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Super 8 スーパーエイト /
Super 8 /
Súper 8

Jeffrey Jacob Abrams

USA 2011 112 Min. 劇映画

出演者

Joel Courtney
(Joe Lamb - 保安官代理の息子)

Koa Melvin
(Joe、赤ん坊時代)

Kyle Chandler
(Jackson Lamb - 保安官代理)

Caitriona Balfe
(Elizabeth Lamb - 工場労働者、事故死)

Ron Eldard
(Louis Dainard - 工場労働者、アル中)

Elle Fanning
(Alice Dainard - ルイスの娘、ジョーのクラスメート)

Riley Griffiths
(Charles Kaznyk - ジョーのクラスメート、映画監督)

Jessica Tuck
(チャールズの母親)

Joel McKinnon Miller
(チャールズの父親)

Amanda Michalka
(Jen Kaznyk - チャールズの姉)

Andrew Miller
(チャールズの双子の弟)

Jakob Miller
(チャールズの双子の弟)

Jade Griffiths
(Benji Kaznyk - チャールズの兄弟)

Britt Flatmo
(Peg Kaznyk - チャールズの兄弟)

Ryan Lee
(Cary - ジョーのクラスメート、火遊びの好きな少年)

Zach Mills
(Preston - ジョーのクラスメート)

Gabriel Basso
(Martin - ジョーのクラスメート)

David Gallagher
(Donny - 写真屋の店員)

Glynn Turman
(Woodward - 事故の原因を作るジョーたちの学校の理科の先生、重症)

Brett Rice
(Pruitt - 保安官)

Michael Giacchino
(Crawford - 保安官代理)

Ben Gavin
(Milner - 保安官代理)

Jay Scully
(Skadden - 保安官代理)

Michael Hitchcock
(Rosko - 保安官代理)

James Hebert
(Tally - 保安官代理)

Noah Emmerich
(Nelec - 空軍大佐)

Richard T. Jones
(Overmyer - 空軍兵士)

Beau Knapp
(Breen)

Bruce Greenwood
(Cooper)

Dale Dickey
(Edie - )

Jack Axelrod
(Blakely)

Dan Castellaneta
(Izzy)

Thomas F. Duffy
(Rooney)

Teri Clark
(Mrs. Babbit)

Tom Quinn
(Mr. McCandless)

見た時期:2012年5月

お知らせ: ネタばれもありますが、

平時には家族で楽しめる作品かと思います。震災、原発事故の終息の兆しが見えない今ご覧になると、辛い作品です。直接被災された方はもとより、ご家族、お友達、知り合いが被災された方、報道画面を見てショックを受けられた方、現状に傷ついておられる方には、暫く時間を置いてからご覧になることをお薦めいたします。

見るのを延期なさりたい方、見る予定の人でストーリを知りたくない方は退散して下さい。目次へ。映画のリストへ。

★ 監督作品数は少ないけれど

制作者やシナリオ・ライターなどとしても働いているエイブラムスは監督としては作品数は少ないです。しかし関わった作品リストにはヒットしたテレビ・シリーズや超有名な劇映画が入っています。たまたま先日ご紹介したミッション:インポッシブルの最近の2作にも関わっています。数が少ないわりに成功率は高い人です。

父親が映画関係者なので、映画と関わるのは当然のようですが、そこにスピールバーグが深く関わっていました。父親のコネと言うか、職業上のつながりで、ある映画のテスト・スクリーニングに出かけて行き、そこで意見を言う機会があったそうです。そこから話が広がり、当時自分でもスーパー8で趣味的に映画を撮っていたエイブラムス少年の所に、スピールバーグのアシスタントから電話があったそうです。「スピールバーグの昔撮ったスーパー8のフィルムを修復してくれませんか」ですって。

