映画のページ
副題: トドさんとは話が合うか
2004 100 Min. ドキュメンタリー映画
出演者
Morgan Spurlock
(映画監督、被験者)
Alexandra Jamieson
(モーガンのガールフレンド、菜食主義)
Daryl Isaacs
(医者、実験中モーガンの健康管理)
Lisa Ganjhu
(医者、実験中モーガンの健康管理)
Stephen Siegel
(医者、実験中モーガンの健康管理)
Bridget Bennett
Don Gorske
見た時期:2004年10月
ご注意: このページを読んだり、作品を見る場合幻臭に襲われる危険があります。すでに2名ほど報告が来ております。
大分前に見た作品で、ファンタの記事を書いている頃に書きました。日本ではまだ公開前だった様子。その後記事のネタが増えてしまい、先延ばしになっていました。自分の住む町で命がけの冒険をした人物の物語です。
ほんの少し前、日本で公開されたヘルボーイが10分長いというのでがっかりしていたら、DVD は欧州も10分長いと聞かされて、喜んだばかりですが、今度はドイツ版の方が本国アメリカより4分長い映画が来ました。
最近エンターテイメント・ドキュメンタリー映画がはやっています。この種の映画は従来の記録映画に比べ多分に人を特定の方向に誘導しようという意図があるので、見る時は要注意です。ちょっと前に大ヒットし世界制覇した作品も、出されたテーマについては徹底的に追求していますが、扱っている問題には4つほどの大きなテーマがあり、そのうちの2つを追求、残りの2つがはずされているとの話。そうなると全体像がかなりゆがんで見えてしまうので、私はまだ見ていません。いずれ落ち着いたら見ようと思っています。
その大ヒットした作品で世界中が大騒ぎしている間に、別な作品もドイツに来ました。これもエンターテイメント・ドキュメンタリーで、一方向に進んでいます。見た人を一緒にそちらの方向に導きたいという意図は見え見えです。しかし私はそれを自覚した上で見ることにしました。監督が進みたかった方向というのは、超肥満の数を減らそうという視点と、その責任の一部を負うべきだと監督が考えたある有名会社への批判です。
人が超肥満になるのにはいろいろな要因があるでしょう。ちょっと考えただけでも、特定のスポーツを職業とし自ら太ることを選んだ人、精神面、肉体面で特定の問題を抱えている人、間違った食事方法、遺伝、社会の容認度などが簡単に思い浮かびます。日本人は長い間この問題からは守られていました。アメリカは世界に先駆けて問題を抱えたようです。欧州も最近アメリカの方を向いているので、警告が出されることがあります。
原因がさまざまなので、この映画を見る前に少なくとも問題とされているハンバーガーの会社だけが行けないのではないと考えておかないと、アンチ・ハンバーガーのヒステリーに巻き込まれてしまいます。ドイツ人はわりと冷静なので、この映画を見たぐらいでこの会社だけが諸悪の権化とは考えませんが。
肥満の状況から言うと、ドイツは現在要注意国です。気をつけないと太る要因はその辺にごろごろしています。実際超肥満児も出始めており、最近某有名雑誌が高校生ぐらいまでの年齢の超肥満児とその対策を特集していました。世間は太るということに寛容で、日本では私は太めに数えられるはずですが、ドイツで私が「最近太って」などと言うと、マジで「君は太っていない」と説得されてしまいます。説得・・・?そうです。私が納得するまで何度も言われます。それで私は最近は納得しているふりをしています。
最近は近代的なインデックスができているようですが古い方法で考えると、身長から割り出す日本の理想体重はドイツより10少ないのです。170センチだと日本では60キロと言いますが、ドイツでは70キロまでいいとされています。そしてその理由: 「ドイツ人は骨が重いからだ」と言うのです。実はこれいいかげん。それでも皆こぞって信じようとしています。「170センチの人が60キロでないとだめ」と言われると恐慌状態に陥る人が国民の大半。
しかし170センチの人が70キロですと、まあそれほど不健康ではありません。ドイツは冬氷点下10度になることが多いので、多少脂肪の下着を肌の下に着ていても仕方ないかと私も許してしまいます。
しかしドイツでも最近それを越える太めの人がどんどん増えているのです。それで大問題になる前に取り組み始めています。上に出た某有名雑誌もこのところ長期間健康問題を特集したり連載したり、記事を増強しています。医者も保険会社もやせるという話に積極的で、検査なども前より頻繁。フィットネスなどでも食事専門のアドバイザーを置いたりしています。そして実際以前よりずっと健康な食べ物を薦めています。学校、食堂、食料品店などでも脂肪分、糖分が少ない食べ物などを積極的に取り入れています。
