YNGWIE J. MALMSTEEN の音___ 。

    それは敢えて50Wのマーシャルフルテンのディストーションサウンドであり .
    スキャロップ加工されたフレットボード特有の音程の揺れであり .
    リアルタイムに思考内容を記述していったかのような即興的ソロワーク .



             そのすべてが、 ”イングウェイ”〜 YNGWIE'S WAY . . .





          .

JENS JOHANSSON - Electric,acaustic keyboards
ANDERS JOHANSSON - Drums
MARCEL JACOB - Bass
JEFF SCOTT SOTO - Vocals

 

(2000/04/10)
 彼の作品の中で今作はかなり上位のフェイバリットだ。
 きらめくメロディー!神速のGソロ!王者の本領発揮を知らしめるに十分。
 一曲一曲の説得力が強く、"メジャーのイングウェイ"としての輪郭がはっきり見える。
 しかしいかんせん音が悪い?というか低音ボコボコしすぎ。
 彼の音作りの哲学?その感覚の核はどこにあるのかは分からないが、
 この伝統はすでにここで確立されていたと言える(^^。
 ちなみにJENS JOHANSSON (Key)は脱退後STRATOVARIUSに在籍し、
 YNGWIEに「裏切り者」と言われてしまいました。

  track list

 01. Prelude
 02. I'll See The Light Tonight
 03. Don't Let It End
 04. Disciples Of Hell
 05. I Am A Viking
 06. Overture 1383
 07. Anguish And Fear
 08. On The Run Again
 09. Soldier Without Faith
 10. Caught In The Middle
 11. Marching Out


(2002/09/17)
 この後発表されたアルバム"TRILOGY"。
 このアルバムで初登場、その後長い付き合いとなるMARK BOALS(vo)の驚異的歌唱力は圧巻。
 個人的に彼は、一人の人間としても結構好き。
 ラストに超有名曲のインスト、TRILOGY SUITE OP:5が収録。
 個人的にはオープニング・チューン、
 YOU DON'T REMEMBER,I'LL NEVER FORGETでノックアウトされた。
 これはすさまじく格好良く、美しかった。
 なんと言ったらいいのか、ただただ、格好良く、感涙。





           .





Yngwie 談義 第1話    .
   .



MICHAEL VESCERA - Vocals
MATTS "THAILAND" OLAUSSON - Keyboards,Small hammond organ
MIKE "THE SPIKE" TERRANA - Drums,Triangle

 

(2000/04/10)
 いやぁ、これは聴きました。もう聴いて聴いて聴きまくり。
 これはおそらく彼の作品の中で一番キャッチーと言えるでしょう。
 日本のファンを意識して制作したということは特にないと思うが、
 どんな曲がきても必ず次に”泣きのツボ”を攻めてくる曲構成といい、
 一般的に一番取っつきやすいアルバムになっていると思う。
 ”押しの歌唱”MIKE VESCERA(Vo)も今作の楽曲にドンピシャ。
 何故かなリヴァーブ感が漂うドアタマのGソロから
 〜前奏〜Vo:「NEVER D〜I〜E〜♪」の流れですでにKOです。

 ちなみにMIKE VESCERA(Vo)は、昔日本のHMバンドLOUDNESSで歌ってた人で、
 今作ではYngwieの別れたひとへの恨みつらみを全力で歌ってあげたりしていましたが、
 次作では「頼んでもねーのに歌詞書いてきやがった」とか
 「のど潰してツアーさぼりやがってしかもそん時俺の女とベッドインしてた」
 (これはについてはMIKE VESCERA本人は否定している)などとすげーたくさん
 言われながら、色々なうわさを残してバンドを去って行きました。

(2000/08/13)
 再び今年の7、8月、外出時において、
 MDウォークマンで連日パワープレイ。
 今回は、5〜7曲目の流れにとりつかれてました。

  track list

 01. Never Die
 02. I Don't Know
 03. Meant to Be
 04. Forever One
 05. Hairtrigger
 06. Brothers
 07. Seventh Sign
 08. Bad Blood
 09. Prisoner of Your Love
 10. Pyramid of Cheops
 11. Crash and Burn
 12. Sorrow
 13. Angel in Heat




      

          .

































      .

