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【図−7.7.1】 |
アルビン・カウンター・ギャンビット。
クイーンズ・ギャンビットに対する、黒からの応手ですので、図は全て黒から見たものです。
手元の「GAMBIT CHESS OPENINGS(Eric Schiller著)」を見ると、「GMレベルでは、時折指す人はいるようだが、プロの世界ではあとあとそれが刺激となることは無い」
ようするに、「指せば負けるオープニング(勝ったとしても白の明らかなミスで)」なわけです。
それはそうとして(?)、アルビン・カウンター・ギャンビットは、1800年代末に、ルーマニアのアルビン(Albin)によって指され、その後はピルスバリー(Pillsbury)やマーシャル(Marshall)といった攻撃的なプレイヤーによって指されました。
図−7.7.1以降、普通は以下のように進みます。
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【図−7.7.2】 |
黒としては、クイーンサイドにキャスリングすることで、キングの安全を確保し、e5の白ポーンをどこかで取り返すこと。
さらに、d4のポーンをプロモーションすること、あるいはキングサイドにキャスリングした白のキングに攻撃を仕掛けることが主な戦術となるようです。
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