2025年9月のまえがき

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タイトル(原題、外国のタイトルなども)

監督

制作国、制作年、時間

出演者

俳優名(役)
珍しい出演者、ゲスト、注目に値するかもしれない人 (役)

見た時期

2025年9月のまえがき

体調が少し回復中。食欲も少し安定して来ました。髪と皮膚の様子だけで少し若返った感じになります。ああ、良かった。その日の予定をきっちり決め、家を出た後あたふたしないようにしたのも良かったのかも知れません。

何よりも良かったなあと感じるのはここ30年以上の間に徐々に増えて行ったコアな仲間の多くがまた揃ったことです。

見た作品のタイトルや映画館名などの記憶を辿って行くと、ファンタと意識して最初に参加したのは、1995年か1996年頃。ですので少なくとも30年一緒に年を取った人たちがいます。2010年より前に仲間に加わった人たちがかなりの数いるのですが、コロナの時に1度ガクッと減りました。それがここ2年ほどの間に徐々に戻り、今年はかなりの数の仲間と再会しました。

欧州にいるアジア人は本当の年より10歳から20歳若く見えるので得をしていますが、私がついに最年長になってしまっただろうなと、内心では思っているところです。無理して若作りをしないため、化粧を全然しないのですが(と、カッコいことを言っておいて、本音は無精なだけ)、却って今頃若く見える結果を生んだ感じです。

ただコロナで町がランゴリアーズ(無人)状態になってしまったのを見た後急に白髪が増え、年を取った感じが強くなっていました。当時例外的に外出許可が下りていたので、現実の町の様子を見ることができたというのは幸運でしたが、同時に、ん百万都市のベルリンなのに人っ子一人いない状態を自分の目で見たため、無意識に大きなショックを受けていたのだろうと後になって想像しています。白髪がまた減るかは分かりませんが、これからまた多少若く見えるようになるかもしれません。目指しているのは、若くというより、元気に見えることの方。それに向かいつつあるような感じです。

見る方を優先し、書く方は無理しなかったのですが、ファンタは後半に入っています。今年はとにかく物凄い数の短編を用意しています。グループとして出ているのが4件(ベルリンで見られるのは3件)、その他に前座として短編が1本長編にくっついて来るケースが4つ。

ただまだドイツからは「これだ!」という作品が出ていません。会場に来ていた監督と主演女優と話す機会があったのですが、その作品はたまたま珍しく「これだ!」という読みの深い作品でした。一見SFっぽくしてありますが、言論の不自由さを分かり易く表現してありました。他の作品はまだこれから色々練習していただかないと・・・という感じでした。

海外からの短編を集めた方には複数の良さそうな作品が混じっており、1作だけを投票するようになっていたのでちょっと迷いました。結果、1番最初に上映された作品にしました。1番というのは投票の際は不利なのですが、最後まで印象に残っていたのでそれを選びました。ユニークさが目立ったためです。

長編の方はこちらの好みもある上、一見出来が悪そうに見えても、俳優の演技がしっかりしていたり、監督の言いたい事がストーリーとしては良く伝わるなど長所もあるので、今後に期待しています。今年ややマイナス面で目立ったのはカメラが不安定だったり、サブリミナルっぽい画面になっていて、見ている方が頭痛を起こしそうな作品も混ざっていたことです。こういうテクニックでユニークさを出しているようには見えないので、観客にはちょっと迷惑。

主催者が来年に向けて何か変化を試みているのかなと思える回でした。映画界は世界の経済が不調な時は資金を出す人が減るので、現在は難しい時代と言えます。またネットフリックス、ユーチューブなど新しい表現の場が生まれているため、劇場で2時間程度の映画を見るという文化が崩れていると言えないこともありません。その反面、ファンタはほぼ満員の毎日。他の作品を見るために映画館に来ている人も多く目にしているので、やはり映画館で映画を見たい人は一定数残るのかなとも思います。

個々の作品のコメントはファンタのページに少しずつ書き入れています。特に面白い作品については別な記事にするかもしれません。


注意書き

要注意: ネタばれあり!

推理物の犯人が挙げてあったり、決定的なギャグが書いてあったりします。楽しみにしていてこれから見に 行こうなどという場合はぜひ避けて下さい。逃 げ道は《見る予定の人は退散して下さい。目次へ。映 画のリストへ。》という形で示してあります。

ストーリーの説明あり

あらすじは書いてありますが、肝心の所はばらしていません。話を聞いても まだ楽しむ要素が残っています。

最後まで見ます。

どんな駄作でも途中で席を立たず、最後まで見るのを原則にしています。

吹き替え

ドイツで上映される映画は主として映画館でもドイツ語に吹き替えてあります。ハリウッド映画はほとんどドイツ語です。 北欧、アジアの物は一般公開やDVDではドイツ語が普通です。映画祭で見る場合は吹き替え無し。字幕が無い時もあります。ファンタジー・フィルムフェストで見た映画は全部原語のままで、字幕がある場合は英語かドイツ語です。この映画祭は原則的にノーカットで、吹き替えもしません。必ずしもこの映画祭で見られる映画がドイツで公開されるというわけではありません。

ミーハー観客

「xxの協力を得て」作られた映画について記事を書くジャーナリストが、そのサポートをした団体に批判的で、そのため酷評されるということがあるという話を耳にしました。時々「ここまで言わなくても・・・」と思うようなきつい評が載っていることがあります。私は事前にそういう事情を知る機会が無く、関心はもっぱら観客として見て楽しい思いをしたかの方にありますので、あまり政治的に考えずミーハー的な感想が多いですが、ご了承下さい。

日本を離れて40年以上なので、言葉遣いがおかしかったり、誤字脱字ということが頻繁にあるかと思います。 ここでまとめて先にお詫びを申しあげます。

それではごゆっくり。
2023年1月
Fluffy Berlin

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