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DARUMASHI-KIKOU PRESENTS
TAHITI BORABORA 〜タヒチの海は碧かった〜
第2弾は「ホテル到着〜ヴァイタペ散策」までのエピソードです。

ホテル到着
ホテル桟橋興奮高まる中、ボラボラ滞在中の宿泊ホテル『ボラボラ・ラグーン・リゾート』の桟橋へ到着。 このホテルはボラボラ本島から少し離れたモツ(小島)にあるため、直接船で着ける。
船を下り桟橋を歩いてロビーへ移動。 ロビーで日本人宿泊客だけ集められて、ホテルの日本人スタッフ『ひとみさん』から説明を受ける。
ココナツドリンク出された『ウェルカム・ココナツドリンク』、味はどんなものか知ってはいたけれど、一応ひとくち口だけはつける。「あ゛ー、やっぱり・・・」な味。
みんな順番にひとみさんに部屋まで案内してもらった。私たちの部屋は205番の水上バンガロー。日本で代理店に100番台のバンガロー(眺めが良いらしいという情報で)をリクエストしておいたが取れなかったらしい。でも「そんなこと、もうどうでもいいっ!」っていうほど素晴らしい眺めがバルコニーの前には広がっていた。正面には悠然とそびえるオテマヌ山、膝くらいまでの深さしかない透き通った海! 「来たよ、来たよ〜!ボラボラだよ〜!水上バンガローだよ〜!」
200番台の棟は奇数番バンガローのバルコニーがオテマヌ山の方を向いている。しかも209番までは目の前をさえぎるものは何もなく、あるのはただ海だけ。(それ以降の部屋番はバンガローが視界に入る)たまたまアタリだったのか、それとも代理店さんの配慮か?いずれにしてもラッキーだったわけだ。
ちなみに100番台はすべてオテマヌ向き。300番台は?
水上バンガロー バルコニーからの眺め バルコニーからの眺め 水上バンガロー

バンガロー室内洗面所バンガロー室内は天井が高く広々として雰囲気バツグン、インテリアもオシャレ。
バスルームは浴槽とシャワールームが別々洗面ボウル2つとこれまた広い。入った途端、アメニティのシャンプー・リンス・ボディソープの甘い香りが広がる。『ココナツ・マンゴ』と書いてあったけど、可愛いピンク色のせいか私はストロベリーの香りがするような気がした。『南の島』というシチュエーションのためか、私はこの甘ったるい香りがそれほど嫌ではなかったけど、夫は好きになれなかったようで、滞在中ずっと日本から持参していったものを使っていた。
感動もそこそこに、唯一日本語が話せるスタッフのひとみさんがいる間に、アクティビティの予約をする為フロントへ。まだ他の部屋を案内してるみたいで姿が見当たらなかったのでしばらく待って、戻ってきたひとみさんをつかまえ、日本で考えてきた日程と現地アクティビティの開催スケジュールを照らし合わせながら、『4WDジープサファリ』、『シャークフィーデング(サメの餌付けツアー)』、ディナーなどの予約をする。
ホテルに到着するのが午後なので、当然当日のアクティビティには参加できないが翌日分からは予約OK。ディナーに至っては当日分でも予約できた。

アクシデント発生
ウェルカム・シャンペン「はぁ〜っ、これでやっと落ち着いた〜!」と、ちょっと小さ目なガラステーブルに置いてあった『ウェルカム・シャンペン』でカンパ〜イ!
「今日はもう夕食まで何にもしないでくつろいで、旅の疲れを癒しましょ。」と相談していると、夫がなにやら浮かない様子。どうやらお腹の調子が悪いらしい。 本人曰く「さっき飲んだココナツドリンクが効いた」と冷や汗を流している。
持ってきていた夫の常備薬『キャベジン』を飲み、ベッドに横になる。「しばらくしてももし直らなかったら、さっきひとみさんの説明にもあったようにお医者様を呼んでもらおう。」と相談して、私はひとりバルコニーでシャンペンと景色を堪能。「ごめんね〜!へへ。」
ヨイヨイになってきた頃、夫が復活。「あ〜、やっぱキャベジンは効くわ。」とひとこと。ホッ、大事にならなくて良かったぁ。

