R20
悪の華
XS

第1章  遠い昨日の記憶  

運命の出会い(XS)
Xanxus16-Squalo14

注 
R18
(ザンザスの女とスクのH)

5




「ゔぉおおい、ザンザス、いねえのかぁ?」
スクアーロはいつものように、大声で怒鳴りながら、ザンザスの私室に足を踏み入れた。
「もう・・・なんなの・・・?」
美しい茶色の髪の女が深紅のバスローブ姿であらわれ、スクアーロは固まった。
真っ赤になって逃げようとする手を、女がつかんだ。

「あなた、誰? 制服着てるのね。同級生? それとも友達かしら?」
「え゛、いや・・・。オレはそんなんじゃ・・・」
女は自信満々な表情で、固まっているスクアーロを壁に押しつけた。
スクアーロはこの女を何度か見たことがあった。
ザンザスの女だ。どこかのお嬢様で、ザンザスに首ったけだと聞いている。
「うふふ。かわいいわね。はじめてかしら」
女の目がきらりと光ったけれど、動転しているスクアーロは気づかなかった。
「お姉さんが、いいこと教えてあげる」
やわらかい胸を押しつけられ、股間をまさぐられると、スクアーロは何がなんだか分からなくなった。
はじめての刺激に身体も気持ちも追いついていかず、混乱した。
わけも分からないうちに、すばやくズボンとパンツを下ろされ、床に押したおされて、女が乗って来た。
昂ったスクアーロのものを慣れた手つきで、身体の中にくわえこんだ。
ゔぁああ、ぬるぬるしててすげえ締め付けられて、爆発しちまいそうだ。
てか、だめだぞぉ、これは、ザンザスの・・・。
そう思いながらも、スクアーロは迫りくる快楽にたまらず、女の中で果ててしまった。

「何をしている」
冷たい声がして、スクアーロと女は固まった。

「この子が誘ったのよっ!! 私は嫌だって言ったのに!!」
女は声を張り上げ、ザンザスに媚びるような笑顔を向けた。

「・・・おれは・・・。すまねえ・・・」
スクアーロは急に態度を変えた女を見て、身体まで覚める思いだったが、
何を言っても無駄だとあきらめた。

ザンザスは愛用の銃を取り出した。
スクアーロに銃を向けると、女が勝ち誇ったように叫んだ。
「撃って!! その子を撃って!! その子はもういらないでしょう!!   私がいるもの!!
私はあなたの子どもが生めるわ!! ボンゴレの子を生めるわ!!」

ザンザスは、銃口をその女に向けると、ためらうことなく、引き金を引いた。
サイレンサーつきの銃は音も立てず、その女の眉間に小さな穴を開けた。

ザンザスの身体中を憤怒の炎が覆っていた。

スクアーロはうっとりとそれを眺めた。
次に額を撃ち抜かれるのは自分だろうが、この炎に焼かれるのも悪くない。





  
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