MARK BOALS - Vocals
BARRY DUNAWAY - Bass
JOHN MACALUSO - Drums
MATS OLAUSSON - Keyboards,BackingVocals

 

(2000/04/10)
 音楽作品としてあまり高い評価をしない向きもあるが、
 だけどこれ、ギターやってる人にはたまらないんじゃないだろうか?
 彼の作品の中にこういうのがあって正にしかるべき。
 ある意味一番飽きがこない作品とも言え、そしてやはりめちゃくちゃかっこいい。
 聴き手に媚びるところが全然ないっていう彼らしさもひと際な一品。
 やはり彼のプレイを聴いていると他の数多ネオクラ達がカスむ。
 クラシカルなフレーズを速く弾くだけじゃダメなのは自明だが、
 この一聴して彼とわかるある種のオーラを他者から感じない謎を解くカギは、
 『(したくない、、)』ということも必ず関係があると、
 自分は太古の昔から思っていたと記しておく。
 それはさておき王者尚も君臨、天才にして努力家の栄華はまだまだ続く。
 MARK BOALSのVoも、”TORILOGY”の時よりすげ〜。
 ちなみにかつてRIOTに在籍していたJOHN MACALUSO(Dr)は、
 ”ヘタクソ”と評す人も少なからずいるようだが(個人的にはスネアのアタック音が変)、
 YNGWIEは彼のドラムに満足しているようで、今のところ一安心です。

(2000/08/13)
 今年の8月中旬から、外出時において、
 MDウォークマンで連日パワープレイ。

  track list

 01. Blitzkrieg
 02. Leonardo
 03. Playing With Fire
 04. The Stand
 05. Wield My Sword
 06. Blue
 07. Legion Of The Damned
 08. Deamon Dance
 09. Hangar 18, Area 51
 10. Voodoo Nights
 11. Usylum (I-Usylum, Ii-Sky Guphoria, Iii-Duantum Leap)


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(2000/04/10)
 YNGWIEのアルバムでどれが一番かって、そんなこと、
 とてもとても決められない。ただ、同一ラインナップでの2枚目は
 いまいち弱い傾向があると思う。

(2000/09/13)
 先日、ようやく"RISING FORSE"を購入した。
 なんで今まで持っていなかったかというと、特に深い意味はない。
 いやぁ、やっぱりこの人、天才だわ。この1stアルバムである意味、
 彼が持っているもののほとんどを既に披露してしまっているのではないだろうか。
 聴いた感じピッキングの印象がむしろ、彼の全てのアルバムの中で
 最も”速さ”と”キレ”を感じる。まさに”1stで完成”。
 かといって、その後発表した数々の楽曲において、
 曲それぞれに”色”があり、決して似たような曲がない。
 デビューから全く方向性を崩さず、一つのカテゴリーの中だけにあって、
 これだけの様々な音楽的表現が出来る彼は、やっぱり天才だ。
 この1stアルバムを聴いて、あらためてそう思いました。




(2000/11/23)
 "WAR TO END ALL WARS"購入。
 またも素晴らしい全編YNGWIE-WORLDで一安心、大満足。
 しかしなんと言っても、彼のギターサウンドは僕にとって、
 ものすごく大きな説得力を持つものだ。
 世界中に点在する”YNGWIE狂”が彼のサウンドを求め、
 ギターから機材の細部(ストラップも!?)に至るまで、
 YNGWIE仕様にするというのも僕には理解できる。
 オリジナリティーや自己主張と言った、己の存在意義の追求が人生の魅力の一つならば、
 彼らにとっての”神”の如き存在に自らを近づけようとする、
 近づくことの喜びこそを糧と考える、そこにも十分なアイデンティティを見いだせるという、
 もう一つのやり方が間違いなくあるんだと思う。





(2002/09/17)
 "ATTACK!!"購入。
 いつも通りYNGWIEまんまで、安心。
 というか、彼に関しては、その類の不安はまったく必要ないのだろう。
 プロデュースの向上と(っていうか前作が何かおかしいのだ)、
 ドラマー交代による(前任者は違和感あり)サウンドの安定感で、
 間違いなく前作より聞き易い。Doogie White (vo)も強力で申し分なし、
 そしてYNGWIE
 何はともあれ、言うまでもない全編YNGWIE節、
 後は、曲が耳になじむまで聴いて聴いて聴くのみ。



(2005/02/23)
 "UNLEASH THE FURY"購入。
 いやぁ、このお方の意志貫徹振りには、
 ただただ敬服するしかない。
 ハコジャケの写真も20年前のまんま。
 しかし、自分の確固たる完成形を築いてしまったのだから、
 変える必要もないわけだ。
 孤高にして最高の存在。誰も追いつけるものか。
 YNGWIE万歳!!