短命の原因としては日本は砂糖より塩の方が深刻。アルコールはドイツに比べると問題の規模が小さいようです。脂肪分は問題になるほど取っていないようです。炭水化物は問題かも知れませんね。それでも極端な話は少ないようです。ドイツの様子を見ていると、短命、時期の早い脳卒中、長期間体が不自由になる病気の原因は主にアルコール、砂糖、脂肪分で起こるようです。ドイツ人はビールが大好きなので、太ります。菓子の類はどうやら日本より砂糖をたくさん使うようで、食べる時に喉が痛くなるほど甘いです。甘い物が好きな人が日本より圧倒的に多いです。男性も。伝統的な物を食べている人は脂肪が要注意。昔食料が十分でなかった時代に、少量でエネルギーを効果的に得ようというので、脂っこいものが好まれました。時代は変わり、ドイツに食料危機などはないのですが、伝統はそのまま。脂っこい肉とジャガイモであります。ザーネ(クリーム)を多用したおいしいソースも敵。また、現代のドイツでよく聞くのは、大量の食料を買い込んでおいて、家で冷蔵庫をすぐ空っぽにしてしまうという話。夢遊病のように冷蔵庫に来て食べてしまう人というのがいるそうです。
では、アメリカはどうなっているんだろうと思うと、全然様子が違います。アメリカ人が太る原因はこのドキュメンタリーによると外食。それもファースト・フード。その中で焦点として取り上げられたのが、マクドナルドのハンバーガー。何もこれだけが悪いわけはないと思おうとしたところで、早速統計の大津波。ケンタッキー(私は日本のケンタッキーの味が好きで、日本へ行ったら滞在中1度は行きます。ドイツのはおいしくない)、バーガー・キング(の方がフレンチ・ポテトはおいしい)、その他のアメリカで有名なファースト・フードの会社が名指しされますが、チェーン店の数でマクドナルドが他を大きく引き離して1位。矢面に立つだけの理由はありました。ニューヨークの店の数の多さには驚かされます。映画の中で行われる実験の被験者は自宅から歩いて行ける距離にある仕事場まで行く間にマクドナルドが x 軒ある、と恐ろしい事を言っていました。ですからマクドナルドが取り上げられるにあたってはちゃんと根拠があります。
映画の中にはどんどん統計が出て来ますが、1ヶ月に何度マクドナルドで食べるかという統計にも恐ろしい数字が。狂信的にマクドナルドをひいきにしている痩せた男も出て来ます。なんで痩せているんだろうと不思議に思いましたが・・・。
ま、いろいろ弊害を挙げた後、監督はこれから1ヶ月毎食、1日3回マクドナルドの商品だけを食べると宣言。自分が実験台になると言うのです。目が点になりそうですが、そういう映画だと聞いていたので、点の1歩手前。しかし映画館でマクドナルドの匂いが漂ってくるような気がしました。幻覚、幻聴というのはあると聞いていますが、幻臭というのもあるんでしょうか。それだけでチラッと吐き気が。私は暗示にかかり易いんです。
私は統計的に見ると《たまに》とか《めったに》と言う程度の回数ハンバーガー屋にも行きます。食べるのはフレンチ・ポテトかアイスクリーム。それ以外に行き、しかもハンバーガーを食べる場合は、子供メニユに景品が付いているというのが理由です。アイス・エイジのスクラット、バットマン、マイティー・ハーキュリー、タートルズなどいろいろ集まっています。これ、最近の15年ほどで集めました。そう言えば監督は「子供を誘惑するのは行けない」という意見も持っていました。私はばっちり誘惑されています。ま、私はあれがおいしいから食べに行くという客ではありません。映画に行くと映画のティケットの裏にクーポンがついていて、それを持って映画館の前のハンバーガー屋に行くと、メニユが割り引きになりますが、あまり使ったことはありません。
さて、本題に入りましょう。監督はまず医者を3人訪ねて健康チェックを徹底的にやらせます。ここで重大な欠陥が発見されます。彼はどこから見ても健康なのです。こんなアメリカ人はいまどき尋常とは言えません。完全に国民の平均から外れているのです。血圧正常、心電図OK、コレステロール正常(165)、脂肪少なめ(11%)、運動量健康、病気無し。お酒、タバコはとっくに止めています。性生活もガールフレンドと円満。何を検査しても欠陥が見られず、健康そのもの。これでは普通のアメリカ人とは言えません。そういう前提条件を事前にはっきり数字で出しておいて、これから彼は普通のアメリカ人に変身しようと、1ヶ月かけて毎日マクドナルドを食べるのです。最後の健康な晩餐の後、スタート。
最初の数日は全メニユと知り合いになるため次々違う物を注文して行きます。楽しそうだったのはごく短期間。暫くするとメニユは全部覚えてしまい、目新しさが消えます。その上朝食からもうマクドナルドです。私はあの匂いをまた思い浮かべてしまいました。実験スタートの前の晩、最後の晩餐として彼が普段食べている物を見せてくれます。ガールフレンドが菜食主義の健康女性なので、彼もそういう物ばかり食べていたようです。あまりおいしそうには見えませんでしたが、健康そうな内容。ここから一転してマクドナルド製品のみです。
