私はマニヒに沢山の思い出があります。
そこのレストランで働いていた主任クラスの男性（？）が
とってもステキで好きでした。てきぱきと働くし、英語も
ペラペラだし、身のこなし方が美しいー！！
センスのいい黒真珠の指輪をしていました。毎日レストランで
その彼に会うことが楽しみでした。お別れの日に
挨拶に行ったのにお休みで、さようならを言えなかったのが
心残りなほど。

水が欲しいんですけどーと言いかけてはっとしました。
目の前に居るあなたはもしかしてぇ、もしかしてぇー！！
片言の英語で思わず頑張る私。「あなたもしかして、去年
マニヒパールビーチに居なかった？」
「ええ。いたよ。」「私年末に泊まっていたんだけど．．．」
と言ったら間髪入れずになんとその彼、私の名前を口にしたんです。

たまたまお客さんの名簿でも偶然に見ていたのかも知れませんが
こんな形で再会出来たことがとてもとても嬉しくて少しうるうる。
超現実的な主人は「単なるリップサービス」と歯牙にもかけなかった
けれど、「覚えてるよ」と彼が言ってくれたことが
本当に嬉しかった。すっかり幸せな気分に浸った私です。

寒さと風は一向に変化なし。でも遊びたい。
ぐるーっと回りこんで、ビーチバンガロー前の海にやっと到着。
シュノーケルをすることにしました。
でも、寒い上に強い風であっという間に流される。
泳ぎが下手な私たちは怖くて怖くてたまらない。
カヌーにも挑戦したけれど、風に押し戻されてぜいぜい
言いながらなんて体力なーい。すぐに断念しました。
人肌程度のシャワーを浴びて、すぐさまベッドにもぐりこみ
温まろうとする私。どーしてこんなに寒いのよぉ。
ここは南国タヒチのはずじゃ．．．（泣）
寒いよー寒いよー。
今日もこればかりを口にしていた二日目でした。