ロマンティック・ディナー

テーブルセッティング夫の復活でボツらなくて済んだ本日のディナーは、5泊以上すると1回付いてくるホテルのメイン・ダイニング『オテマヌ・レストラン』での『ロマンティック・ディナー』。
ここのホテルは滞在日数によって朝食や夕食が付いていて、お得感いっぱいだ。さすが日本人が経営してるだけのことはある。
色とりどりの花がたくさん飾られたテーブルセッティングは目にも美味しい。
サービスと言ってもれっきとしたコースディナー。前菜、魚、肉と出てきて、最初のうちは美味しかったけど、だんだん口に合わなくなってきた。南の国のデザートはやっぱり超甘だった。

前菜 魚 肉 デザート
▲前菜 ▲魚 ▲肉 ▲デザート

眠れぬ夜

部屋へ戻ると、対岸のボラボラ本島で一番大きな村『ヴァイタペ』の港の方から、なにやら賑やかな音楽が聞こえてくる。
タヒチ最大のお祭り『ヘイヴァイ・タヒチ』以来、ずーっと盛り上がっているらしい。祭り自体はすでに終わっているが、港のイベント会場では毎夜毎夜宴が繰り広げられているそうだ。
風下になるこの『モツ・トープア』では、かなりの音量(「ちょっとうるさいなー」という程度)で演奏が聞こえる。
最初のうちは賑やかで楽しかったが、いつになっても終わらない、眠れない・・・結局深夜1時まで続いた。
この騒ぎには滞在中毎晩、悩まされることとなった。 午後10時ごろから始まって、早くて深夜1時、遅いときは3時まで!よほど疲れている日はそれでも眠れたが、昼間のんびり過ごした日には寝付けるはずもない・・・
7月のラグーンリゾート滞在は覚悟したほうがいいと思う。

 

2日目 7/20(木)
カヌー・ブレックファスト
「南の島だから夜明けが早いんだろーなぁ」と思っていたが、なかなか明るくならない。どうやらここはオテマヌ山の陰になって、日が射すのは意外に遅いようだ。
カヌー・ブレックファスト本日の朝食は、滞在中1回だけ付いていた『カヌー・ブレックファスト』(ちなみに他の日はビュッフェ形式の朝食)。タヒチアンのスタッフが、カヌーで海からバンガローへ直接朝食を届けてくれるサービスだ。
予約した時間が近づいてきたのでバルコニーへ出ると、ほぼピッタリにやってきた。
バルコニーのテーブルにセッティングしてくれている。「わぁお!朝からシャンペン付き!?」他にはスクランブルエッグ、パン、ジュース、フルーツ、コーヒーのメニューだ。昨日予約するとき聞かれて頼んだジュースと違うのが来てるが、まぁそんな細かいことは言いますまい。ここはタヒチ、おおらかに・・・。
朝食セッティングが終わると、私たちが持っていたカメラで二人並んだ記念写真を撮ってくれた。1眼レフだったのでちゃんと撮れてるか心配だったが、写真の出来上がりはなかなかのものだった。
風が強くて塩・コショウの袋や紙ナプキンが飛ばされそうになる。目も開けていづらいので、海に背を向けて並べられた朝食をとる。
味は・・・・・、『塩・コショウ・ケチャップなどお好みでどうぞ』ってことかな?
朝からシャンペン飲むと後がつらそうなので、夜いただくことにしてキープ。

ヴァイタペ散策&ショッピング
今日はホテルのあるモツ・トープア対岸の、ボラボラ島で1番栄えているヴァイタペ村へ行ってみることにした。
シャトルボートラグーン・リゾートからは1時間に1〜2本、ヴァイタペ港への無料シャトルボートが運行している。10人も乗ればいっぱいになりそうな小さなモーターボートだが、島にはホテル意外何もないので、これがなくては何処にも行けないという、旅行者にとってもホテルのスタッフにとっても重要な足である。
「時刻表なんてあってないようなもんじゃないの?」と心配していたが、このシャトルボートはかなり正確に運航していた。タヒチでの滞在全体を通して、このシャトルボートの運ちゃんが一番の働き者だったように感じた。
こういうボートでの移動もボラボラ本島にあるホテルでは味わえない楽しみのひとつ。風を切って進むボート、あっという間に2分くらいでヴァイタペ港に到着。
船を下りるとすぐ左手にイベント会場のようなものを発見。これが、昨夜やかましかった原因かぁ〜。
右手のバス停(?)にはル・トラックが停まってる。
周回道路に出ると正面にレンタカー屋がある。「あ、ファンカーだ!」遊園地の乗り物みたいでカワイイ。
『島一番の繁華街』(?)とは言っても、やっぱり離島のリゾート地だ。田舎の「○○小店」って雰囲気の店がポツポツあるくらい。
ルトラック ファンカー 犬 露店