それだけではありません。平均的なアメリカ人の真似をするということで、これまでのように歩いて会社に行ってはいけないということになります。運動量も平均的なアメリカ人に合わせなければ行けないのです。で、タクシーを使ったり、車に乗ったり。
そして私は口にするのも苦しいのですが、監督はスーパーサイズを注文するのです。最初この映画のタイトルを見た時何の意味だか分かりませんでした。こんな動詞は義務教育では習いませんでした。学校を卒業してから買った英和辞典にも載っていません。その辺のドイツ人に聞いても誰も知りません。それがこのシーンで分かるのです。彼はマクドナルドのスーパーサイズを注文するので、映画のタイトルは《僕を特大にしてね》という意味だったのです。《超肥満にしてくれ》と言っているわけです。マクドナルドには他の会社と同じく、小、中、大という種類があり、その上に特大があります。はじめにフランス人が出て来て、自国にもマクドナルドがあるけれど、食べ物のサイズが全然違うと発言しています。ドイツにも小、中、大というのがありますが、例えばガロンの大瓶コーラはありません。すごい大きさです。2リッターぐらいのようです。そういうコーラを1日に何本飲むとか言う人がインタビューに登場します。私も1日に2リッターぐらいでしたら軽いですが、私の飲み物には砂糖も塩も入っていません。ただの水。日本では緑茶を毎日2リッターぐらいがぶがぶやっていたものですから。あれ、太りませんねえ。
実験中時々健康チェックに3人の医者の元へ。明らかに悪化しています。188センチ84キロ程度だった人が、95キロを越えます。コレステロールは危険領域へ。医者はこの調子だと命が危ないという結論。ドクター・ストップをかけているのですが、それでも1ヶ月やり通します。ガールフレンドは泣きそう。
この作品の価値は人体実験をやったという点。危ないというのはカロリーの数だけ聞けば演繹的にはじき出せます。太った人を呼んで来てどのぐらい食べたかその人の過去を聞いてみれば分かるはずです。ところが実際にはそれでは納得しない人ばかりなのです。で、本当に健康だった人を1人犠牲にして、視覚的に見せないとだめというわけです。そこまでしないと分からない人間のおろかさにがっかりしてしまいますが、世の中というのはそういうものなのかも知れません。
私はドラッグをやったことがありませんが、なぜやらないかというと、随分以前にドラッグのためにぼろぼろになった人間の骨をテレビで見たことがあったからです。私の人格が高潔だったからではないのです。ぼろぼろの骨の記憶が無く、もし自分が喫煙者だったら、ドイツではドラッグへの道は意外に短いのです。人間というのはそれほど高等な生物でなく、具体的に見せられないと怖さを納得しないものだという気がします。
始めにも書いたように、私はマクドナルドだけが悪いとは考えていません。悪循環の1つの例にマクドナルドも参加していると考えています。この作品でも触れていますが、問題児を集めた学校で食生活を改善させたら、生徒の態度が急に良くなったという報告があります。学校へ取材に行くと、カロリーの高い物を食堂で売っています。体育を本当は毎日取り入れたいのに、授業のスケジュールでは週に1時間しか入れてもらえないと嘆く先生も登場。直接の原因の他に誘因にも触れています。
映画ではそれほどはっきり言っていませんが、子供にお金を渡して外食させる親というのも問題ではないかと思います。景気が悪く失業して家に戻ってしまったお父さんやお母さんがいるのなら、子供と一緒にご飯作ったらいいではないですか。アメリカは分かりませんが、ドイツではマクドナルドの普通サイズのメニユ1人分に払うお金で、少なくとも野菜や果物が3キロと飲み物1.5リッターは買えます。料理するのが嫌だったら、そのまま食べられる物だけ買ってもいいではありませんか。
毎日にんじん1キロ、バナナ1キロ、トマト1キロ、全麦パン 500g、卵10個、オレンジ・ジュース 1.5 リッター取る方が、良いではありませんか。くどいようですが、ドイツでは1人分のメニユに払うお金で買えるのです。うちの近所ほど物価が安い場所でないとしても、1キロの代わりに 600g とか 700g 程度は買えるでしょう。ドイツは食堂でも店の家賃、人件費が馬鹿にならないので、外食すると結構高くつくのです。仮にスプールロック監督のように毎日3食取ると考えると、親子4人でこの4倍を毎日3回食べることができるのです。となると毎回家族で外食の代わりに
ほど買ってもまだ1人分のバーガー代が浮きます。この金額ですと、カリフォルニア米を10キロ買ってもまだ4割ぐらいお金が残ります。
