えば、その分、他社製品より高さがありません。
ただし、立ち上がったまま着替えをするというのは無理でも、しゃがんで用を足す分には問題ないです。
※他社製品は、高さ190cmくらいですが、ベンリーテントS は140cmです。
マイカー利用のキャンプなどでは、大きくて重いモデルでも、よいでしょうが、登山の場合、軽量コンパクトなベンリーテントSは、かなり魅力です。
使用例としては、ランチを食べる場所に設置して普通にトイレとして使ってもらうという方法が一番一般的だと思います。
その場合、私は、携帯トレイ(簡易トイレ)も持ってゆきます。
こちらです。
↓ ↓
ハイマウント(HIGHMOUNT) 簡易トイレ(高密閉チャック袋) 20500
簡易トレイは、ジッパー付きのポリエチレンの袋に、尿凝固剤(高分子吸水樹脂)が入っています。
すばやく尿を固めて、臭いもブロックします。
ジッパーが付いているので、そのまま持ち帰れます。
ベンリーテントSは床はないので、そのまま、そこに穴を掘れば、簡易トイレになるのですが、さすがに、一か所に集中的に尿が集まるのはあまりよいはずがないし、複数で同じ穴をシェアするのを快く思わない人もいます。
そこで、私は携帯トレイを使っています。
これで、女性でも安心して山歩きができます。
【その他のトレイとして使用できるワンタッチテント】
@キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 着替えテント M-3104
AColeman(コールマン) エンクロージャー 170T7750R
Bケンユー ベンリーテント VT-5 (大)
Cケンユー ベンリーテントS VTS-5 (小) ←私がもっているテント Dロゴス(LOGOS) UVどこでもルーム・プラス 71457529
Eワンタッチ ポップアップテント
【コメント】
ワンタッチテントを導入するまでは、ツエルトで代用してました。
設置の簡単さと、登山以外のシチュエーションでも重宝しそうなので、ベンリーテントSを導入しました。
重さも、1kg弱なので、バックパックに入れていても私は全く負担になりません。
それより、設置、収納がすごく簡単なので、導入してよかったと思っています。
また、使用する側も、ツエルトより、ベンリーテントSの方が使いやすいです。
◎女性が個人で携帯する場合の代用品
私は、1kgの重量に負担は感じませんが、特に、体力のない女性が日帰りの登山等に個人で携帯する場合は、ベンリーテントはちょっと重装備です。
個人で登山装備に加える場合は、ツエルトや、傘がおすすめです。
特に最近のツエルトは、軽量モデルが多く、緊急時にも役立つので、装備に加えることをおすすめします。
私が愛用しているツエルトはモンベル製品です。
↓
モンベル(montbell) U.L.ツェルト スプリンググリーン(SPGN) 1122281
重さわずか230gで、手のひらに乗るサイズです。
前方しか隠せませんが、折りたたみ傘を利用している人も多いです。
傘も最近は、アウトドア用の軽量モデルが販売されています。
⇒ 軽量折りたたみ傘をチェックしてみる
◎これから登山を始める人への大切なメッセージ
⇒山に入るということ
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