|
◆ 3 ◆
滞在4日目。 昨晩は氷の大量ゲットにつき、私もジュースでお付き合い。ただ、飲み干せずに残してしまいました。 ホテル内にはブティックがあり、ちょっとしたものならここで買うことが出来ます。 やもり騒ぎにすっかり動揺した私は、気分転換にブティックへ。 部屋に戻ってそんな一部始終を話していると「で、綿棒は?」、「あ...」自分の買い物はきっちり済ませたんだけどねぇ。 |
夜は、ファレのレストランに行ってみようかとボート乗り場へ向かった時のこと。 (パールビーチの頃は定期的な開催だったようですがアウトリガー系列に変わってからは、不定期開催となったようです) お料理を美味しく頂いていると、ショーが始まりました。 ショーも終了し再びお食事。ポワソンクリュやマグロのさしみもあります。 私がローストビーフに舌鼓を打っていたその脇で「う、ぅぉぉぉぉぉ」というくぐもった声を突如あげる主人。 |
いつにも増して賑やかな夕食を過ごしたあとバイキングでゲットしてきたパンをベランダから魚にあげることに。 そうです。暗いベランダから明るい室内に入ろうとした私の目には網戸が見えてなかった...。 「うははは。うはははははは。バッカじゃないのー!!」 気をとりなおして、コーヒーでも飲もうと今日も補充されなかったミネラルを気にかけつつ隠し持っていたミネラルを沸かしている時、はたと気づいたのです。 |
そして最終日。あのマダムにも数日出会っていない。 今更調子が出てきて、もっと深いところへと思うのですが毎日ベランダから見ていて思ったことが一つ。「あのブイ、何の役にも立ってないじゃん」ってこと。 フアヒネは海の色が時間によって変化すると言われていますがそれも怖さが増す原因。 結局マダムが見ていたら怒られそうな場所(そこ、足つくんじゃないの?)で、泳いでいた私たちでした。 フアヒネ最後の夜は、昨日行きそびれたファレの町で夕食を取ることにしました。 海沿いに大きなヒナノの看板を掲げているレストランに入りました。室内と屋根のついた屋外で食べられるお洒落なお店。 おおらかというか大雑把というか、テーブルの間を縫って地元の人たちが自転車で往来するのです。店の人は勿論気にも留めない様子。 メニューは全てフランス語。単語を拾いながらどうにか注文。 |
夜のボートに乗るのは初めて。これがとっても怖かった。 部屋に戻るのも名残惜しく、バーへ。 部屋に戻ると明日のお知らせが。 結局、「確認取れました。ホテルが示した通り出発時間が変更になったそうです」とのこと。まぁ初めの時間で間違いありません!と言われても対処出来るように支度は終えてました。だってそう、ここはタヒチ...。何が起きるか分からないもの。 本当は白なのにほこりを吸い込みすぎて真っ黒になっているエアコン、「強」以外作動しないシーリングファン(しかも飛んでっちゃいそうな勢いで回る)そういうことが全てタヒチだからと許せてしまうのは何故?(笑 |
時間通りにスーツケースを部屋の外に出し最後に室内をぐるりと見渡して、部屋を後にしました。 ボートにエンジンがかかり、さあ乗り込もうと思ったら荷物がいまだに来ていない。さっきのポーターは別の荷物だけを持ってボートに積み、手を振ってる。 荷物が無事にボートに乗せられ、ほら貝の音に見送られボートでファレに。 ファレではタクシーが待っていてくれ、すぐに空港へ。 もしかするとブティックは昼から開くかも知れないし片隅にある小さなスナックで、お昼を食べて待とうとジュースとクロックムッシュを注文。 クロックムッシュも食べ終わり、主人はビールも2杯飲み干しでもまだまだ時間がある。そしてブティックはいつまでも開かない。どうしても欲しいヒナノグッズが沢山飾ってあるのになー。 時間はのろのろと過ぎ、放送が入りました。 5時にゆうこさんのご主人、タヒチくんと待ち合わせているので、どんなに頑張ってもマルシェに行く余裕はなく、今回は街に出ずにカルフールだけでお土産を買うことに。 いつ来るとも知れない飛行機を待っているうちに空はどんどん曇ってきて、とうとう雨になりました。 |