これでコレステロールよさようなら。肝臓がやられる心配もありません。スプールロック監督が次のドキュメンタリー映画を作る時には、マクドナルドのメニユを食べる実験でなく、マクドナルドに使うお金で、どのぐらい食料品が買えて、何が料理できるかという実験をしたらどうでしょう。それだったらガールフレンドのアレックスも参加してくれるのではないでしょうか。
結局は、程度の問題。学校や家庭で程度というものを教えれば済むことです。なんと簡単なんだろう。それなのに実行するのはなんと難しいんだろうと考えさせられてしまいます。この作品は賞をもらったそうです。これを見て考え直す人が出るかも知れません。マクドナルドはお客さんが減る心配をしているのでしょうか。メニユの変更をして、健康な食事を売ってもお客さんは来るのではありませんか、と私は聞きたい(・・・と思ったら本当に変更があったそうです)。
日本人は会社が家から遠いから昼食は外食の人がほとんど。独身だと、朝食も喫茶店のモーニングサービスなどという人もいます。しかし日本の店はこんなに健康に問題を起こすものを出しているだろうか。お蕎麦でコレステロールが上がる、肝臓をやられるという話は聞きませんしねえ。ランチ・サービスを思い出してみても、野菜や味噌汁がついていましたが、健康を害するような物は見ませんでした。マクドナルドも戦術を変更すれば良いだけの話ではないのですか。そんなに簡単に考えては行けないのかも知れませんが。ジム・カンタルーポ氏、藤田氏は何を食べていたんだろう。映画を見てショックを受けたのでしょうか。ご冥福をお祈りいたします。
その後・・・:
マイケル・ムーアがきっかけで今後スーパーマーケットでは銃は売らないということになりましたが、あの店はその後なくなってしまいました。マクドナルドもスーパーサイズのメニユは止める方向に決まりました。こういう風に1つの映画が1つの産業を変えるのはそれなりに意味があるのかも知れません。しかしもっと根本的な所を変えていかないと、マクドナルドが何か1つを止めても同じ会社から、あるいはライバル会社から代わりが出て来ます。それでは結局意味がありません。問題児学校のシーン、体育の授業のシーンの方がもっと大切なのですから、監督が社会を動かす気だったら、そちらの方をもう少し突っ込んだ方が良かったのではないかと思います。
この辺はドイツ事情は多少慰めになります。健康に気を使う人がこの20年ほどで俄然増えています。行き過ぎて《健康道》を始めた人もいますが、一般にも脂肪分の少ない物の方を選ぶ買い物客がたくさんいます。物を食べる時には心がけようといろいろなアドバイスもメディアで取り上げられていますし、実行する人が増えています。危ないところまで行っていましたが、これからゆっくり良い方向に方向転換するのではないかと思います。
そう言えば映画の中で、やればできるというテーマも扱っています。以前超肥満だった人が自力で痩せたのですが、肥満当時はいていたズボンを持って全国講演をしています。恐ろしい太さですが、私もそういうすごい人や、現在スポーツで減量中の人を見たことがあるので、信じます。
地道にダイエットをする暇がない人には、もっと過激な方法も紹介しています。胃を小さくしてしまうのです。簡単に言うと食べたくても食べられないようにしてしまうのです。手術は簡単ということで、映画の中で見せてくれます。小さな穴をあけて、バイパスを作り、次の日には帰宅できます。これも信じます。知り合いが胃潰瘍で手術を受けたら、やはりあっという間に痩せてしまいました。手術以来食欲がなくて痩せたままです。これはしかし急激なので、医師の指示に従わないと危なそう。
1番良いのは元から正しい量食べること。これは親が責任持ってやらなければ行けません。親が間違いをしないように社会も正しい情報を送らなければ行けません。マクドナルドがサラダの専門店になる日はいつでしょう。金はサラダでも儲かりませんか?
その後・・・のまた後:
先日事情あってやむなくマクドナルドに入ってみました。1番お金のかからない物を注文して時間をつぶしていたのですが、食事を置くお盆の上に紙が1枚。こういう紙はいつも乗っていて、サービス・メニユの宣伝を紹介したりしています。ところが驚いたことに詳しいカロリー表でした。実はドキュメンタリーの途中で、店が表示義務のある食物カロリー表を見えない所にかけたりしてインチキしているという話題が出て来るのです。あの映画を見た直後私もそう言えばカロリー・リストは見たことが無かったなあと1人思っていました。それが2ヶ月経った今、注文した人1人1人の手に渡されるのです。もっとも裏側でしたが。しかし非常に詳しく正確そうです。ですからダイエット中の人はこれを参考にできるでしょう。私は暇つぶしで退屈していたので、この紙をひっくり返してみて発見。
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