そういう風に少年時代から大物とのつながりができたためでしょうか、色々おもしろいチャンスがめぐって来ています。裏方の仕事が多いですが、映画に出るより作ることに興味があったらしく、精力的に取り組んだ形跡が見られます。いくらコネでチャンスが転がり込んで来ても、その職業に自分の方で強い関心が無ければ、どこかで行き詰ってしまうものですが、エイブラムスは自分でも色々アイディアがあったらしく、着実に仕事の方向が自分の映画を作る方向に動いており、様々な裏方の仕事で技術を身につけて行ったのだなあと納得できるようなキャリアです。

その結果行き着いたのが Super 8 スーパーエイト。上に書いたようなキャリアですと、なるほどと思わせる作品。スピールバーグの好みと自分の好みが一致したのかなという感じです。

★ 映画の作り

レトロと言うほど古くは無いですが、70年代頃を舞台とした SF です。なので携帯電話、一瞬に度を越えた数の銃弾を吐き出す機関銃などは出て来ず、電話は普通の電話線を通した物だけ、その他の連絡はクラシックな無線機。どこかの中央監視センターで世界中を監視するなどという事はありません。ちょうどウォークマンがアメリカで発売された頃で、アイ・ポッドのような便利な物は存在しません。現場を撮影するのも普通のカメラ。ここではコダックのフィルムを使ったスーパー8が使われます。で、タイトルも Super 8 スーパーエイトです。

スピールバーグが関わる映画は時々子供の教育を視野に作られていますが、Super 8 スーパーエイトはまさにティーンをターゲットにしています。全体的には小学生に見せてもいいんじゃないかと思いますが、年齢制限があり、13歳以上(ドイツ12歳) となっています。まずいのはドラッグをやってラリっている若者のシーンや、無免許運転のシーン、6歳の子供にはちょっと激しい事故や攻撃シーンではないかと思われます。

家庭を強調した話で、死体はほとんど出て来ないので、一定の善悪の判断がつけば、子供でもいいと言うか本当は子供をターゲットにしてあるので、12〜13歳あたりを境目と見たのでしょう。残酷シーンは少ないです。セックスに関するシーンは少年少女がちょっとロマンチックになる程度で、服を脱いだとか、ヘビー・キスをしたとかいう話はゼロ。性質の悪い犯罪も無く、警察の横暴もありません。軍の秘密研究とか政治的にややこしい話が6歳や8歳の子供には理解できないから決められた年齢であるのかも知れません。

★ 日本の事情

東北の状況がまだ現在進行形、問題の只中に置かれたままで、ショック覚めやらない人が多いことを考えると、日本人にはきつい作品です。私は楽しい雰囲気の野外映画館で見たのですが、舞台になっている町に軍隊が出動して住民が避難するシーンと、後半の家族や友達の絆が強調されるシーンは見ていて辛かったです。

特に「自分の住んでいる町にひどい災厄をもたらす存在が実は心の優しい、同情に値する存在だった」という結末に持って来られると、東北の津波被害、続く原子力発電所からの被害が当分忘れたり水に流せる状況にない日本人に取っては、似て非なる軍の出動シーンなどで、落ち着こうと思っている人の心がかき乱されそうです。少なくとも私には映画ではなく実際に国民の救助に向かった自衛隊と似たような制服姿のアメリカの軍人が、東北とは全く違う行動を取るので、普段なら映画だ、絵空事だと割り切って見ていられるのに、しかも映画全体は一応善意の方向なのに、何かが刺さるような感覚を覚えました。

今日本人全員に条件をつけずにこの作品を薦める気になりません。関西に続き東北を経験したので、また15年ほどすると何かあるのかとつい悲観的になってしまいます。時代が70年代頃になっているので、平時で恵まれた環境になってから見ても遅くありません。そういう状況なら楽しい若者アクション家庭ドラマと言えます。

