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DARUMASHI-KIKOU PRESENTS 続・TAHITI BORABORA
爆笑!mamiのタヒチ珍道中!!vol.3 ―ティケハウ編(5)―

行きは・・・帰りはヨイヨイ

風さえなければ、ハンモックも用意されている
ペタンクでも遊べる。
ピクニックの場所は本当にいい所なのに、残念でした。

後ろ髪をひかれつつも帰り支度。またのろのろボートで
帰るのかなぁ
と、少しばかりとほほな気分になっていると
遠くからもう一台のボートが!(しかも行きのボートより
心なしか新しい)スピードをあげてやってきました。
「うぅぅ絶対こっちに乗って帰ってやるぅぅぅ」
鼻息も荒く待ち構える私。
だからという訳ではないでしょうが、帰りはなんと15分も
かからずにホテルまで戻れた
のです。
行きもこうなら良かったよお。


鮫とオーバーアクションなアメリカ人

こうして3日目も暮れていき、ディナーを済ませコテージへと
戻っていた時、興奮しきった様子のアメリカ人カップル
カメラを持って歩いていた私に「シャークだシャークだ!!
いい写真が撮れるぞ!!」
と言いました。
桟橋はそんなに明るくないのですが、各水上コテージの
テーブル下の水中ライトと、ベランダのライトで歩くには
困りません。でも揺れている水面下の鮫を見ようとしても
なかなか無理。しかし、そのカップルは身じろぎもせず
「今はいないけど、どうやらここの(と一つのコテージを指し)
辺りを5分周期で回遊してるんだ。今きたばかりだから
とにかく君もあと5分待て!」
と言い張って譲らないのです。

め、面倒くさっ。でもカップルは頑なでした。
先を歩いていた主人は私が足止めをくっていることに気づかず
かなり先まですたすた進んでから私が居ないことに気づきました。
すると今度は「早くご主人を呼んでくるんだ!」と焦ってます。
ひぇぇぇ、なんでぇ〜。
事情を主人に説明すると、苦笑しながら主人も参加。
どうしても私たちに見せたいようだから、お付き合いしましょ。
ということになりました。

すると待つこと本当にほぼ5分で鮫が現れたのです。
チョー得意げなそのカップルに笑いを堪えつつ
夜の海なんか映らないっつーの。と思いながらもカメラを
向けた瞬間。そのコテージのベランダと水中のライトが
消された
のです。
なんというタイミング。
すると呆然としたカップルが同時に呟きました
「Oh,アクシデント...」
すると主人が小声で「んな、大げさな。ぷぷっ」
しかしその落胆ぶりたるや、何もそこまでという位。
とってもとっても嬉しかった、楽しかったよー!
とお礼を言って握手で別れたのでした。

 

 


ん〜満喫!
早いものでティケハウ滞在も今日を残すのみとなりました。

相変わらず肌寒く、ベランダでのお昼寝は1度も出来なかったけれど
このまま海だけをぼーっと眺めるだけでいいのか!!
寒いのは覚悟の上だ!とシュノーケルすることに決定!

水上コテージの辺りにはかなり魚がいるような雰囲気なので
各部屋の真下に行かなければ、平気だろうと潜ってみました。
(ガラステーブルの下に私たちが見えたら絶対イヤでしょうし 笑)
珊瑚の根が沢山あり、流れのとまっているいわゆる「溜り」の
場所に、それはそれは沢山の魚たち!
過去2回のタヒチ旅行では
見たこともない魚がうんといました。大感激です。
こんなことなら、寒さを我慢して毎日ここで潜ってれば良かった
と思う位の魚です。

今日まで出番の無かった水中カメラもやっと日の目を見ることに
なりました。
でも、写真を撮ろうと浮かんだままの状態をキープすると
やはりささーっと流されてしまい、目標から離れてしまいます。
苦肉の策で私が考えたのは流れの中、杭のようにふんばって
立ってもらった主人のウエストを私が両足で挟んで撮る
スタイル。
他にも私の片足を掴んでいてもらったりしました。
障害物にひっかかった布になった気持ち(笑)
陸から見てた人、絶対に居ると思う(笑)

 

 

 


またあのガキじゃんかよぉ!

ガーデンバンガロー付近で水着のまま
ピンクサンドを写真に収めたり、
水際で名残を惜しんでいると、何かのアクティビティに参加する
ボートが数名を乗せて桟橋から出て行きました。
何気なく手を振っていると、私に激しくシャッターを切っている
人物を発見。そう、またあのカメラ小僧でした。

「がはははは。また撮られてやんの。がははははは」
主人の笑い声がビーチに響いた最終日なのでした。

 

 

 

 


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