教会北へ向かって歩いてみることにした。 すぐに右手に教会が見えてくる。ところどころに露店が出ていて野菜や果物を売っていたりする。里芋みたいなの、スイカ、バナナなど。 どの家にも店にも必ずと言っていいほどがいる。
少し歩くとスーパーマーケット『チン・リー』が右手に。村で一番大きなスーパーマーケットだそうだが、『ちょっと大きな○○商店』といった風情。食料品、飲料、衣料、文房具など雑多に陳列されている。ざっと見てみるが、正直あまり購買意欲は掻き立てられない。
そのチン・リーのすぐ向い側、左手には『センター・コマーシャル・ル・ファフィア』。ガイドブックによると「’94年にオープンした、ヴァイタペで初めてのショッピング・センター」なんだそうだ。確かに建物は新しくて、この辺りに似つかわしくない垢抜けた雰囲気。でもショッピング・センターとは言っても黒真珠専門店、土産物店、レンタルビデオ店、喫茶店が各1店舗程度(ガイドブックによると8店舗)。
ラペティスリーいちばん奥にある『ラペティスリー』でアイスを食べることに。カウンター越しに「エクスキューズミー」と呼びかけても店のお姉さん(若そうなオバサン?)は動じる気配がない。「これはもしや、タヒチタイム?」としばらく待ってもう一度呼びかける。「分かってる。」といった感じでお姉さんがやって来た。
夫はコーヒー味のアイスを、私はバニラを注文。「バニラ」と言ったら「ヴァニラ」だと発音レッスン(注意?)してくれた。
店内はテーブル席が7席程度とテラス席が5席くらい。店内のテーブル席に座ってアイスを食べるが他には誰もいない。なんで外人さんってオープン・エアが好きなんだろう?
店の奥には、わが家にあるのと同じブルーベリーのiMacが置いてある。一応インターネット・カフェらしい。
肝心のアイスのほうは、アイスクリームというよりはシャーベット。あっさりしていた。
キャッシュ・アピ店を出て、さらに北へ10分ほど進むと、’98年にオープンしたという新しいスーパー・マーケット『ボラボラ・キャッシュ&アピ』が右手に出てくる。確かにチン・リーよりは新しくて大きくて品揃えも豊富だ。でも倉庫みたいだし、やっぱりそれほど購買意欲をそそるものが見つからない。昼食を調達しようと思っていたが、出来合いのものには時々ハエが止まったりしているし(もちろんラップしてあるが)カップラーメンの類は韓国や中国からの輸入物みたいだ。
お土産になりそうなものも物色してみたが見つからず、ヴァイタペは予想以上に何もないところだった。
これより先には、もうあまり何もなさそうだったので、「お昼ご飯どうするー?」と言いながら来た道を戻る。
とりあえず飲み物だけは調達しようということで、もう一度チン・リーに立ち寄ってヒナノビール、ミネラルウォーター、フランスパン、スナック菓子を購入。ヒナノビールは1本179CFP、安い!(他の銘柄は少し高かった)ホテルの冷蔵庫なんて400CFPだもんね。フランスパン1本40CFPは安い!ん〜いい匂いだー。
タヒチでの買い物は1CFP=約1円ってことなので、計算しやすいのがいい。
本日の散策は終了〜!シャトルボートに乗ってホテルへ戻った。

昼食
チキン・サンドウィッチヴァイタペでは食事になりそうなものを調達できなかったので、ホテルのプールサイド・レストラン『カフェ・ファレ』で昼食をとる事にした。
とりあえずヒナノビール。日本みたいに冷えたグラスは出てこないので、ビールのビンは冷えてても、グラスに注ぐとすぐぬるくなる。
メニューは英語。大体どんなものかは分かっても、量が想像できないのでとりあえず1品ずつオーダーすることに。
グリーンサラダ夫はチキンのサンドウィッチ、私はグリーンサラダにした。運ばれてきた食事は案の定のボリュームだ。
グリーンサラダは「グリーン」という割には、にんじんの千切りがたっぷりで、添えられていたドレッシングもイマ2ぐらいの感じ。チキンサンドウィッチはけっこう美味しかった。付け合せのポテトは Very good!リゾート地はなぜかイモがウマイ!

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