★ 知らずに見てしまった

ドイツでは評判のいい作品で、家族向け、スピールバーグの夢を若手の監督が実現したなどと言われています。小学校を終え、まだ大人と呼べないティーンエージャーが家庭の問題を抱えながら友達との付き合い方を覚えて行く中、事件に巻き込まれ、一生懸命「これは何だろう」と考えて行くストーリーです。少年撮影隊が少年探偵団になって行き、自分の事だけを考えるのではなく、家族や友達、果ては町を何とかしなくっちゃと考え、ついには宇宙の平和と公共の平和にまで行き着きます。小さく始めて大きく終わる作品。「東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる」(啄木)の逆回しです。

平時に見ると問題は無いですし、家族関係の崩壊が叫ばれている昨今、スピールバーグが旗を振って、何とかしようと考えるのも否定するべき方向ではありません。私にしてみれば20年、30年の長きに渡って〇〇の自立だ、不倫だ、離婚だと炊きつけて置いて、家族関係がすっかりばらばらになってしまった後、《家族は大切だ》キャンペーンをやられると、ハリウッドは自分のマッチで火をつけておいて、何十年も経った今頃ポンプを探しているのかという気がしないこともありません。それでも《やはり家族が大切だ》と思い直したのなら、目的にかなった作品と見えます。

普段は古い映画をやる夏場無料工場跡の映画館。珍しく新しい作品を上映したので、久しぶりに行って来ました。今年のシーズンが開幕したばかりです。珍しく満員で座る場所が足りないぐらい。大学に入ったばかりかなと思われる年齢のカップルが多かったです。子供の映画なのに子供がいなかったのは、開始が午後10時だから。

というわけでティーンと言うにはトウの立った観客ですが、それでも若いという感じの人たちに囲まれて見始めました。陣取ったのはど真ん中。

冒頭に起きる大事故のシーンは震災と結び付けてもよし、しかし事故のタイプが違うので、私は「ふむふむ」と言いながら見ていました。津波被害とは全く違いますし、事故が起きる場所には民家はほとんど無く、夜間無人の駅が被害を蒙った程度。付近は広々とした空き地です。なので壊れるのも事故に直接関わった車両と列車のみ。それも貨物列車なので、死者は恐らく1名程度。子供の映画にしてはド迫力のクラッシュ・シーンですが、この時はまあ特段ショックも受けずに見ていました。

「ありゃっ」と思ったのは少し後のシーン。なぜか細い針を頭に刺されたような一瞬がありました。間もなくじわじわと辛さが沸いて来て、自分でなぜそんな風に感じるのか分かるまでに暫く時間がかかりました。ドーンと来るショックではなく、「何だかこれ今の私に向かない・・・」という風に感じ始め、いつの間にか涙が出ていました。そしてその暫く後に大量の鼻血。直接関係があるのか分かりません。暗闇だったので最初鼻血と気づかず、こちらも何となく「変だな・・・」と思いティッシュペーパーを見ると、黒い。暗闇なので赤く見えなかったのですが、濃い色がはっきり見えたので「ありゃ、まずい!」

何のシーンだったかと言うと、空軍が出て、町の人を避難させているところ。一見自衛隊の救助活動と似ているのですが、実は空軍には町民に隠すべき秘密があるので、自衛隊のようなお天道様に顔を向けられる仕事をしているのではありません。それが何となくいや〜な感じを与え、今度の災害で自衛隊に感謝している私としては似て非なるイメージが重なり、いや〜な気分。

・・・とまあ震災が無ければ何ともないシーンがじわ〜と嫌な方向に染みて来ます。

★ あらすじ

☆ 撮影中の大事故

1979年。アメリカの大都市でない町。冒頭6人ほどの少年少女がスーパー8で映画を自主制作しています。学校の友達で、クラブ活動の代わりに趣味でゾンビ映画を撮っています。1人監督に向いた少年がいて、紅一点の少女は名優。放って置くと放火魔になりかねない少年は映画の中で花火や火薬を扱う役目を引き受け、犯罪に走らずに済みそうです。制作メンバーはジョー(主演男優)、アリス(主演女優)、チャールズ(監督)、キャリー(特殊効果、特に爆発シーンなど)、プレストン、マーチン(照明他残りの雑用)。

