だるまし一家 新・だるまし紀行
トップページ 新・だるまし紀行 mamiちゃん・タヒチ旅行記
DARUMASHI-KIKOU PRESENTS 続・TAHITI BORABORA
爆笑!mamiのタヒチ珍道中!!vol.3 ―ティケハウ編(2)―

だから言ったのに・・・
空港内のスナックで再びモンブランさんご夫妻とおしゃべり。
ふと、足元に目をやるとガムが捨てられていました。
場所は私と主人の間位。主人に「ここにガムがあるからね、
踏まないように気をつけてね」
と伝え
、楽しく4人で
会話が弾みました。
しばらくして主人が何故かもぞもぞと足先をツイスト状態。
...。あんなに言ったのに、踏んだんです。ガムを!
結局それをレシートで片付けた主人でした。


 ティケハウ到着 
先行き不安な旅の始まり

新しくなった国内線カウンターから、
とうとうティケハウへ向かって出発!
小さくて素朴(でもマニヒより立派な待合所がありました)
な空港
へ降り立つと、車でボートのある場所まで移動し
20分弱ボートに揺られてやっと到着。

小さい島に見合った規模のホテルで、いい雰囲気です。
しかし!到着早々にトラブルに遭遇してしまったのです。
私が一番心配していたのはチェックインの時間13時。
マニヒでもそうでしたが、すぐに通されたので
今回も大丈夫だろうとは思っていたのですが
何しろ8時にはホテルに着いてしまったので、いささか心配では
ありました。そう、そしてその不安は現実に。
それが到着のお客さん全員なら話はわかる!次々と部屋に案内
されてゆく人たちを尻目に私たちだけが呼ばれない!!

もともと機内では寝られないタイプの私。乗り継ぎでも3時間も
待っていて、かなりぐったりしていました。
何度まだかと訪ねても「人手が足りない」「もう少し」
とうとう私は怒り狂っていいました。
「ちょっと!ふざけてるよ!!文句言ってくる私!
ところで何て言えばいいの!!!」

ドリフのように見事に椅子からずっこける主人でした。

すると同じボートで到着した日本人ご家族が水着で登場。
いいなぁーと眺めていると、私たちを心配して下さって
「ひどすぎますね、もし良かったら私たちの部屋で
休んでらして下さい」
と声を掛けて頂きました。
そんな優しさに感謝しつつ、到着から3時間もフロントで
待たされ
やっとやっと部屋に入れた
のでした。
とっても先が思いやられるスタートです。


ここは常夏、南の島の楽園じゃぁ・・・?

なんとか部屋に通された私たち。
ここは潮の流れの関係で、水コテから海へは入れません。
テーブルもスライドしないので、ただ魚を見るだけしか
出来ないし。ともかく、出来たてのお部屋をぐるりと探索し
ベランダに出てみました。すると、端っこの方にガムが
吐き捨てられてた
んです。
「ちょっとぉ!!あんだけ待たせといて何これは!
嫌がらせ!それとも手抜き!!」
と怒る私に「まぁいいじゃない、
そんなこと」と気にするふうでもない主人。
「それよりさ、この眺めを楽しも...」
楽しもうよ。とまで言葉が完結しなかった理由。それは「風」

私たちの部屋は外洋側を向いていたのですが、風が強かった
せいもあって外洋は激しく波打っていました。

荒れ狂う日本海、と名づけた位。松竹映画のオープニングとも
言ってました。それ程にすさまじく、夜中には波の音が怖くて
目覚めるくらい
に凄かった。そして、肌寒くて初日は海に
入るのを断念。丸1日私はベッドに入って暖を
取っていました。まるで病人。

寒さと疲れをシャワーでも浴びて温まってさっぱりしようと
したら、なんと人肌程度の温度しかなーい!!
うるうる。これでは楽しい思い出が出来ないよー。


せ、せめて食事ぐらいは・・・。

寒い寒いと言って過ごした初日。
やっと楽しみなディナーの時間がやってきました。
ドレスアップしてレストランへ。
英語特訓中のタヒチアンたち。現時点ではほとんど英語は
通じないもの
と思っていたほうがいいかも。

私が確認したところ2名のスタッフのみが英語ペラペラでした。

パールビーチはお食事に定評があるので安心してオーダー。
しかし...待てど暮らせど前菜が出て来ない。
隣りに座ったフランス人カップルは私たちよりも後に来たのに
もうメインを食べてる。
また私のイライラ病が始まりかけた時
やっと出てきました。けれど、いきなりメイン料理!!
フランス語対訳集を片手に必死にアピール。
「申し訳ない。メインの後に前菜を持ってくるわ」と言われたのですが
頼んでいたのはスープだし、メインはかなりの量だから
断りました。
楽しみのデザートが食べられれば私は満足だもの、
許してあげようじゃないの。
デザートが運ばれてくる前にエスプレッソを頼み、その時ついでに
主人がこうお願いしました。「ワインが飲みきれないから
部屋に持って帰って飲んでもいいかな?」
「勿論、オッケーよ!」
飲み物の意思を伝えるにはマニヒでも色々あった主人。
今回は成功したみたい。と思ったら
「お部屋に持って帰りたいのよね!」と
ラップに包まれたデザートが運ばれてきたのでした(爆)

飲み残したワインとミネラルウォーターのボトルと
ラップにくるまれたデザート
を二皿持って、
事態が呑みこめないまま部屋に帰る羽目に
なった私たち。しかも、レストランから一番遠い水コテ...。
そして、主人が頼んだデザートはアイスでした。
結果は...聞かないで。

長い長いティケハウの夜は更ける...。



つづきへ


1つもどる
だるまし紀行INDEXへもどる


 『だるまし一家』に掲載の文章・イラスト・写真等の無断転載はお断りいたします。
 リンクをご希望の場合は、メールにてご一報下さい。