  Yngwieみたいに弾きたい!
          (しかも比較的手軽に。)


  
  Fender YJM OD Yngwie Malmsteen Overdrive
    [並行輸入品]


    イングウェイ・マルムスティーン本人との密接なコラボ
    レーションを経てデザインされたオーバードライブ。
    イングヴェイの音に近づけたい人には必須。


  
  JIM DUNLOP 41C YNGWIE MALMSTEEN
    WH 2.00×12枚


    つま先で蹴り上げてファンにプレゼントするも良し。









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(2008/11/25)
 "PERPETUAL FLAME"購入。
 本人曰くの所の「原子力潜水艦」化はさておき、
 今回もまた言うまでもなく、曲の構成・彼のプレイ全般に至るまで
 まったくもってこれ、「YNGWIEのアルバム」そのものであり、
 僕という一ファンにとって、十分に満足のいくものであることが、
 ここへきて驚異に感ずる位のスタイル不動ぶりは、
 もう他には類をみない。 
 アルバム発表スパンの短い彼が今回3年かけた割に
 楽曲やGプレイの練りが足りない、相変わらず音質が悪い、などという
 批判の数々は、大方彼にとって意味をなさないものである。
 そもそも彼に対する建設的音楽的意見は存在しない。
 元々そうだったようにすべては彼が決めることであり、
 且つ彼にとっての”冒険”は、我々ファンにとっての”安心”の範疇である。



(2013/06/25)
 更に"RELENTLESS"、"SPELL BOUND"と止むべくもない彼の音楽的歴史。
 リアルタイムに色々と感じ、考えもしたが、
 いや、ティム・リッパーが合う合わないとか居なくなったとか
 もうそんなことじゃない。 ただただそこに"彼の楽曲"があるのみ。
 あるところを超えての「分析」などは、おそらく彼に対しては(自分にとっても)
 ある種無意味で、 新たに沸く興味を敢えて探すなら、
 遠い未来、ロック史あるいは人類の音楽史に、"彼の仕事"はどのように刻まれているのか。
 可能なら見てみたい気がする。 

 でもそれはいま自分が享受している音楽的感動の大きさからすれば
 本当に本当に小さな興味だが__。



(2017/11/14)
 無駄話ですが、ipodで彼の作品を一気に聞き通そうと思うも、
 アルバムごとに結構名義が違うんで、結局ちょいちょい操作しないと
 して、そんな面倒をかけるところも
 いちいち如何にもYngwieらしくてこれもまた良しというべきか..。





   Amazon YNGWIE作品情報一覧
 [Searching results of "YNGWIE" on Amazon]





 ■ 参考人 ■   〜 Beyond the reference.



 ダッシャン=ペトロッシ [Dushan Petrossi] (≒Yngwie)




 風貌そっくり、そのプレイスタイルも本家にそっくりと言われるベルギー出身ギタリスト、
 ダッシャン=ペトロッシ

 メロディックスピードメタルバンドMagic Kingdomを率い、並行して自身のソロプロジェクトである
 Dushan Petrossi’s Iron Mask (2002結成)のGとしても活動、この活動名義からやがて"Dushan Petrossi’s"
 がとれて、4th「Black As Death」 (2011年)ではマーク・ボールズ(vo)、故マッツ・オラウソン(key)、
 ゲストにヨラン・エドマン(vo)をも迎え、本家へのフリークぶり爆発&そっくりさんとしての話題性の補強もフル装備。
 そして続く5th「Fifth Son Of Winterdoom」 (2013年)もマーク・ボールズがボーカルを務めている。

 Magic KingdomにしてもIron Maskにしても確かにYngwieファンである証たるプレイ
 &楽曲は随所にあるが、無数に存在するいわゆるフォロワー群において彼は特段本家に近いわけでもなく、
 「Fifth Son Of Winterdoom」においても全編において自信の音を本家に"寄せようとしている"感じすらしない。
 風貌はあまりに似ているし、本家人脈の大物が次々関わってるんで、
 「わあこっちが本家みたい」って雰囲気になってしまって、中には「本家のほうの楽曲が最近イマイチなんで、
 こちらの方聞いてみるのがオススメ」とか更には「何も言われないで聞いたら本家の新作と勘違いしそう」
 とまでの感を持ってしまっている向きもあるようだ。

 だけど結構Yngwieが好きで何作か彼の作品に触れているファンなら、ダッシャン(≒Yngwie)のプレイも音も
 ネオクラ勢の中で特段Yngwieだとも思わないはずだし、なによりダッシャン(≒Yngwie)本人がそこまで
 似せようともしてないんだろうってことも感じると思うんです。もいっかいじっくり聞いてみるといいよ。


 ポイントと思うのはここ。
 Yngwie大好きで外見もそっくりなGuitaristがいてメンバーもYngwie人脈だし
 「これは..!」と思って飛びついた音は実はそこまでYngwieじゃない。

 でもきっとそこでがっかりはしないと思う。彼の音楽の中にはしっかりとしたスタイルがあって個性があるから。
 そこで彼の本当の魅力に出会っていつの間にか彼の世界の中に取り込まれているんじゃないかと思う。
 何より彼には才能がある。

 すげーじゃん、ダッシャン。

 これぞまさに 画期的 「Yngwie商法」 ではないか!


 ... いやこれ、かなりのほめ言葉ですから。

 ほんとに。


 マーク・ボールズ(=いい人)もきっとダッシャン(≒Yngwie)の真意をわかっとる気がします。

(2015/06/01)