家庭的に恵まれて幸福の真っ只中という子はおらず、子沢山のやや混乱した家族、母親を事故で失ったばかりの少年、その事故に責任の一端がある男の娘など、中学ぐらいの年齢ですでに光も影も差しています。

親の許しを得ず夜車を持ち出し無免許運転をして、鉄道の駅に向かい、そこで撮影をしていた少年たちは大事故に巻き込まれます。1人の少年がたまたま通過中の列車にピックアップが正面から突っ込むところを目撃。直後に列車が脱線し、火災も含め大惨事になります。幸い死者はゼロか1名(もしかして列車の運転手?)。事故の規模からすると奇跡のようです。ピックアップを運転していたのは少年たちが通っている学校の理科の先生で、重症ですが生きています。少年たちは全員無傷。

列車はルービック・キューブぐらいの大きさの白い妙な物体をたくさん積んでいて、事故でそこいら中に散らばります。間もなく軍隊が出動して、事故処理を始めます。主人公の少年はその物体を1つ失敬。ピックアップに取り残された理科の先生は少年たちに「見た事を絶対に口外するな、でないと家族にまでも危険が及ぶ」と緘口令。少年たちは先生の言いつけなのでまじめに取ります。先生は軍の仮設病院のテントに収容されます。

☆ 少年たちの関係

6人は学校の同級生。1人が映画監督で、残りが俳優、裏方などを手分けして引き受け、夜親に内緒で家を抜け出し、ゾンビ映画を撮っています。監督の少年は主演女優が大好き。主演男優も彼女が大好きなので、軽い取り合いになります。

主演男優と主演女優はちょっとしたロミオとジュリエット状態。アリスの父親が酔っ払って仕事に出られなかったある日、ジョーの母親が代わりに仕事場に出向き、そこで事故が起きたためジョーの母親が死んでしまいます。それを許せないジョーの父親はジョーがアリスと付き合うことを禁じます。鉄鋼で生計を立てている町には時たま事故がありますが、ここ1年以上無事故。それがジョーの母親の死で、また無事故の日を1から数え直し。

少年たちが通っている学校の理科の先生ウッドワードはかつて軍の秘密研究所で働いていた大学者。その時の軍の方針に合わず、そこを辞めてしがない町で理科の教師をしていました。

☆ 軍の機密

大事故だったので軍が出動して事故処理に当たるのはさほど不思議ではありませんが、もう1つの理由は輸送していた物が軍の所有物だったこと。ルービック・キューブのような変な物体が恐ろしい数列車に積まれていました。軍はこの物体の回収に忙しく、住民を避難させる口実に野原に放火して煙を立てます。

子供たちに緘口令を敷く余裕があったウッドワードは、軍のテントの中で、事故についてあれこれ尋問されますが、口を割りません。大佐は駅の近くでコダックのフィルムの空き箱を見つけているので、ウッドワードの他に事故を撮影した者がいたのではないかと疑っています。実際事故でカメラの脚立が倒れ、スーパー 8 のカメラは回り続けていました。レンズは事故の方向を向いていました。口を割らないウッドワードは大佐の命令で殺されてしまいます。

かつては軍の科学者だったウッドワードは軍では知られた存在。機密扱いの研究が公にされては困るので、軍はやや強引に町民を空軍の基地避難させていますが、変な出来事が続いているので、「何か変だ」という噂は広がって行きます。

変な出来事というのは
 ・ 町中からペットの犬がいなくなる
 ・ 家庭で使う電気製品がなくなる
 ・ 車からエンジンが消える
 ・ 人が行方不明になる
などです。

