●ドラ猫のCG講座●

5時間目言ったら、もうお昼休み以降の授業ですね・・・

眠くなるんですよね・・・5時間目って・・・そんなCG講座です。

 5時間目 仕上げ

4時間目に戻る

作業15 「目の作成」

影も付け終わったところで、次に目を塗ります。

自分は目が作品の命だと思っています。 これは、イラストでも人形でも・・・もちろん人間で言えることだと思います。

でも、大事な部分だけあって、人によって表現方法が違い個性が現れます。

今回は、自分の描き方を書きます。

   
まず、白目から。

顔の部分の選択範囲を読み込み、新規レイヤーに白を塗ります。

   
次に、影を入れます。 

まず、白目を塗ったレイヤーを選びます。

次に、「Ctrl」ボタンを押しながらこのレイヤーをクリックします。

そうすると、なんと、そのレイヤーの色のある部分・・・ここで言うと白目だけが選択範囲となります。

この「「Ctrl」+クリック=特定部分の選択範囲」は色々なところで応用出来ますので、覚えておくと便利です。

新規のレイヤーに影を入れます。 選択範囲が目の部分だけですので、余計な消しゴム作業が不要でとても楽です。自分は基本的に影は2段階で入れます。 目も同じです。

   
次に、黒目。

目の選択範囲を読み込みます。

   
そして、このように濃淡を出していきます。
   
黒い瞳を入れて、全体的に黒を足し・・・
   
ハイライト(光)を入れ透明感を出したら完成です。

作業16 「ハイライト」

次にハイライトです。 要は光で白く見えるところの事です。 作業内容自体は作業14の影の塗り方と一緒です。 透明度を変えたりすると、ちょっと綺麗になるかもしれません。

作業17 「線画」

いよいよ佳境に・・・線画に色を入れます。

基本的に黒一色や、濃い系の茶色のみと言うのでも良いと思うのですが・・・自分は柔らかさと。技術力の無さのカバーのために線画にもある程度の色を入れます。

作業12で線画のレイヤーに色を塗ってはいけないと書いたのは、この作業のためです。

まずは線画のレイヤーを選択します。 

丸で示された「選択部分の保護」にチェックを入れます。

これを選ぶと、線以外の部分に色は塗れなくなります。

要は前述の「Ctrl」クリックと同じ効果ですね。

あとは、これまた根気よく塗っていきます。

消しゴムは使えませんので、はみ出した場合は、色を塗り足してください。(消しゴムを使うと、線自体が消えてしまいます。)

で、こんな感じに。 ほぼ完成ですね。

作業18 「仕上げ」

最後にレイヤーの統合を行います。

まずは、背景のレイヤーを選択から外して、メニューから「レイヤー」→「表示部分を結合」を選びます。 もしくは、「下のレイヤーと結合」を選択し、1つ1つ統合していきます。

ここで背景のレイヤーは統合をしないように。

お好みで、背景レイヤーと統合した作品の間に背景を入れたり、文字を入れたりしてください。

☆O(▽^O)三(O^▽)O☆ 「完成」 ☆O(▽^O)三(O^▽)O☆

こんな感じです。

説明文を読んでいると面倒だな〜と思われるかもしれませんが・・・

確かに面倒です!!(笑)

でも、作品を作る喜びみたいなものを味わうと、面倒なことは忘れてしまいます。

皆様も、機会があればお試しください。

そして、描きたい絵を描いてみてください。

参考までに、自分はCGは、独学と言いますか、本を読んで勉強したのみです。 ですので、基本とかそういうのは全く無視です。 すいません・・・。

なお、自分が参考にした本は、『ファンタジェンヌ特別編集美少女CG工房実践編』(晋遊社)という本です。 カーネリアン先生、天織龍樹先生、しかげなぎ先生などがCGの描き方を説明されていてとても参考になりました。 今はもう絶版になっているかもしれませんが、別の先生方が書かれたその系の本はいっぱいありますので参考にしてみてはいかがでしょうか?

4時間目に戻る / トップに戻る