☆ アリスが消えた! - ウッドワードの秘密

酔っ払いの父親を持つアリスはその夜父親ルイスと口論になり、カッとなって家を飛び出します。自転車で出て行く娘を車で追っていた父親は、娘が目の前で分けのわからない生物に拉致されるのを目撃します。母親もおらず一人娘をさらわれたルイスはさすがにショック。憧れのアリスがさらわれたと聞かされたジョーもショック。事件が鉄道事故と関連していると感じるジョーですが、ウッドワードから口止めされているので、話すわけには行きません。そこで少年撮影隊を召集して、みんなで学校のウッドワードの書類を見ようという話になります。いつもはアリスが提供していた足が無いので、スーパー 8 のフィルムを現像する写真屋の店員を巻き込み、車で学校まで連れて行ってもらいます。

ウッドワードは1958年からの新聞記事、写真、録音テープなどを集めていて、総合すると「宇宙人が地球に落ちて来て、軍が秘密裏に飼っている」という話になります。ウッドワードと軍の間に意見の相違があり、宇宙人を宇宙に帰そうというウッドワードと、宇宙人を研究対象としてしか見ず、高度な能力の秘密を探ろうとする軍との間に対立が生じています。

ウッドワードは宇宙人と直接接触したためテレパシーで宇宙人の意図を知り、宇宙人を解放すれば地球は安泰、解放しなければ宇宙人は地球を襲うという事を知っていました。列車にピックアップで突っ込み事故を起こしたのはそうやって宇宙人を逃がそうという試みでした。

子供たちは先生の遺志を継ぐ方向に。

☆ 親の方も

子供たちが少年探偵団をやっている間に、大人の方も軍がおかしいと思い始めます。ジョーの父親ジャクソンの職業は保安官代理。町民の安全を守るのが仕事で、当然ながら事故に関係のある方面に電話をしたり、責任者を探したりします。ところが情報が思ったように入って来ません。いくら軍の機密だと言っても、警察関係者には一般市民より多少は詳しい情報が入るか、少なくとも政府のどの機関の管轄なのかぐらいは知らせてもらわなければと考えます。ところが軍は一切情報を開示しません。そこに怪しさを嗅ぎ取ったジャクソンですが、何と軍に拘束されてしまいます。

何とか逃げ出し、軍人をとっ捕まえて取ってしまった軍服に着替え、町民のもとに向かいます。娘をさらわれたルイスもアルコールっ気が抜け、背骨がしゃきっとして来ます。事情が分からないまま変だと思っている他の保安官助手たちも協力し、行方不明になったアリスや子供たちを捜し始めます。

子供たちは学校でウッドワードの資料を見ているところを大佐に捕まってしまいます。軍の護送バスで連行されている最中に宇宙人が現われ、戦いになります。軍側はあっけなく負け、ドサクサに少年たちは護送バスから逃げ出します。大佐が死んだので、当面軍との揉め事は無くなりますが、アリスが行方不明な上、宇宙人がその辺を歩き回っています。町は火が入り大火になっています。

偶然少年たちは宇宙人が事故の後巣にしている場所を発見(このあたりはご都合主義)。行方不明の町民は意識を失って集められています。ふと思い出したのがスパイダー・パニック!確か、大型蜘蛛が町民を集めて洞穴に隠していましたっけ。

ま、その時宇宙人はまだ町民を殺さず、集めているだけだったので、アリスは助かります。ジョーは宇宙人に捕まってしまいますが、学校でウッドワードの資料を読んでいたので、テレパシーが使えることを承知しています。で、宇宙人に謝ったところ、宇宙人は子供たちには悪意を抱かず、無事解放。その後磁石で集めたたくさんの金属で宇宙船を作り、さようなら。

★ 別な機会に

上にも書きましたが震災と縁の無い人たちなら家族で楽しめる子供向き娯楽作品です。現在の日本のように自衛隊に対する信頼感が高まっている国、時期ですと、ちょっとズレが生じます。警官の方は主人公の父親が保安官という設定でもあり、わりと信頼が置けるように作られています。

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